レビュー
金ペンなのに11,000円!

SNSで話題! セーラー万年筆の「プロフィット ライト」が“初めての金ペン万年筆”に最適なワケ

ここ数年、ジワジワと万年筆ファンが増えています。

1,000円から買える、性能のよい高コスパ万年筆は、これまで「万年筆って、試してみたいけど、高そうだしなぁ」と身構えていた層にもウケて大ヒット。さらには、地方の文房具店オリジナルの“ご当地インク”など、多彩な万年筆インクのラインアップにも注目が集まり、気軽に万年筆を使える環境は整ってきた、と言えるでしょう。

高コスパ系の代表格、パイロットの「カクノ」で万年筆デビューした人は多いはず

高コスパ系の代表格、パイロットの「カクノ」で万年筆デビューした人は多いはず

そもそも万年筆には、大きく分けて「鉄ペン」と「金ペン」があります。

いわゆる、ペン先(ニブ)の話ですが、鉄ペンはステンレス製、金ペンは14K〜21Kの金製という違い。価格的には、10,000円台後半から上の価格帯のものはほぼ金ペン、それ以下は鉄ペン、という感じで区分されています。もちろん、先に述べた高コスパ系万年筆は鉄ペンです。

しかし、万年筆独特の書き味を楽しみたいなら、やはり素材的にやわらかく、しなりのある金ペンがマスト。鉄ペンで万年筆になじんだら、やはり次は金ペンを試してみたくなるはず。

……でも、金ペンはお高いでしょう? そういう人におすすめしたいのが、2021年4月に発売されたばかりの「プロフィット ライト ゴールドトリム」(セーラー万年筆)。なんと、税込で11,000円という、現行の国産万年筆の中で最も低価格な金ペン万年筆(14K)のひとつなんです。

金ペン万年筆デビューにおすすめしたい、セーラー万年筆の「プロフィット ライト ゴールドトリム」

金ペン万年筆デビューにおすすめしたい、セーラー万年筆の「プロフィット ライト ゴールドトリム」

安いと言っても、見た目にチープさはありません。樹脂軸ながらシットリとした質感で、ブラックボディに金色のクリップとキャップリングが輝くデザインも、落ち着いたベーシックなもの。

これなら年齢問わず、誰が使っても嫌みのない雰囲気だと思います。

14Kの金ペンニブには、セーラー万年筆の創業年「1911」の数字も刻まれている。なんと、2021年で創業から110年!

14Kの金ペンニブには、セーラー万年筆の創業年「1911」の数字も刻まれている。なんと、2021年で創業から110年!

そして何より、「セーラーマーク」が彫り込まれた金ペンニブは、書き味がとても気持ちのよい仕上がりに。

もともと、セーラー万年筆のニブは、硬過ぎずやわらか過ぎずのバランスで定評がありますが、「プロフィット ライト」はその中でも、クセのないフラットな印象。もちろん、金ペンらしいやわらかなタッチはありつつも、初心者に使いやすいチューニングになっているのかも。

これは間違いなく、“マイファースト金ペン万年筆”として好適と言えそう。

妙なクセはなく、スルスルと気持ちよく書けて楽しくなります

妙なクセはなく、スルスルと気持ちよく書けて楽しくなります

「プロフィット ライト」のもうひとつの魅力が、字幅の豊富さです。

万年筆は基本的に、「EF(極細字)」、「F」、「MF」、「M」、「B(太字)」と引ける線の幅が選べるんですが、本モデルは加えて、強弱が自在につけやすい「Z」、カリグラフィーなどのデザイン文字が書ける「MS」の、計7つの字幅がチョイス可能。高コスパ系万年筆は、「EF」、「F」、「M」の3字幅のみという展開がほとんどなので、本モデルで「B」以上の太字幅を初体験した、という人も多いのでは。

字幅は、基本的に普段使いするケースを考えて選ぶべきではあるんですが……、ここはひとつ、より万年筆らしい書き味を求めて「Z」や「MS」を使ってみるのも、面白いのではないでしょうか。

字幅「EF」〜「B」は、各11,000円(税込)。「Z」と「MS」のみ各13,200円(税込)

字幅「EF」〜「B」は、各11,000円(税込)。「Z」と「MS」のみ各13,200円(税込)

ちなみに、現在発売中の軸色は「ブラック」のみですが、2021年9月には、クリア素材の中にガラスの粒子がキラキラと輝く「シャイニーレッド」と「シャイニーブルー」、さらに「ブラック」軸のニブにロジウムコーティングを施した「シルバートリム」も発売予定。

どれも満足感の高い仕上がりになっているようで、SNSではすでに文房具ファンの間でかなりの話題に。こちらも手にするのが楽しみです。

きだてたく

きだてたく

最新機能系から雑貨系おもちゃ文具まで、何でも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は大手文房具店の企画広報として企業ノベルティの提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。

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