少しくらいなら大丈夫だろうと、ついついハサミで粘着テープを切ってしまうことがある筆者。しかし、刃にのりが付いてしまい切れ味が大幅に悪化…。そんなご経験はみなさんも少なからずおありでは?
そこで、コクヨから発売されている「エアロフィット スーパーグルーレスタイプ」なるハサミを購入してみました。文字どおり、グルー(のり)レス(付かない)となるのでしょうか?
「エアロフィット」には、スタンダードタイプと、刃にのりが付きにくく10倍長持ちのグルーレスタイプ、フッ素コートされてさらに長持ち(20倍)のスーパーグルーレスタイプの3種類があります。テープの粘着材を寄せ付けないグルーレスの秘密は、独特の形状をした刃。刃の表面に段差を設けることで、切断時に刃が接する面積を最小限におさえる形状になっています。そのため、一般的なハサミのように2枚の刃が面で接することがなく、刃と刃の間に隙間ができるのでのりが付きにくくなるという仕組みです。スーパーグルーレスタイプは刃の表面にフッ素加工が施されているので、さらにのりが刃に付きにくく、長持ちになっています。
![]() |
段差が設けられたオリジナル設計のグルーレス刃 |
![]() |
ポイントはハサミの刃と刃の間にできる隙間 |
![]() |
なんども粘着テープを切ってみましたが、確かにべた付きません |
![]() |
指を入れるハンドル部分にも工夫が |
また、指を入れる部分は、空洞を設けたやわらかな樹脂層になっています。この部分が力を分散し指への負担を軽くしてくれます。
粘着テープを切ってもハサミとしての切れ味が悪くならないのはうれしい限りです。ハサミも進化してるんですねえ〜。