「所変われば、品変わる」と言いますが、同じ日本国内でも呼び名も変わるものも多々あります。例えば皆さんはこれ、なんと呼んでいますか?
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スコップ? ショベル? |
どうやら、東日本では“スコップ”、西日本では“ショベル”や“シャベル”と呼ぶようです。あなたはどちらでしたか?
Wikiによると、スコップというのはオランダ語の“schop”、ショベルは英語の“shovel”が由来のようです。どちらも土を掘り起こすための園芸用品ですが、足をかける部分があるかないかで区別され、足がかけられる造りのものが“ショベル”と定義され、JIS規格上もこれに一致しているようです。ただ、東日本と西日本の呼び名の違いは、形状ではなく、大きさで区別されている様子。調べてみたところ、東日本では大型のものをスコップ、小型のものをショベルと呼ぶのに対して、西日本ではそれが逆になるようです。
とまあ、うんちくを述べましたが、今回スコップとショベルの違いについて触れたのは、このスコップ、ないしはショベルをモチーフとしたステキなカトラリーを見つけ、それをご紹介するにあたって、改めて「スコップとショベルってどっちがどうなんだ?」 という疑問にぶち当たったからです。
ショベルがモチーフになった、コーヒースプーン。10個ワンセットで、来客用に
というわけで、ここからが本題。通常は、工事現場が農業で使う“ガテン系”アイテムが、小さなコーヒースプーンやアイスクリームスプーン、ケーキフォークといったカトラリーのデザインとして取り入れられていて、えみぞう的にはそのギャップ感がたまらずツボ。
今回は購入したのはコーヒースプーン。形状は、正しくは“ショベル”と定義される、先端が尖ったデザインのもので、かなり本物らしくできていることから、選びました。
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裏も表も本物そっくりに精巧に作られたスプーン。ミラー仕上げされたステンレス製の高級感ある仕様です |
そして、このショベルタイプのスプーン、用途としてはコーヒーをかき混ぜる用で面積は小さいですが、もちろん食べ物をすくうためのスプーンとしても使えます。特に先が尖っているので、たとえば表面が固いアイスクリームのような食べ物には、突きながら掘り起こしていくことができて意外に便利。ほかにも、スプーンの腹の部分で切り分けながら食べていく、ケーキフォーク的な使い方でも十分使えます。
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本物のショベルさながらに、アイスクリームを掘り起こし。先が尖っているのでザクっと刺さって、ガテン系にガッツリすくって食べられます |
ユニークなデザインが目を引くアイテムですが、素材は18-8ステンレススチール製と、ホテル仕様の本格派。というわけで、品質にはこだわりたいけど、平凡でないものを求める人にうってつけの商品です。実際の見た目にも高級感があり、オリジナリティーを大切にする人向けのプレゼントにも喜ばれそうです。
日々のムダをとにかく省くことに執念を燃やす母ライター。好きな言葉は「時短・節約・自作」。なのに非生産的な活動にも必死になることも多々。意外にアウトドア、国際派。