JALマイラーなら、当然メインは「JALカード」。では、サブカードは何がベストでしょうか? 今回はサブとして「楽天カード」を9年間使っているライターが、なぜこの組み合わせにたどり着いたのか、そして実際にどのくらいのマイル(ポイント)が貯まったのかをレポートします!
メインはJALカード、楽天市場では楽天カードと、使い分けています
現在の券面デザインはすっきりとシンプル(画像はJALカードSuica CLUB-Aゴールドカード公式HPより)
まずは前提として、私のメインカードを紹介します。数あるJALカードの中からこのカードを選んだおもな理由は、以下の4つです。
(1)Suicaチャージでも実質マイル還元率1%
(2)新幹線や特急券のマイル還元率が約5.3%以上に
(3)ショッピングマイル・プレミアムの年会費(通常4,950円)が無料
(4)「JAL Life Status プログラム」の特典が受けられる
このカードはSuicaチャージで1.5%のJRE POINTが貯まります。JRE POINTは「1,500ポイント→1,000JALマイル」に手数料無料で移行できるため、Suicaチャージでも実質1%のマイル還元率となります(JRE POINTを1,500ポイント獲得するのに必要なSuicaチャージ金額が10万円。つまり、10万円で1,000JALマイル獲得できる)。普段の移動にSuicaを使う機会が多い私にとって、非常に魅力的な特典です。
「えきねっと」でJRのきっぷ(新幹線・JR特急列車)を予約時決済すると、JRE POINTが8%貯まります。JRE POINTは「1ポイント=0.667マイル」のレートでJALマイルに交換できるため、JALマイル換算では約5.3%の還元率になります。
さらに、対象の新幹線を「新幹線eチケットサービス」でチケットレス利用すると、JRE POINTが2%上乗せされ、合計10%、JALマイル換算で約6.7%相当に。対象となるのは、東北・北海道、上越、北陸、山形、秋田の各新幹線で、東海道新幹線(JR東海)などは対象外です。
また、在来線特急の「在来線チケットレス特急券サービス」を利用すると、JRE POINTが5%上乗せされます。予約時決済の8%と合わせて合計13%、JALマイル換算では約8.7%相当に。対象は「あずさ」「かいじ」「ひたち」「ときわ」など、首都圏発着を中心とした指定の特急列車です。
出張や旅行など、新幹線や特急を利用する機会が多い人にとっては、JALマイルを貯める手段として見逃せない高還元率といえるでしょう。
ゴールドカードは一般カードと比較して、2倍のポイントが貯まる(画像はビューカード公式HPより)
JALカードは通常「200円=1マイル」ですが、ショッピングマイル・プレミアムに登録すると「100円=1マイル」にマイル還元率がアップします。CLUB-Aゴールドカードには、このショッピングマイル・プレミアムが無料で自動付帯しているので、年会費(4,950円)をかけずに100円=1マイルとなるのも魅力です。
また、搭乗や利用実績に応じてポイントが貯まる「JAL Life Status プログラム」の対象カードでもあります。条件を満たせば、国内・国際線のサクララウンジを利用できる電子クーポンがもらえます(JMB eliteなら年2回、JMB elite plusなら年6回)。年会費が安い普通カードでは受けられないこの特典も、ゴールドを選んだ決め手です。
年会費は2万900円(税込)と高額ですが、ショッピングマイル・プレミアムの年会費(4,950円)が無料になる点や、年間100万円以上の利用でもらえるボーナスポイント(5,000JRE POINT)を差し引いて考えれば、実質的な負担は年間1万1,000円程度に抑えることができます。
とはいえ、一般カードに比べればまだまだ高額です。そのため、(2)(3)(4)の特典が不要な場合は年会費2,200円(税込)の一般カードがおすすめです。いずれも、JALグループ便への搭乗でボーナスマイルがもらえます。なお、ショッピングでも効率よくマイルを貯めたい場合は、還元率が「100円=1マイル」になる(3)のショッピングマイル・プレミアムに年会費4,950円で登録できます。
