2016夏、劇場公開の映画「シン・ゴジラ」で新たなゴジラを目撃した皆様はどんな感想をお持ちでしょうか? 筆者も久しぶりに映画館で興奮してしまいました。いやーゴジラ圧倒的! そしてデカすぎ! そんな映画の興奮をご自宅でも楽しみましょう。今回はバンダイから発売中の「怪獣王シリーズ」から「ゴジラ2016」をご紹介いたします。「怪獣王シリーズ」はいわゆるソフビ製の怪獣フィギュアで、昭和世代のお父さん世代にはちょっと懐かしい質感と匂いがするフィギュアシリーズです。しかも全長約28cmの巨大サイズと、まさに黒くてデカくてたくましいゴジラなのです!
![]() |
出ました! 2016年版ゴジラ! 見よこのまがまがしさ! |
「シン・ゴジラ」は『ヱヴァンゲリヲン』の庵野秀明監督によるゴジラで、その圧倒的な大きさと強さで東京を壊滅状態にしていくわけですが、なんといってもその姿に特徴があります。ネタバレは避けますのでご安心を! 今回の商品だけに限定してお話しますね。話を戻して、まずはこの姿です。写真をご覧のとおり、なんというまがまがしさ! どちらかというと恐竜とかいわゆる怪獣のイメージだったゴジラの概念をぶち壊す恐ろしい姿になっています。こんなの出てきたらそりゃ逃げますよねー。この「怪獣王シリーズ」では劇場版の姿をかなりリアルに再現しております。色合いやゴツゴツ感などとてもよくできていますよ。
![]() |
お顔のアップ。ああ! この目が怖くて怖くて… |
![]() |
横顔です。どことなく無機物のような不気味さもあります |
顔怖いですよねー。いやーなんというか夢に出てきそうな怖さです。ハリウッド版ゴジラでさえ、白目と黒目があって生物らしかったのに、今回のゴジラはなんというか白目! フィギュアでこんなにリアルに再現しなくていいのに! っていうくらい白目で怖いです。そしてデコボコとした質感もフィギュアでリアルに再現されております。手に取ったときのゴツゴツ感がなんとも気持ちいいです。彩色は黒をベースに赤く焼けただれたような模様も細かく再現されております。特に胸元とか尻尾の先とかはかなり細かくなっているのがすごいですね。
![]() |
特徴的な巨大な尻尾! まさかあんなことになるとは…!! |
ソフビ製のフィギュアですが、この大きさゆえにずっしりと重いです。なにせ全長28cm。最近の可動フィギュアのトレンドが約16cm前後ですから、約2倍の大きさがあります。迫力満点です。さらに巨大な尻尾でその存在感が際立ちますよ! ソフビ製なので可動に関してはほぼないと思ってください。小さい前足がかろうじてちょっと動く程度です。大きなうしろ足は前後に可動します。大きさとリアルさを楽しむフィギュアだと思って飾ることにしましょう。
![]() |
500mlのペットボトルと比較。さらに以前紹介した「モンスターアーツ ゴジラ」と比べても倍以上です! |
もちろんただ大きいだけではありません。リアルさにこだわっている部分は細部に見られますよ。足先や背びれなんかもとてもリアルに、そして気持ち悪くできています。うんうん、劇場で見たときの、ちょっとドン引きするくらいの気持ち悪さがよく出ていますよ(褒め言葉ですよ!)。特に本当に小さい前足。これポスターとかで見たときに、なんでこんなに前足ちっちゃいんだろう? って思ったのですが、それもまた忠実に再現されております。ぶっちゃけこんな短い前足だったら、頭とかかけないだろうなーなんて思っちゃいますよ。
![]() |
前足は気持ち可動します。にしてもちっちぇー! |
![]() |
背びれのグロさ加減もとてもリアル |
![]() |
足の爪先のゴツゴツ感もとてもよくできています |
![]() |
ポスター風に撮影!あーやっぱり怖い顔 |
この「シン・ゴジラ」のフィギュアは同じバンダイより「ムービーモンスターシリーズ」としても発売されており、また「S.H.MonsterArts」からも発売が予定されておりますが、サイズに関してはやはりこの「怪獣王シリーズ」のゴジラがダントツで大きく迫力があります。当初は「ムービーモンスターシリーズ」でいろいろ紹介しようと考えていたのですが、やはりこの巨大な存在感に引かれて、こちらを選びました。実際に本当にデカくて、棚に飾っておいても入りきらないくらいなのですが、ゴジラに関しては大きければ大きいほどいいな!というのが個人的な感想ですね。
![]() |
圧倒的な存在感で楽しめるゴジラフィギュアの決定版です |
![]() |
東京を見下ろすゴジラ! みたいな |
「月刊PCエンジン」誌で編集ライターデビュー。「64DREAM」誌デスクを経て前職はXbox 広報のゲーム漬け人生。猫とガンプラとaqoursが存在理由のホビー担当。