今年1月にツイッターから火が付き、一気にメジャー化した「おじいちゃんの方眼ノート」を覚えていますでしょうか。どのページを開いても、決してふくらまず水平に開くことができ、綴(と)じがはずれてバラバラになることもないという方眼ノートです。話題になっていたので、1回は使ってみたいと思い、今回、いいモノ調査隊での紹介をきっかけについに導入を決めました。
さっそく使ってみたのですが、本当にどのページを開いても水平になり、綴じた部分に手がひっかからず、快適に文字を書くことができます。筆者が仕事で雑誌の記事を書く場合、まずラフというページの原案みたいなものを書くのですが、このノートなら雑誌と同じく見開き単位で書けるのもいい感じです。
普通のノートも、開いたときに強めに折り込めば、水平に近い状態にすることができますが、綴じた部分が弱くなり、そこからほころんでバラバラになってしまうこともありました。この方眼ノートは、その心配もないのがうれしいところです。
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名前のとおり、方眼になっています。閉じた部分、のどまでキレイに方眼が印刷されています |
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1ページめくったところ。普通のノートだとふわっとなってしまいますが、キチンとフラットになっているのがわかります |
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十数ページ開いてみました。ちゃんとフラットになっているうえ、しっかりと綴じられたままです |
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半分ちょっとまで開いてみました。フラットさ加減は変わりません。書き心地も一緒です |
水平に開くことの利点は書くときだけではありません。スキャニングしたり、コピーしたりするときにも利点があります。普通のノートをコピーすると、どうしても綴じた部分が浮いて、暗い影が落ちてしまいます。綴じた部分までびっしりと文字を書いているような人のノートをコピーする場合は、影によって文字がつぶれてしまい、読めなくなったりもしてしまいますよね。しかしこの方眼ノートであればフラットにコピーできるので、まるで、どこが綴じた部分かわからなくなるほど、キレイにコピーができてしまいます。
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普通のノートを開いてスキャニングしてみました。やはりノドの部分には影が落ちてしまいます。ある意味ノートらしいたたずまいと言えなくもないですが |
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こちらが方眼ノート。まるで1枚の方眼紙のような感じです。よく見ればどこがノドであるかはわかるのですが、この程度で済むのはスゴイのひと言 |
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ノドの部分に書いてみました。さすがにちょっとペンが引っかかるのですが、それでもフラットな紙に文字を書いたり、絵を描いたりしている感覚です |
これまで方眼ノートは、中村印刷所という町の印刷所で生産されていましたが、ショウワノートとの提携が決まり、生産力が大幅にアップするそうです。販売力もアップするので、数年後にはスタンダードなノートになっているかもしれませんね。