ごきげんよう、しえるです。いつも記事では変なことをしていますが、実は私、記事を書くお仕事をする前はアイドル活動をしていました(いわゆる地下アイドルです)。なぜ突然カミングアウトしたかというと、地下アイドル達にとって革命的な商品が発売されたからです!
それがこの、タカラトミー プリントス!
地下アイドルの収入源の1つとして、物販(グッズ等の販売)があるのですが、必ずといっていいほどラインアップに入っているのが“チェキ”。アイドル本人が写ったチェキを販売したり、ファンの方と一緒に撮ったりするのに欠かせないアイテムです。
インスタントカメラのチェキ、みんな知っていますよね?
こういうのです! 地下アイドルのほか、メイド喫茶などでも活用されていますよね
でも1つ悩みが…チェキって、写真の加工ができないんです。
今スマホで自撮りをするときは(きっとみんな)加工して、明るさを変えたり肌をきれいにしたりしていますよね。でもチェキはインスタントカメラなので、一発勝負。修正がきかないから、ブレたときや顔が盛れないときは何度も撮り直すことも…。(※デジカメのようなチェキもあるにはあるんですが、2万円以上とお高いんです。顔をかわいくする加工もないし…)。
そんな悩みを解決するのがプリントス!
プリントスは、スマホ内の写真をそのままチェキとしてプリントアウトすることができるアイテムです。
さっそく使ってみましょう!
まずはフィルムをセットします。使えるのはもちろんチェキのフィルム! 別売りなので、好きな柄のフィルムを用意しましょう。
今回はかわいい柄入りをセレクト
プリントスの裏ぶたを開けると、フィルムパックを入れる場所があります
フィルムパックを入れたらプリントスをまた表向きにして、ウイングを開きます。
手で持っている白とピンクの部分(ウイング)を開きます
中から白いフレームを取り出しましょう!
このフレームに入る範囲が、チェキに写る部分です。粘着テープが付いているので、フレームを裏返してスマホの画面に貼り付けます。
写したい範囲に合わせてフレームを貼る!(iPhone Plus系の大きめのスマホだと、写したい範囲が入りきらないかもしれません。逆に、iPhone SEでは小さすぎて、余白部分が黒くプリントされました)
さあ、いよいよプリントですよ!
フレームごとスマホをプリントスにセットして、シャッターを押します! フレームと本体はしっかり固定されない仕組みなので、曲がっていないか注意しましょう(ここはちょっと不便)。
カシャ!(強く押しすぎると本体が動いてブレることがあるので注意!)
シャッターを押して、フィルム排出つまみをくるくる回すと…?
でてきた!
まだ時間があまりたっていないので色が薄いですが…
おおおー! 本当にチェキなしでチェキがプリントできました! スマホをセットするところからを動画に撮ってみたので、ぜひ見てみてください。
スマホをセット→シャッターを押す→くるくるするだけ!
出てきたフィルムは真っ白ですが、しばらくすると写真が浮き上がってきます。チェキそのものですね。
これを読んでいる地下アイドル界隈のみなさんは夢のような気持ちだと思いますが、アイドルじゃない方々にもわかっていただけるよう、メリットを解説しますね。
少しでもかわいく♪
さきほども書きましたが、スマホの写真をプリントすることができるので、先にアプリでキレイキレイしたものを印刷できます♪ チェキでは失敗しがちだった自撮りもこれならラクラク!
これもまだ薄いですが、完全に浮き上がるまで24時間かかることもあるそう
奇跡の1枚を何度でも! そして、何人でも同じチェキを共有できちゃいます。
かなりシンプルな構造
実はプリントス、不思議なことに電池がいらないんです。驚きですよね? さらに特別なアプリも不要! 詳しい人に聞いてみたら、どうやらプリントスはプリンターというより、カメラそのものなんだそう。スマホの画面を写すのに特化したチェキ本体というイメージでしょうか?
実際に使ってみて、気をつけたほうがいい点がいくつかあります。
・スマホの画面の明るさは最大に…自動で明るさ調整がされる設定だと暗くプリントされてしまうので、明るさを最大に固定することをおすすめします!
・ヒビ割れたスマホはNG…画面をそのままプリントするので、ヒビがあるとプリントにもヒビが写ってしまいます…。
・スマホケースは外す…フレームがうまく付けられないので、スマホのケースは外したほうがいいでしょう。
・屋外や明るすぎる場所ではNG…強い光が入ってしまうと、白く飛んでしまいます。室内の、強い光が直接当たらないところがベスト。
いろいろプリントしてみました
ほぼ元画像に近い色みのものもあれば、インスタで加工したようなプリント具合になっているものもあります。すべて同じ場所でプリントしたので、なるべく画質がよくて色がはっきりしている写真を選ぶといいのかもしれません。
地下アイドルの方ならおなじみ、チェキをペンでデコるというのももちろんできます。フィルムがまったく同じなので、ここらへんは同じ感覚ですね。
現役時代を思い出しますね〜♪
ちなみに私が気に入って使っているペンはこれ。ポスカもいいですが、これは細めなので書きやすいです。
プリントスには、ピンク、ブルー、ブラックのカラーバリエーションがあります。アイドルグループならメンバー同士で色を分けて買ってもいいですね。たためば厚めの文庫本くらいのサイズになりますし、チェキ本体より安いので、気軽にイベントや集まりに持っていけますよ!
現役の地下アイドルのみなさんにはもちろん、そうでなくても、仲間で集まったときに集合写真を印刷して配ったり、お気に入りの写真をプリントしてどこかに飾ったり、プリントしたチェキをまたスマホで撮ってインスタにアップしたりなどなど…いろいろな楽しみ方ができると思います♪
私が現役だった頃にプリントスがあれば、もっとかわいいチェキをファンのみなさんにお届けできたのになあ…。ともあれ、アナログなチェキとデジタルなスマホを組み合わせた革命的なアイテムに感激しました!