人気ラーメン店と食品メーカーが共同開発した「コラボカップ麺」を検証する本連載。今回は特別企画として、ラーメンではなく、日本全国に展開する人気カレーチェーン「カレーハウスCoCo壱番屋」とコラボレーションした「香ばし小海老天カレーそば」(エースコック)をお店の味と食べ比べてみます。こちらの記事でもご紹介した通り、発売されたばかりの新商品。はたして、皆さんおなじみのココイチの「あの味」は再現されているのでしょうか?
ラーメンと同じぐらいカレーも大好きな筆者。ココイチのコラボカップ麺が、どうしても気になってしまう!
日本全国に店舗を展開し、「ココイチ」という愛称でもおなじみのCoCo壱番屋。ココイチのカレーの味は皆さんも重々承知とは思いますが、コラボカップ麺と比較するため、あらためてお店の味を確認してみることに。今回訪れたのは、価格.comマガジン編集部からも近いCoCo壱番屋 JR恵比寿駅東口店。来るべきコラボカップ麺の試食に備えて、気合を入れて、ココイチの店舗に向かいます。
今回は、CoCo壱番屋 JR恵比寿駅東口店にうかがいました
ココイチのカレーと言えば、豊富なメニューとトッピングが魅力。ついつい欲張って、1,500円ぐらいする豪華なカレーを注文してしまうことも。ただし、今回はなるべく定番のカレーで味を確かめたいので、筆者が大好きなチーズトッピングは泣く泣く諦めて、定番メニューのノーマルな「ロースカツカレー」(辛さは普通)を注文しました。
人気メニューのロースカツカレー。本当はチーズトッピングにして、「カツ」「カレールウ」「チーズ」という三重奏のハーモニーを楽しみたかったところ
ココイチのカレールウは、ほかのカレーチェーン店に比べて、サラサラした印象です
ココイチのお店でカレーを食べた後は、さっそくコラボカップ麺をチェック。フタを開けると、粉末スープ、小海老天入りのかやく、とび辛スパイスという3つの袋がありました。なかでも、とび辛スパイスは、食べる直前に入れるようです。そういえば、ココイチのお店にも、卓上用の容器に入ったとび辛スパイスがありますよね。
パッケージの色づかいを見ると一目瞭然。ひと目で、ココイチとわかります
カップの中には、粉末スープ、かやく、とび辛スパイスが入っています
かやくの中身は、ネギと小海老天。しっかり姿が残っている小海老も見えます
とび辛スパイスを仕上げに入れて、小海老天カレーそばが完成!
スープの香りや味をチェック。おぉ、これは紛れもなく、ココイチだ!
そばは、一般的なインスタント麺という印象。インパクトの強いスープには勝てなかったか?
驚きました。粉末スープの袋を開けた瞬間から、ココイチのあのカレーの香りが! もちろん、お湯を入れた後のスープの味や香りも、お店で食べたココイチのカレーと瓜ふたつです。これは、ココイチの味を知っている方なら納得のクオリティではないでしょうか。唯一気になる点とすれば、おそば屋さんのカレー南蛮で味わえるような和風ダシの風味が弱いこと。そのため、よくも悪くも、「ココイチのカレーそのもの」という味に仕上がっています。
また、カレースープは熱が逃げにくく、10分以上経ってもまだアツアツです。実際に、麺を天地返ししてひっくり返してみると、カップの底からボワっ!と湯気が一気に上ってきました。そんなカレースープに〆として投入するのは、もちろんご飯! 別途用意したご飯をカレースープの残りに浸して食べると、それはまさに、ココイチのカレー! ココイチのカレールウはもともと、サラサラしているので、違和感は、ほぼありません。このコラボカップ麺を食べるなら、ご飯は必ず用意しておくべき!
ご飯は必須! ココイチのカレーをほぼ再現できた!
ご飯は必須! とは言ったものの、これだけ食べると、お腹がかなりいっぱいになりました
今回食べたコラボカップ麺は、ココイチのカレー味をかなり高いレベルで再現しています。そのため、「今すぐココイチを食べたい!」「しかし、お店まで遠い!」と日ごろから思っている方は、お家にストックしておくといいかもしれません。余談ですが、カレーの名店の味を再現したインスタント食品は数多く発売されていますが、どれも再現度が高い印象があります。この連載は主に人気ラーメン店とのコラボカップ麺を取り上げていますが、今回のようなクオリティの高いカレースープを味わうと、ラーメンスープの再現度にまだまだ伸びしろがあるような気がしてなりません。