生物の生理現象のひとつである”睡魔”。そのまま心地よく入眠できる時はいいのですが、運転中や仕事中、試験勉強中など絶対に眠ってはならない時の眠気との戦いはなかなかの試練。ガムを噛んだり、気分転換をうまく図ることで対処するのが一般的ですが、これまでになかった発想の眠気覚ましの商品が登場しました。
なんと口に咥えることで眠りを予防するという”眠気覚まし棒”です。開発したメーカーによると、眠気と唾液の分泌には密接な関係があるとのこと。起きている時は交感神経が優位なため、粘液性の唾液が多く分泌され、逆に眠くなってくると副交感神経が優位になり、さらさらとした唾液の分泌が多くなり、眠気が強くなるという医学的な見地に着目。棒を咥えることで強制的に口を開けさせ、口の中に空気を入れ、軽く噛むことにより、粘液性の唾液の分泌を促進し、交感神経を呼び覚まし、眠気を覚ますという理屈で考案された商品です。
使い方は、眠気が襲った際に、本製品を横向きに咥えて軽く噛むだけ。1〜2分程度で口の中に唾液が充満してくるので、それを飲み込むという動作を何度か繰り返していくうちに眠気が晴れていくそうです。
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使用方法。噛むことで唾液の分泌を促し、覚醒させるという画期的な商品 |
本製品の素材には、幼児用の玩具などにも使用されている口に入れても安全なEVA樹脂を採用。非吸湿性で軟弾性があるため、口に入れてもべとつきを防いでくれるのが特徴です。また、長さ、厚みなどは人間工学に基づいた設計で、硬度にもこだわり、衛生面に配慮して、抗菌コートも施されています。
あくまで一時的な方法で、完全に眠気を防げるわけはないので過信は禁物ですが、どうしても眠ってはいけない状況の時に、持っていると救世主となりそうな秘密兵器的な商品です。