今回の商品は“ぼっちてんとサウナ”です。ぼっちとは、ひとりぼっちを意味する略語でありネットスラングです。この商品名は決して独り身を揶揄したり自虐したりといった意図で使用されているのではなく、自宅のお風呂を手軽にサウナにしてしまおうというアイテムの利用方法の暗喩であります。
しかし、なぜサウナという施設はあんなにもハードルが高いのでしょう。好き好んでぼっちをやっている自分にとって、名も知らぬ人の前で裸体をさらすこと自体ハードルが高すぎるのに、あまつさえその体がダイエット等で改善しなければならないクオリティとあっては、そりゃ家で半身浴に励みたくなります。
そんな逃げ道としてチョイスしたぼっちてんとサウナ。使い方はとても簡単なのですが、取り出すときは注意してください。このハンドバッグサイズのケースに収納されている本体を取り出すと、プラスチック製の骨組みが一気に解放されてばいーんと飛び出します。
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ばいーんと本体が飛び出します |
楕円形のパーツをひねってボックス状にするとこんな感じに。3か所開けられている穴は換気用の窓で、メッシュ素材の布が貼り付けてあります。これで温度調節ができますし、もし唐突に都市伝説を思い出して鳥肌が立っても大丈夫です。
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組み立てるとこのような正四角形に |
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反対向きにして入ってみましたが、150cmの人間がどんぶらこできる大きさです |
これを自宅の浴槽にかぶせるだけで、その中がサウナになるというすぐれもの。使用するときの主なポイントは3つありまして、あらかじめお湯を張った浴槽の上にぼっちてんとを10分置いて蒸気をためること。浴室の窓を開けて風通しをよくすること。そして1回5分程度を目安にお湯につかることです。あくまで体調優先で、たっぷり水分をとった上で使いましょう。ちなみにサイズは約W70×H45×D70cmで、推奨浴槽幅は60〜70cmだそう。
実際中に入ってみたときの画像がこちら。ジップロックに封入したスマホで撮影したためわかりにくいかもしれませんが、内部には蒸気がこもっていて汗がだらだら出てきます。
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筆者宅の浴槽にはぴったりのサイズでしたが、もし浴槽を覆えない場合はお風呂のフタと組み合わせましょう |
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たった5分でこのように! |
個人差はあると思いますが、感覚的には20分半身浴に耐えたときと同程度の汗が噴出しました。これなら今まで以上に手軽にダイエットに励めそうです。先ほどのバッグに収納すればコンパクトにしまっておけますし。
ひとりでサウナに行きづらいというかたでも、あるいは半年や1年というスパンで美しい肢体を手に入れたいという美容猛者にもおすすめのぼっちてんとサウナ。ぜひ虫の声に耳をすませてスマホでYouTubeを再生しながらダイエットに挑戦してください。