じめじめ蒸し暑いですね〜。冷たい飲み物をゴクゴクやりたい気分です。
時に皆さま、お酒はお好きですか? 隊員Kは酒好きのわりにちょっと弱くて、あんまりたくさんの量をいただけません。なので「とりあえずビール」とかしないで、初めから好きなお酒を頼んじゃうタイプです。
最近凝ってるのが日本酒や焼酎なのですが、こだわる人は酒器にまでこだわる奥深い世界だそうですね。形から入るタイプなのでちょっくら調べてみようとネットサーフィンしていましたら、またまた気になる商品を見つけてしまいました。
なんか私ったら、いつも何かしら「気になる商品」を見つけてる気がしますね。レビューライターが天職なんでしょうか。
北海道 こんぶぐい呑み
こんぶ、コンブ、昆布です皆さん。なんで昆布でぐい呑みを作ろうと思ったんでしょうか。スゴい人の考えることはわからない。
昆布で有名な北海道日高生まれです
しかも昆布の中でもクオリティーの高さで有名な、日高昆布でできたぐい呑みです。そんないい昆布、たぶん今までの人生でお目にかかったことがありません。ファーストコンタクトがぐい呑みという形で行われるとは誰が予想したでしょうか。初めまして日高昆布さん、調査隊員Kと申します。
開封してみました。遠目に見るとシックな黒の、普通のぐい呑みです
近づいてよく見るとかすかな凹凸やシワがあるものの、やっぱり普通のぐい呑みです
開封してよく見てみても、あまり「昆布感」はありませんね。ちなみに鼻を近づけてニオイをかいでみましたが、言われてみればかすかに磯の香りがするような…といった程度です。もはや昆布という言葉を意識しすぎるあまりの幻臭かもしれません。
というわけで、見れどかげども普通のぐい呑み。やっぱりレビューするには実際にこれでお酒を飲んでみるほかありませんね。でも、好きは好きでもあまりお酒には詳しくない隊員K。どんなお酒を選べばいいか皆目見当もつきません。
うんうんと悩んだ結果、こんぶぐい呑みとお財布を握りしめて酒屋さんに出かけてみることにしました。
隊員K「こんにちは。焼酎か、日本酒探してるんですけど…」
酒屋さん「はいはい。どんなのが好みですか?」
隊員K「実は、コレを使って飲みたいと思ってて…(こんぶぐい呑みを差し出す)」
酒屋さん「ほお…!? ちょっと、ごめんね、見せて」
酒屋さん、興味津々です。やっぱりお酒業界でも珍品みたいです、こんぶぐい呑み。
酒屋さん「おもしろいねえ。ちょっと私も味の想像がつかないけど、お茶でも梅こぶ茶とかあるし、昆布味のお酒もおいしいかもね」
隊員K「あぁ〜〜〜梅こぶ茶! 確かに、それを思うと、おいしいかも」
酒屋さん「ま、それは冗談として」
隊員K「あ、冗談でしたか(納得したのに…)」
真顔で冗談を言うタイプの酒屋さん。隊員Kはなかなかノリについていけません。戸惑いながらも日本酒が並ぶ棚の一角に案内されました。
本醸造「庄五郎」
というわけで、ジョークがチャーミングな酒屋さんにおすすめしてもらったのがこちらのお酒です。こんぶぐい呑みの説明書を読んだところ、やはり昆布の風味がより染み出すのは温めたお酒で楽しんだ場合ということで、熱燗にしてもおいしいという「庄五郎」さんを購入しました。人名なので思わずさん付けで呼びたくなりますね。
我が家にはまだ徳利がないので、ガラスの計量カップに入れて湯煎します
「熱燗」まで行くと香りだけで酔ってしまいそうなので「上燗」程度にしておきましょう。ぐい呑みへ静かに注ぎます
では、仕事中ですが失礼して…
!!!!!
うわ、めっちゃ昆布です! 昆布味! 酒屋さんが冗談で言った「梅こぶ茶」という例えもあながち間違いじゃないかもしれません。これはまさに「こぶ茶アルコール版」です!
出来心でちょっと梅肉を混ぜてみましょう…
こっこれはまさに「梅こぶ酒」〜〜〜!
あっこれおいしい。スゴくおいしいです! お酒本来の味を楽しみたいツウな方には「邪道」と言われてしまうかもしれませんが、隊員Kは大好きですコレ。もう1杯飲みたいけど今はやめておきましょう、立ち上がったときによろけて足をテーブルにぶつけました。完全に潮時です。磯だけに。
どのくらい保つかはわからないのですが、軽く洗って干しておけば何回かは使えるということで、たった一度の楽しみでは終わりません。
もうすぐ父の日ですし、お酒がお好きなお父さんへのギフトにいいかもしれませんね。とりあえず梅こぶ茶が好きな方にはおすすめしますよ、こんぶぐい呑み。
調査隊員Kでした〜!