今朝の朝食、何を召しあがりましたか? 白いご飯とみそ汁に焼き鮭ですか? いや、なかなか朝からそこまで余裕のある方は少ないでしょう。たまごかけごはん? グラノーラ? 会社のデスクでおにぎり? それとも菓子パン? …いろいろな朝食がありますよね。ちなみに筆者の朝食は、バターをまんべんなく塗ったトーストでした。朝パン派の定番メニューですね。
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さてみなさん、バターはどこにしまっていますか? もちろん冷蔵庫ですよね。なかには1人暮らしだから冷凍庫にしまっておいて、使う分だけカットする…なんて人もいるでしょう。しかし、本当においしいバタートーストを味わいたいなら、冷蔵庫や冷凍庫から取り出したばかりのバターを使うのはNG。誰しも一度は経験したことがあると思いますが、冷蔵庫から出したてのバターは硬く、いくら焼きたてのトーストでもなかなか塗りにくい。トーストの上で溶けるのを待っていると、一部分にだけバターが染み込んでしまい、結果継ぎ足しを繰り返し、たっぷりバターを使ってしまうことに。でも、硬いバターを無理やり伸ばそうとすると、パンがつぶれたり、破れたりしてしまいます。
本当はバターを使いたい時間の30分程度前に冷蔵庫から出して、室温に戻しておくと、柔らかくなり塗りやすくなるのですが、朝の1分1秒を争う時にそんなことはできません。筆者は急いでいる時は、使用する分だけを軽く電子レンジで加熱するのですが、これまたうっかりやりすぎて、ドロドロの液体状にしてしまうことが多く、液状バターにパンを浸して食べる羽目に。いや、それはそれでおいしいのですが、やはりこんがり焼けた表面にクリーム状のバターをするするっと塗ったトーストを朝から食べられると気分が違います。塗りやすさでいえば、マーガリンという選択肢もありますが、どうしても風味のうえでバターに勝るものはありません(と筆者は思います)。
そんな悩みを解決してくれるグッズは今までにもたくさんありました。以前いいモノ調査隊でご紹介している、フリル状のバターが作れる「ふんわりとろけるバターメーカー」や、ニョロニョロとふんわりバターが出てくる「イージーバター」、硬いバターを必要な分だけ軽々削れる「バターピーラーナイフ」など…バター対策にこれ以上のグッズは出てこないのでは? と思っていたところ、これを見つけてしまいました!
マツコ・デラックスさんと関ジャニ∞の村上信五さんのやっているテレビ番組で取り上げられていたこともあり、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、こちらのバターナイフ、熱が伝導しやすい銅合金チタン使用のバターナイフです。
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生産国は台湾 |
手の温度がバターナイフの先端まで素早く伝わるため、冷蔵庫から出したてのカッチカチのバターでも、溶かしながらすくい取ることができるというバターナイフなのです。そのすごさを確かめるために、こんな実験をしてみました。冷凍庫から出したての氷のキューブ。これにナイフをあてるのです! すると…。
…というように、ナイフの接地部分がみるみる溶けていくのがおわかりになりましたでしょうか。そしてついには…。
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このように、氷をカットすることができました! このナイフはもちろんバター用ですが、これっていろいろ使い道がありそう!
たとえば、冷凍庫から出したてのアイスは結構カチコチです。スプーンが入るまで待っていると周りが溶けてしまいますし、無理にスプーンですくおうとするとスプーン自体が曲がってしまうこともあります。これを…
簡単にナイフが入っていくので、あとはぐりっとナイフを回せば、好きなだけとることが可能(ちなみに微妙に右手奥に映り込んでいるいちごに添えて食べました)。ということは、冷凍庫から出したてのバターでも簡単にカットできちゃうということ。
今朝の筆者の朝食も、コイツのおかげでまんべんなくバターを塗れて、満足のいくトーストとなったわけです。
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朝の忙しい時の「イラッ」を解消するこのグッズを使えば、「いっけねー、遅刻遅刻!」とトーストをくわえながら走っていて、角を曲がると、かわいい子とぶつかりそこからラブストーリーが…なんていう憧れのシチュエーションもかなうかも…(いや、それはどう考えても無理)。
ちなみに、手の熱を伝導するナイフですので、手が極端に冷えている時はその効果は発揮できません。また、くれぐれもバターケースに入れたまま一緒に冷蔵庫へしまわないように。
本来の使い方である、カチカチバターがじんわり溶ける動画です