Suicaチャージで1.5%のJRE POINTが貯まり、1,500ポイント→1,000マイルに移行可能(ショッピングマイル・プレミアム加入時)。Suicaを日常的によく利用するなら、効率的にマイルが貯められます。
JMB(JALマイレージバンク)とイオンが提供する電子マネー「WAON」が一体となった「JMB WAON」を組み合わせることで、JALカードからWAONへのチャージで「100円=1マイル」(ショッピングマイル・プレミアム加入時)、WAONでの支払いで「200円=1マイル」が貯まり、1.5%のマイル還元が受けられます。イオングループのお店やWAON加盟店での買い物が多い人に向いています。
メインカードに加えて、ぜひ持っておきたいのがサブカードです。紛失時や不正利用時の備えになるだけでなく、カードを使い分けることでポイントをより効率よく貯められます。
また、私のメインカードである「JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード」は国際ブランドがJCBのみのため、サブカードをVisaかMastercardで作っておけば、海外や一部の店舗で決済できないリスクを回避できる(国際ブランドの分散)という役割もあります。
JALマイラーのサブカードとして、私が「楽天カード」(一般)を強くおすすめする理由は以下の3つです。
JALカードは年会費がかかるため、サブカードは総コストを抑えられる「年会費無料」のものを選ぶのが鉄則。楽天カード(一般)は年会費が無料なので、家計に負担をかけずに維持することができます。
楽天市場には、「毎月5と0のつく日(ポイント4倍)」や「お買い物マラソン(最大10倍)」など、強力なキャンペーンが豊富です。対象サービスの条件を達成すると楽天市場でのお買い物がポイントアップするSPU(スーパーポイントアッププログラム)と組み合わせれば、一気にポイントを獲得できます。
貯めた楽天ポイントは「2ポイント→1マイル」のレートでJALマイルに移行できます(月2万ポイントまで、50ポイント以上から交換可能)。
メインであるJALカードSuica CLUB-Aゴールドとの使い分けは、メインカードで移動や日常の買い物を支払い、楽天カードでは主に楽天市場での買い物やふるさと納税、つみたてNISAを支払うようにしています。また、楽天市場での買い物については、そのなかでメインとサブを使い分けて効率よくマイルを貯めるようにしています。
通常は楽天市場でJALカードSuica CLUB-Aゴールドカードを使うと、「楽天ポイント1%+JALマイル1%」が貯まります。楽天ポイントは2ポイント=1マイルで交換できるため、楽天ポイントをJALマイルに交換すれば、合計で1.5%相当のJALマイルを貯められる計算です。
一方、楽天カードは楽天市場でのポイント還元率が高く、特に「5と0のつく日」はお得。エントリーして楽天カードで決済すると、通常ポイントに期間限定ポイントが上乗せされ、合計4倍になります。そこで私は、楽天市場での買い物をできるだけ「5と0のつく日」に集約し、その日は楽天カードで決済しています。
楽天カードで貯まるポイントには、JALマイルに交換できない期間限定ポイントも含まれます。でも、期間限定ポイントは楽天市場での買い物や楽天ペイの支払いに使えるため、日々の生活費の節約に活用。一方、交換できる通常ポイントはJALマイルへ移行します。
このように、普段はJALカードSuicaでJALマイルを貯め、「5と0のつく日」は楽天カードで楽天ポイントを多く貯めるという使い分けをしています。マイルにできるポイントはマイルに、期間限定ポイントは日常の支払いに使うことで、どちらもむだなく活用できます。
なお、楽天ポイントはANAマイルにも「2ポイント→1マイル」で移行できるため、ANAマイラーにとっても楽天カードは便利なサブカードです。
上記に加えて、私が普段実践している楽天ポイントをもっとためるテクニックを紹介します。
楽天リーベイツのWebサイト。アプリを使うと、毎月5のつく日には+1%還元となる(画像は楽天リーベイツ公式HPより)
ネットでショッピングや旅行の予約をするときは、まず「楽天リーベイツ」を経由。このひと手間で、カード決済によるポイントとは別に楽天ポイントが貯まります。楽天リーベイツの加盟店には、「無印良品」「ユニクロ」「Trip.com」などの人気サイトが多く、要チェック。「JAL国内線・国際線航空券」も、ここを経由するだけで1%のポイントが貯まります。
