パソコンとスマホの基本ワザ

使わないのはもったいない! iPhoneの「3D Touch」の便利な使い方

「いまさら聞けない!? パソコンとスマホの基本ワザ」は、パソコンやスマートフォンに関する基本ワザや知っておくと便利な機能をていねいに紹介する連載です。“超”が付くほど簡単な使い方や、中上級者でも知っておくと役に立つ情報をお届けしていきます。第46回は、アップルの「iPhone 6s」以降のモデルに搭載される「3D Touch」の便利な使い方を紹介します。

「Peek」と「Pop」だけじゃない!

iPhone 6s以降に搭載された3D Touchは、画面をギュッと強めにタッチする(押し込む)操作方法だ。Webページのリンクをプレビューできる「Peek」と「Pop」が有名だが、それ以外にもいろいろなシーンで利用できるのでいくつか紹介したい。

電話番号の「新規連絡先の作成」をすぐに呼び出す

メールやメッセージに記載された電話番号を連絡先に登録したい場合は3D Touchを使うと簡単だ。電話番号部分を強めにタッチすると、発信/メッセージ/新規連絡先の作成/既存の連絡先に追加という4つのメニューが表示され、新規連絡先の作成を選べばいい。「Safari」でも同じことができるが、残念ながら「LINE」ではできない。連絡先に登録されている電話番号の場合は、連絡先が表示されるので、誰の電話番号か確認するときにも役立つ。

メールの本文中の電話番号を3D Touchすると表示される画面。ここから「新規連絡先を作成」を選べば、すぐに連絡先を登録できる

地図のプレビュー

メールやSafariに記載された住所を強めにタッチすると、「マップ」アプリが起動し、地図で場所を確認できる。そのまま経路検索や連絡先への追加などもできる。住所をコピーして、マップを開いて……という面倒な作業は不要だ。

メールに記載された住所を3D Touchすると……

メールに記載された住所を3D Touchすると……

マップでその住所を確認できる(左)。上にスライドすると、「経路を検索」というメニューが表示され、そのまま経路を調べられる(右)

「コントロールセンター」の操作

最新の「iOS 11」で大きく様変わりした「コントロールセンター」でも、3D Touchが活躍してくれる。コントロールセンターの左上にある、無線LANやBluetoothなどネットワーク関連がまとまった部分を強めにタッチすると、各機能の名称とオン・オフ、接続しているSSIDなどを確認できる。さらに、iOS機器間やMacと簡単にデータをやりとりできる「AirDrop」の受信設定もこの画面から行える。このほか、起動調整のバーを強めにタッチすると「Night Shift」のオン・オフできたり、懐中電灯の光りの強さを調整したりできる。

左上のネットワーク関連がまとまった部分を3D Touchすると、より細かいな情報を確認できる。その中にはAirDropもあり、受信設定が可能。「インターネット共有」のオン・オフも切り替えられる

キーボードの入力位置を移動

文字入力中に少し前に戻って修正したい場合も3D Touchだ。キーボードの好きなところを強めにタッチすると、Macのタッチパッドのように好きなところに入力位置を移動できる。「メモ」アプリで長文を作成する際などにも使いたい。

キーボードの好きなところを3D Touchすると、キーボードの文字がすべて消えてタッチパッドのように文字の入力位置が自由に動かせるようになる

三浦善弘(編集部)
Writer / Editor
三浦善弘(編集部)
出版社で月刊誌やWebメディアの編集・記者を経験し、2013年にカカクコム入社。「価格.comマガジン」にて、PCやスマートフォン分野を担当。取材歴は20年以上。現在は「価格.comマガジン」全体を統括する。
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