以前ご紹介したことのある、スマートフォンで操作するボール型のロボットトイの“Sphero”。スマートフォンと接続し、操作をしたり、それ自体が入力デバイスとなったり、アプリ次第で多様な遊び方ができる次世代型の玩具としてご紹介しました。そんなSpheroに兄弟分とも言える商品が日本でも発売されました。
“Ollie(オリー)”と呼ばれるこの商品は、Sphero同様、スマートフォンで操作するロボットトイという点は同じ。しかし、Spheroと大きく違うのは、樽型の形状で、基本的にはスマホで動かして遊ぶラジコン的なロボットであるということ。ただし、スピードが秒速最大6.3メートルと、かなりのスピードで走行できます。また、アプリを使って、スピードはもちろんグリップなどを自由に調整でき、スケートボードの動作のようにダイナミックに動かして遊ぶことができます。
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スマホのアプリ画面。画面を横にすると“トリックモード”になり、右側のパッド上で、スワイプやホールドといった操作をすると、スピンやブレーキング、フリップなどのトリックのある動きで動かせます |
走行中。けっこうスピードが出ます!
アプリによって多様な遊び方ができるSpheroとは違い、現状提供されているアプリは1種類ですが、今後もアプリやアクセサリーは増えていくとのこと。ただし、Spheroのようにアプリのバリエーションというよりも、操作する側のドライビングテクニックのバリエーションで楽しんでいくといった方向性のガジェットです。そのため、Spheroに比べると、ルール的なものに縛られずより直感的に遊べる印象。スピン、ドリフト、フリップなどドライビングテクニックを上げるには練習が必要ですが、Spheroに比べると最初の取っ掛かりが容易で、低年齢の子どもから大人まで遊ぶことができます。
遊び方はラジコンに似ていますが、より高いパフォーマンスを楽しめる商品。ちょっとハイテクでクールなこちらの商品は、ストリート系シーンで目立つこと必至です。