年末年始といえば大掃除。大掃除とともに“断捨離”を実行する人も多いのではないでしょうか。筆者もその1人。特に今年は、物が増えてしまって収容能力に限界が見えてきたキッチン用品の断捨離を計画。中でもここ数年、「どうにかしたい!」と思っていたのが、キッチンコンロの下の棚です。
最近のシステムキッチンは、引き戸ではなく引き出しタイプが増えてきていますが、深さがある引き出しは使いこなしが意外に難しい。筆者宅の場合は深さが50cm近くあり、いろいろな物を今までポンポン積み重ねて収納してきました。しかし、物が増えるにつれ、出し入れするたびに乱雑になり、下のほうの物が取り出しにくくなったり、収容量の割にデッドスペースが多かったりと、ずっと不便を感じていました。
そこで今回「3つの作戦」を立て、難敵キッチン棚の整理に取りかかってみたいと思います。
ここ数年ずっと「どうにかしたい!」と思っていた、コンロ下の収納。45cmほどの深型の引き出しをうまく使いこなせず、中はこのとおり乱雑な状態になっていました
そこでいよいよこの部分に手を入れようと今年は一念発起。何かよい整理グッズはないものかと見つけたのがリッチェルの「トトノ 引き出し用収納ラック」です。扉タイプの整理グッズはいろいろと見かける中で、意外に少ない深型の引き出し用の商品。これは引き出しの中に収めると、引き出しの中を2段使いにできるという代物です。上段部分の棚をスライドさせることができるため、下段の物の出し入れも用意なのがメリット。
「そうそう、こういうのを探してた!」とまさに求めていた商品でしたが、収納時のサイズが幅59.5×高さ24.5×奥行32cm。筆者宅の引き出しは幅59.5cmで内寸はひと回りほど小さくなってしまうため、残念ながら中に収めることができませんでした…。
とりあえず、一度全部出して空っぽに。奥行きも50cmほどあり、実はなかなかの容量があるにもかかわらず、いまいちそれを生かしきれていません
キッチン収納の秘密兵器と期待して購入した「トトノ 引き出し用収納ラック」。引き出し内を2段に分けることができ、上段がスライドするので下段の物も取り出しやすいというスグレモノですが、幅59.5×高さ24.5×奥行32cmと、筆者宅では幅がわずかに入らず無念の断念。しかしこの話を複数の友人に話したところ、同じような悩みを持つ人が続出! サイズ的にも問題なさそうな友人宅へめでたくお嫁入りすることになりました…。
友人宅の引き出しは幅61×高さ28×奥行40cm。筆者宅ほど深型ではありませんが、小物を入れるには大きすぎで、大きな鍋やボウルを入れるのにも中途半端で使い道に困っている様子でした
棚自体は無事に中に収まりました
2段に分かれた引き出しの中をもう一度整理整頓
整理棚の高さと引き出し自体の高さに差があまりないため、上段に高さのある物は置くことはできませんが、卵焼き器やおたまなどのキッチンツールをゴチャゴチャさせず並べることができ、取り出しやすくなりました。
グッズが整理整頓されています
上段の棚はスライドさせることができるため、下段の物を取り出す際もスムーズ! 「出し入れする際にムダにかがんだりせずに済むのもいい!」とは友人の弁。
シンクの下にも使えるのか…?
友人宅ではキッチンシンク下の棚も深型で使いこなしに困っているとのことだったのでセットしてみたところ、上段のスライド棚が配管とディスポーザーに引っかかってしまって使用ができませんでした。「トトノ 引き出し用収納ラック」を利用する際には、引き出し側のサイズのほかに、引き出しを収めた際に内側に引っかかる物がないかも要確認です!
というわけで、筆者宅ではこれを利用することができず、苦肉の策で、この商品をヒントに引き出しの内側に突っ張り棒を2本渡してその上にラックネットを載せて類似の棚を簡易で自作しました。引き出しの奥の上方のデッドスペースに棚を設けた程度なので、「トトノ 引き出し用収納ラック」のようには使い勝手はよくありませんが、この部分に引き出しの中で埋もれがちだった小さな物を収納することができるようになり、かなりスッキリ。
突っ張り棒とラックネットを組み合わせて簡易の棚を自作。完璧とはいえませんが、デッドスペースが少なくなり、中を整理しやすくなりました
続いて、引き出し部分にはフライパンやボウルなどサイズの大きなキッチン用品を収納することに決め、使い勝手のいい仕様に少々工夫。そこで導入したのが、同じシリーズの「トトノ 引き出し用 鍋フライパンスタンド」。フライパンを縦に収納するためのスタンドです。
フライパン収納にはファイルボックスなどを活用する事例もありますが、この商品のポイントは持ち手受けが付いているところ。この部分に支えられて持ち手を上部に向けて整理できるので、取り出しやすいうえに、その下側の部分のスペースにも物を入れられるのでデッドスペースを生かすことができます。
このようなスタンドです
引き出し側に「トトノ 引き出し用 鍋フライパンスタンド」をセット。通常サイズ(幅35×高さ27×奥行18.5cm)とコンパクトサイズ(幅21×高さ27×奥行18.5cm)があり、写真はコンパクトサイズ。仕切りは自由に動かすことができ、18〜28cmまでの鍋・フライパンに対応します。
フライパンをセット。持ち手の位置が上方に固定されるため、取り出しやすく、下側のスペースも有効利用できます
ここまでで、深型の引き出し内のデッドスペースがかなり解消され、出し入れの利便性も改善されてキッチン収納が機能的になりました。しかし、もう一歩整理しようと、いつの間にか増えてしまったボウルとザルを処分することに。
数が増えてしまうとかさ張ってしまうボウルやザルを必要最低限に絞ることにしました。サイズ違いのボウルやザルは、あればあったで便利ではあるのですが、めったに使わないものもでてきます。そこで、そのような使用頻度の低い物を処分し、一部を折り畳み式の物に入れ替えました。
省スペース化を図るのに最適です
アスベル シリコンボウル 「ポゼ」 ホワイト
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2018年3月6日 12:22 現在
アスベル 手持ち付きシリコン ザル 「ポゼ」 ホワイト
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2018年3月2日 12:23 現在
大量にあったザルとボウルも一部処分して、折り畳みできるタイプに入れ替え。収納スペースを減らすことができるだけでなく、積み重ねる以外にも縦に収納ができるようになりました。
というわけで、積年のお悩みだったキッチン収納の問題を解決。以前よりもかなりスッキリして使い勝手がよくなり大満足で新しい年が迎えられそうです。キッチン収納の同じようなお悩みをお持ちの方も年末の大掃除を機に実践してみてはいかがでしょうか?
デッドスペースを減らして、乱雑で使いづらかった引き出しの中が、このとおりスッキリ片付きました!
日々のムダをとにかく省くことに執念を燃やす母ライター。好きな言葉は「時短・節約・自作」。なのに非生産的な活動にも必死になることも多々。意外にアウトドア、国際派。
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