こんにちは。斎藤充博です。
普段みなさんはどんなふうにメモを取っていますか? 手帳、ノート、レポート用紙…いろいろありますよね。
僕もこれまでいくつもの方法を試してきましたが、その中で「これがメモの『結論』ではないか?」というところに到達しました。ぜひ紹介させてください。
僕がたどり着いたメモの結論、それはクリップボードを使うことです。僕が使っているのはリヒトラブの「クリップファイル」という商品。
右側に紙を挟んで、左側には資料を保管できるポケットがあります。ペンホルダーも何か所かあり、左下には名刺を入れるスペースもあります。
クリップボードを使うことの最大のメリット。それは「コピー用紙」を使えることです。必要な分のコピー用紙をクリップボードにセットするだけなので、持ち歩きも軽くてラクラク。
コピー用紙は、ノートに比べてものすごく安いですよね。僕はコピー用紙を2,500枚まとめて購入しています(もちろんメモ用だけでなく、インクジェットプリンター用に使うというのもありますが)。
A4のコピー用紙2,500枚は2,000円くらいで買うことができます。コピー用紙1枚あたりの値段を試しに算出すると0.8円ほど。1円以下ですよ。もう肉眼では見えないくらい、安いです。
「絶対にそれ使わないだろ」というアイデアもどんどん書ける
このくらい安いと、本当に何でも気楽に書けます。記事のネタを練るときに「1人ブレスト」のようなことをやるのですが、安価なコピー用紙なら気負わずに済み、ちょっとした思いつきやイメージもどんどん書き込めます。
高級なレポート用紙を買ってみたこともありました。買った瞬間は「とてもいいアイデアが湧いてきそう!」とウキウキしたものですが、実際は「用紙をムダにできない」とビビってしまってダメでした。ほんのつかの間にウキウキできただけでも、ヨシとします。
打ち合わせにもクリップボードとコピー用紙が役に立ちます
実際の価格.comマガジン担当者との打ち合わせです。ノートだときれいにメモを取らないといけない気になりますが、コピー用紙だとやっぱり気負わずに書けるのがいいですね。
僕は打ち合わせのときにものすごく緊張するんです。そういうときは、なんとなくボールペンを動かして、平常心を保ちます。これで「PVがあんまり出てないんだけど…」みたいな話をされても大丈夫です。
打ち合わせが終わったら、「CamScanner」というアプリを使ってスマホにとりこみます。自動で台形補正してくれるのがすごい。その後はクラウドサービスに共有するのがおすすめ。僕はEvernoteを使っています。いつでもスマホで確認できるので、後でノートを探すよりも便利です。
メモや記録以外にも、ストレス解消の落書きもはかどります。
こんな感じでちょっとした心の動きを書き留めておくと、スッキリするんです。日記みたいなことです。
これは個人的に思うことなのですが、たとえば「1日が1ページある高級な手帳」って流行っているじゃないですか。フリースペースが多めに取ってあって、ささいなことも書き留められるようになっているようなやつです。
あれはすごくいい物なのですが、いい物過ぎて「そこに書くにふさわしいこと」があるような気がしませんか? なんとなく、糸井重里的な世界観(あ、言っちゃった)のことを書かなくてはいけないような…。
その点、安価なコピー用紙には本当に何でも書く気分になれます。コピー用紙に書かれた物こそが、「真実のあなた」なのかもしれませんよ…。
やばい、コピー用紙が切れた…そんなときはコンビニへ
クリップボードのいいところはほかにもあります。外出先で用紙が切れても、コンビニに行けばコピー用紙を1枚補給できるのです。
コピー機で、「コピーの原本を入れないで」コピーをします。すると、白紙が1枚10円で手に入ります。
コピー用紙を補充できました
白紙のコピー用紙が10円とは高いような気もしますが、ノートを忘れた場合に買い直すと100〜200円ほどかかります。しかも、自分のお気に入りのノートが出先ですぐに手に入るとは限りません。
「どこでもいつでも自分が普段使っているコピー用紙が簡単に手に入る」ということが、とても精神的に安定するんです。
というわけでコピー用紙礼賛みたいになってしまいましたが、褒めたいのはクリップボードでした。
コピー用紙だけでいいのでは? と感じた人もいるかもしれませんが、それだとこういう感じになってしまいます。
打ち合わせのときにクリップボードなしでコピー用紙だけだと、なんだか授業にノートを忘れた学生みたいになってしまいます。一気にふびんな存在に…。
コピー用紙をメモとして活用できる便利なクリップボード、社会人の方はぜひぜひ使ってみてください。