いいモノ調査隊
福島の職人にしか作れない、二重構造の湯呑みがカッコイイ

福島の職人技がすごかった。二重構造の神業湯呑

もうすぐ父の日ですねー。皆さま、プレゼントの準備はお済みですか? 「忘れてたー、もう今年はいいかな」なんて悲しいこと言わないでください。まだ間に合いますから、探しましょ! 参考までに、私は今年こんなものを贈る予定ですよ。

「大堀相馬焼 二重湯呑み」

「大堀相馬焼 二重湯呑み」

今回購入したのは、松永窯の「大堀相馬焼 二重湯呑み」です。今年定年退職する父に「これからはお母さんとゆっくりお茶でも飲んでね」なんて言いながら贈ろうかなと思っています。こちらは「大堀相馬焼」と呼ばれる福島の名産品で、表面の繊細な「青ヒビ」と、表面に描かれた躍動感あふれる馬の姿が特徴です。

そしてもう1つ、一番大きな特徴がこちら。

ん? 底に謎の穴が

ん? 底に謎の穴が

底を見ると穴が開いています。これはいったい何なのかというと…。実はこの湯呑み「二重構造」になっているのです。

つまり、こういうこと!

つまり、こういうこと!

図のように、外側と内側の間に空気の層が入ります。これによって温度が外に伝わりにくいので、中に入れたお茶は冷めにくく、外側は持っても熱くない…というわけ。成形の段階で外側と内側を作っておき、焼成前にかぶせることで二重にしているんだそうです。同じ原理を採用しているモノとして、ボダムのウォールグラスというガラスのコップが有名ですが、正直陶器で同じことができるとは驚きでした。この技術を用いた焼き物は珍しいそうです。職人さん、スゴイ!

アツアツのお湯を入れても…

アツアツのお湯を入れても…

外側は熱くなーい

外側は熱くなーい

ちなみに二重構造の内側はこんな感じの温度

ちなみに二重構造の内側はこんな感じの温度

ちなみに、この表面に無数に入った「青ヒビ」。これは、湯呑み自体にヒビが入っているわけではなく、表面に塗られた「釉薬」なんです。温度変化による収縮率が土と釉薬で違うために、窯で焼いている時に釉薬にヒビが入るんだとか。で、ですね。この記事では伝えることができませんが、このヒビが生まれる時の「音」が、得も言われぬ美しさなんだそうです。気になる人はぜひ「貫入音(かんにゅうおん)」で検索してみてくださいな。

和菓子に合う〜

和菓子に合う〜

湯呑みに描かれている馬の絵は由緒あるもので、旧相馬藩の「御神馬」。別名「左馬」といい、「右に出るものがない」という意味から縁起物として親しまれてきました。ほかにもいろいろなデザインがあるので、お気に入りを探してみてください。

というわけで、職人技が光る湯呑みのご紹介でした。皆さまの父の日ギフト選びの一助となれましたら幸いでございます!

いいモノ調査隊員K

いいモノ調査隊員K

「音楽とゲームとおいしいご飯があれば大体しあわせ」な編集ライター。インテリア、キッチン、雑貨方面を中心にいいモノをご紹介していきます。人間♂と猫♂と共同生活中。

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