コンビニやドラッグストア、デパ地下などの楽天ポイントカード加盟店では、会計時に楽天ポイントカードを提示し、支払いはJALカードで行っています。これで、楽天ポイントとJALマイルの二重取りが可能です。
投資信託の積立を楽天カードで行うと、毎月の積立額に応じて楽天ポイントが貯まります。資産形成をしながら、楽天ポイントを貯められるのも大きなメリットです。
楽天ふるさと納税も、5と0のつく日にポイントがアップする(画像は楽天公式HPより)
楽天ポイントを大きく稼ぐ起爆剤が「楽天ふるさと納税」です。「5と0のつく日」を活用したポイントアップで、ふるさと納税の実質自己負担金額である2,000円を上回るポイントの還元も目指せるため、やらない手はありません。
このほかにも、楽天市場での買い物の前に楽天ポイントの総合サイトである「楽天PointClub」やキャンペーンページをチェックするなど、ポイントアップの機会を逃さないようにしています。
ポイントの明細。通常カード利用に加えて、投資信託や楽天リーベイツの利用、楽天市場のキャンペーンなどでもポイントが貯まっています
楽天カードを活用するうえで、以下の点には注意が必要です。
・「期間限定ポイント」の失効リスク
キャンペーンで獲得できるポイントの多くは、利用期限がありJALマイルにも交換できない「期間限定ポイント」です。私は失効を防ぐため、貯まったらすぐに楽天ペイなどで日常の支払いに消費するよう心掛けていますが、それでも年間1,000ポイント前後は失効させてしまっています。
・キャンペーン条件の複雑化
以前に比べ「お買い物マラソン」のポイント獲得上限が下がったり、楽天モバイルユーザーが優遇されるSPUの仕様変更があったりと、条件がやや複雑になっています。「とりあえず買う」のではなく、ポイントアップの条件をしっかり確認することが大切です。
最後に、筆者がこれまで貯めた楽天ポイントの実績を公開します。
過去13年間の楽天ポイントの明細
サブカードとして楽天カードを活用し始めた2017年から獲得ポイントが一気に増えていることがわかります。楽天証券でNISAを始めた2020年以降は年間2万〜3万ポイントがコンスタントに貯まるようになりました。
これをすべてJALマイルに交換したとすると、年間1万〜1万5,000マイルが貯まっている計算になります。1万5,000マイルあれば、東京=広島などの国内線往復特典航空券(2026年10月1日以降発券分の普通席)や東京=ソウルの往復特典航空券(エコノミークラス)に交換できます。
私自身、2年前に家族でビジネスクラスの特典航空券を利用してフランス旅行に行った際には、楽天カードで貯めた4万ポイント(=2万マイル分)を充当しました。年会費無料のサブカードがこれだけのマイルを生み出してくれるのは、非常にありがたいです。
なお、楽天ポイントの通常ポイントは最後に獲得した月から1年間有効です。その間に新たに通常ポイントを獲得すれば、実質的に有効期限を延長できます。一方、JALマイルに交換すると、交換した月から36か月後の月末までが有効期限。すぐに使う予定がなければ楽天ポイントのまま貯めておき、特典航空券に必要な分だけマイルへ交換することで、ポイントをより柔軟に活用できます。
JALマイルを効率よく貯めるには、1枚のカードに集約するのではなく、それぞれのカードの「得意分野」を使い分けることが重要です。
私の場合は、
・日常の買い物(ショッピングマイル・プレミアム)や移動(Suica、新幹線、空港ラウンジ)で最大限に活用できる「JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード」をメインカードに
・楽天市場やふるさと納税でポイントを効率よく貯め、日々の生活費を節約しつつメインカードを補完する「楽天カード」をサブカードに
という「二刀流」が、9年間で導き出したベストな布陣です。
特に楽天カードは年会費が永年無料のため、「とりあえず持っておく」だけでも負担にはなりません。これからJALマイルを本格的に貯めたいと考えている方、あるいは今の使い方に不便を感じている方は、ぜひ「メインのJALカード+サブの楽天カード」という組み合わせを試してみてはいかがでしょうか。