いいモノ調査隊

静電気の力でどこにでも吸い付く! 魔法のふせんを発見

仕事でも普段の生活でも欠かせないアイテム「付箋」。その日のTO DOを書いた付箋をパソコンの端に貼って、終わったら1枚1枚はがしてプチ達成感を味わったり、買いたいものを忘れないように付箋に書いて手帳に貼ったり、もちろん単にメモとして使ったり。いくらデジタル化が進んでも付箋は手放せない! という方が多いのではないでしょうか。筆者もノートや手帳に付箋が欠かせません。

大型雑貨店に行ってみると、付箋コーナーの充実たるやすさまじい。仕事や勉強に楽しさをプラスしてくれるオシャレでかわいい図柄の付箋や、くすっと笑えるオモシロ系付箋、インテリアにも使える進化系付箋など多種多様で、改めてその種類の多さに驚きました。そんな中で今回見つけたのが、“魔法のふせん”こと「magnetic NOTES(マグネティック ノート)」です。

公式サイトによると「どんな素材にも貼り付き、何度でも書き直しができる魔法のような不思議なシート」で、「2015年日本文具大賞 機能部門 優秀賞受賞」とあります。フムフム、なんだかこれは期待できそう! ということで、さっそく使ってみました。

パッケージ(表面)はこんな感じ

パッケージ(表面)はこんな感じ

「Paper That Clings To Anything 」(何にでもくっつく紙)とあります。※Clingを英和辞典で調べたのは秘密。

見た目はツヤっとしていて、手触りはなめらかでペラリと薄い。素材は「独自の特許取得済み技術を応用した静電ポリプロピレンフィルム」(公式サイトより)とのこと。紙の付箋とはまったく違います。

裏面はこちら

裏面はこちら

使い方と注意点が書いてありますが、注目すべきは注意点の「パラパラ禁止」。パラパラめくると静電気が放出され吸着力が弱くなる場合がある、と記載されています。静電気でくっつく仕組みなので、なんとなくパラパラ〜なんてしたらダメってことですね。なるほど。ではさっそく文字を書いてみましょう。

magnetic NOTES

書く面がつるっとしているので、油性ペンや油性ボールペンがもっとも適していますが、水性ペンでもはじくことはありません。また筆者愛用の「こすると消えるボールペン」でも問題なく文字の書き込みができました。ただし紙が薄いので消すと紙がヨレッとします。※写真は油性ボールペンの例です。

台紙から剥がすと、静電気でピタッと手に吸い付きます(なんだかカワイイ…)

台紙から剥がすと、静電気でピタッと手に吸い付きます(なんだかカワイイ…)

一番気になる機能は「どこにでも貼れること」なので、とりあえずいろいろなところに貼ってみます。

まずは紙。ということで試しにカレンダーに。力を入れなくても静電気で吸い付くようにペタッとくっつきます

まずは紙。ということで試しにカレンダーに。力を入れなくても静電気で吸い付くようにペタッとくっつきます

吸い付く様子を動画で! 気持ちいいですね

お料理メモなんかを貼る機会が多い冷蔵庫のドアにもピタッ

お料理メモなんかを貼る機会が多い冷蔵庫のドアにもピタッ

木にも

木にも

これはどうかな? と思ったコートにもピタッ

天井にもピタッ

天井にもピタッ

そのほか、鏡や窓など思いつくところに貼ってみましたが、剥がれ落ちるということはありませんでした。また、今回は1枚だけを使ってさまざまな場所に貼りましたが、この程度の貼り替えなら、とくに吸着力が弱まった感じもしません。とはいえ静電気で貼りつく仕組みなので、持続力は気になるところですね。

また説明を見ると「裏面は書いて消せるホワイトボード仕様」とあります。確かに裏面のカラーは白で、質感はさらにツルッとしています。こちらに水性ペンで文字を書いてみると…

magnetic NOTES

ちょっとはじきます。で、ティッシュで拭いてみると…う、うーん。キレイには消えず。ペンの種類にもよるでしょうし、一概には言えませんが私が試したところ黒ペンを伸ばした跡が薄く残りました。ホワイトボード用のマーカーを使えば、きっとキレイに消えるんでしょうね。しかし、このサイズの付箋にホワイトボード用のマーカーで文字を書くのはあまり現実的ではないので、おとなしく表面に文字を書いて使うのが無難かもしれません。

なお、裏面を表にして(ややこしい)さまざまな場所に貼ってみましたが、剥がれることなくペタッとくっつきました。このあたりは表裏の差はあまりなさそうです。

裏面を表にして鏡にペタリ

裏面を表にして鏡にペタリ

表面でも裏面でも言えることですが、付箋をインデックス的に使いたい場合には、マグネティック ノートだと、どこか別のところに貼り付いてしまいそう…。そうじゃなくても時間がたつと静電気の効果が薄くなり、ペラっとどこかに落ちる不安があります。がっちりくっつけたい時は、ベーシックノリがついたタイプの付箋がおすすめ。そしてノリがつくのを少しでも避けたい場合や、パソコンなどに貼って一時的に使用する場合は、マグネティック ノートが有用です。

マグネティック ノートはノリやピンを使わず好きな場所に貼れるのが大きな利点。たとえば、人が多く集まる場で荷物が紛れないように上着やカバンに貼ったり、名札代わりに使ったりするのもありかもしれません。アイデア次第で使い方はいくらでも出てきそう。ぜひオリジナルの利用法や楽しみ方を見つけてみてください!



(回遊舎/おいかわふゆみ)
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しえる(編集部)
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しえる(編集部)
生活雑貨・食品に加え、ウォーターサーバーなど、サービス系商品の記事をメインに担当している2児の母。自称「ポテチマスター」。ポテトチップスを中心に1日3袋のスナック菓子をたいらげるお菓子狂です。
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