エアガンやガスガン、電動ガンなどのトイガンを手掛ける東京マルイの独自イベント「東京マルイFESTIVAL 2023」が2023年11月11日(土)と11月12日(日)の2日間にわたり、東京・秋葉原のベルサール秋葉原にて開催されています。
約4年ぶりにリアル開催となった本イベントでは、今後発売を予定している注目の新製品が多数展示されていました。ここでは、本イベントで展示されていた多数の新製品の中から、期待値の高い筆者注目のベスト5をランキング形式でご紹介します!
会場壁面にはエアガンやガスガンなどがずらりと並び、圧巻の景色です
一部製品は実際に手に取って触れることもできました
イベント初日はあいにくの空模様でしたが、10時の開場直後から多くの人でにぎわっていました
注目モデル第5位は、アニメ「リコリス・リコイル」のコラボモデル「千束の銃」です。これまでアニメ「リコリス・リコイル」の主人公のひとり、錦木千束が愛用するハンドガンをガスブローバックガンで再現した製品であること以外の情報はほとんど明らかにされておらず、やきもきしていた人も多いかと思いますが、本イベントでついにお披露目されました。
今回はアクリルケース内に収められた展示のみでしたが、スパイクの付いたストライクプレート、サムレスト付きのグリップなど、錦木千束が作中で愛用していた目を惹く特徴的な銃のデザインがしっかりと再現されていることが確認できました。ちなみに、今回展示していたものは量産版になるそうで、デザイン面はこちらで完成とのこと。発売時期や価格についてもそう遠くない時期にアナウンスできそうとのことなので、続報に注目したいところです。
注目モデル第4位は、電動ガンプラスシリーズ第3弾モデル「G36C PLUS」です。「PLUSシステム(FET回路)」やメカボックス改良による安全性や快適なトリガーレスポンス、Li-Poバッテリー対応などで、スタンダードタイプの電動ガンよりもワンワンク上の性能を実現した電動ガンプラスシリーズは、コロナ禍が明けてサバゲーブームが再燃する中で注目度も徐々に高まってきているそうで、同社はスタンダードタイプの電動ガンを徐々に電動ガンプラスシリーズに置き換えを進めています。すでに第1弾モデルの「P90 PLUS」は発売中で、第2弾モデルの「PATRIOT PLUS」も開発中であることが発表されていましたが、今回のイベントではそれらに次ぐ第3弾モデルとして「G36C PLUS」の投入予定が明らかにされました。
「G36C PLUS」は、電動ガンプラスシリーズの特徴を兼ね備えているのはもちろんですが、スタンダードタイプの「G36C」からデザインも一部変更。3段階の高さ調整可能なストック上部のチークピースを標準装備したほか、標準装備のマウントレールもミディアムレールに変更されています。詳細は現時点では未定とのことですが、発売時期は第2弾モデルの「PATRIOT PLUS」よりも後になり、年明け以降になるそう。価格も、スタンダードタイプの「P90」と電動ガンプラスシリーズの「P90 PLUS」の価格差に近く、スタンダードタイプの「G36C」よりも数千円高くなる見込みだそうです。
マイナーチェンジを続け、さまざまなバリエーションモデルのある同社の「Hi-CAPA(ハイキャパ)」シリーズ。なかでも「Hi-CAPA D.O.R」は、同社の「マイクロプロサイト」をマウントなしで装着可能なカスタマイズ性や、新型ブローバックエンジンによるキレのよいアクション、ガス燃費のよさなどでサバゲーユーザーの中でも愛用者が多い人気モデルです。
そんな「Hi-CAPA D.O.R」にホワイトのカラーリングを施した「Hi-CAPA White D.O.R」が筆者注目モデル第3位になります。フィールドによっては若干目立ってしまう可能性もありますが、真っ白なボディに真っ赤なトリガーを組み合わせた個性的なデザインはみんなの注目の的になること間違いなし! 「マイクロプロサイト」も本体と同系色のホワイトカラーをラインアップ予定とのこと。本体も塗装だけでなく、樹脂パーツそのものを白ベースで作っており、誤ってぶつけて傷つけてしまった際も色剥げが目立たないところもうれしい配慮ですね。なお、発売時期は2024年で、価格は「Hi-CAPA D.O.R」よりもちょっと上くらいになるそうです。
注目モデル第2位は、ハンドガン「GLOCK17 Gen5 MOS」です。「GLOCK(グロック)」シリーズは手軽なエアーコッキングモデルもラインアップされていますが、こちらは強烈なリコイルで人気の高いガスブローバックの最新モデル。「GLOCK」シリーズの基幹モデル「GLOCK17」の最新第5世代を再現したモデルで、“MOS”という製品名のとおり、光学サイトを取り付けできる「Modular Optic System(MOS)」が再現されており、スライド後部に同社の「マイクロプロサイト」を搭載することができます。
また、“MOS”を忠実に再現しつつも、ガスブローバックガンならではのしっかりとしたリコイルを体感できるよう、シリンダー容量を約20%アップした新エンジンを搭載したほか、シリンダー容量アップによるガス消費量をカバーするために、格納できるガス容量を20%アップした新型マガジンを採用したのも大きな特徴です。ちなみに、新型マガジンは既存の「GLOCK」シリーズと互換性があるとのこと。近日発売予定で、価格は19,800円(税別)とのこと。“グロックGBB”のファンはぜひ注目したい1台です。
筆者注目モデル第1位は、ガスブローバックタイプのショットガン「SAIGA-12 SBS」です。同社はすでに「SAIGA-12K」をラインアップしていますが、今回発表された「SAIGA-12 SBS」は、ショートバレル&折りたたみ式ストックを採用するなど、さまざまなカスタマイズを施したオリジナルカスタムモデルという位置づけ。
「SAIGA-12K」同様に3発同時発射できるほか、新たにフルオートにも対応。残弾数を気にせずフルオートを使えるよう、「SAIGA-12K」に付属する従来型のマガジンから装弾数を2倍に引き上げた新型のロングマガジンが付属するのもポイントです。光学サイト用サイドレールも標準装備しており、移動中はコンパクトに折りたたんで小回りを利かせ、狙いを定める際はストックを展開して光学サイトを組み合わせるといった使い方も可能になっています。取り回しがよく、屋内フィールドなどでも使いやすい実践的なアップグレードが施された「SAIGA-12 SBS」。ガスブローバックの本格的な射撃フィーリングを兼ね備えたフルオートショットガンという唯一無二の個性はまさにインパクト大です。発売は2024年春頃、価格は未定となっていますが、イベントでいち早く触れるので、ぜひその魅力を体感してみてください。
ここまで注目モデルベスト5を詳しく紹介してきましたが、イベント会場にはこのほかにも新製品が多数展示されていました。最後にそのほかの製品をサクっとフォトレポートでご紹介します。