任天堂の携帯ゲームソフトが火付け役となり、今世の中はちょっとした“美文字ブーム”。文具売り場には文字を美しく書くためのさまざまなトレーニンググッズが並んでいます。そんな中で筆者の目に留まったのがこちらのグッズ。
書いた文字がキレイに見えるノートです。「いったいどういうことだろう?」と筆者もさっそく購入してみました。
中を開いてみると、普通のノートと同じようなまっすぐ横に平行な幅広の罫線の中に、上2段が斜め右上がり、下1段が平行の点線の罫線があります。また、縦の点線もあり、マス状になっています。説明書きによると、文字がキレイに見えるには3つの特徴があるとのこと。
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美文字に見える秘密はこのマス目と不思議な罫線にアリ…… |
まずは「横棒を右上がりに書く」こと。上2段の点線は、横棒を右上がりに書くためのガイドラインだそうです。
2点目が「重心を揃える」こと。文字の右下の点やはらい、はねなどを意識的に右下に伸ばすことで全体のバランスが整うそうです。一番下の点線はこのためのガイドラインです。
そして3番目が「文字を等間隔で書く」こと。そのための目安となるためのガイドラインが縦の点線ということです。
なるほど! 筆者も子どもの頃は書道を習っていて、硬筆は6段の腕前を誇っていましたが、大人になるにつれ、だんだんノートを取る機会も少なくなり、取材などでメモを取る際は、とにかく早く書くことを重視するため、自分自身でしか判読できないような文字を書くことも。文字って意識してキレイに書こうとしていないと、どんどん汚くなってしまうものだなと実感しているところです。こちらのノートを使ってもう一度訓練して、美しい文字を取り戻したいと思います。