特別企画

価格.com 20周年記念企画 「あなたの理想のパソコンを作ろう!」企画 アンケート結果発表!

価格.comユーザー理想のパソコン・デスクトップパソコン編

(有効回答数:1,013件)

Q1.現在ご使用中のパソコンはいつ購入されましたか?

現在ご使用中のデスクトップパソコンの購入時期をうかがいました。
もっとも多かったのは「5年前」の11.3%。次いで「2年前」の11.2%という結果になりました。ここ1年以内も合計で19.8%いるなど、比較的最近パソコンを新調された方も多そうです。なお、5年前の2012年には、Windows 8がリリースされており、このタイミングでパソコンを買い換えたという人がデスクトップの場合、多いのかもしれません。

Q2.そのパソコンの購入価格を教えてください。

購入したデスクトップパソコンの購入価格をうかがいました。
デスクトップパソコンは全体的にハイエンド傾向のようで、もっとも多かったのは、「150,001円以上」で23.0%とダントツ。その次は10万円前後の価格帯が多く、逆に、5万円以下という割合は9.0%とかなり少なめになっています。このことから、デスクトップパソコンの購入者は、3Dゲームなどもバリバリ行えるようなハイエンドモデルと、そこそこの処理性能を持ったミドルクラスモデルの人気が高めであることがわかります。

Q3.導入したいCPUは?−実績のある「Core i7」が多数

理想のデスクトップパソコンについて、どんなCPUを搭載したいかうかがいました。
選択肢としては、現状でもっともハイエンドなインテルの「Core i7」と、今後市場に出てくる新ハイエンドCPU「Core i9」、さらに今年の春発売され大きな話題を呼んでいるAMDの「Ryzen 7」の3つを用意しました。結果としては、やはりこれまでの実績のある「Core i7」が43.8%という圧倒的人気に。ただ、新ハイエンドCPUの「Core i9」も33.3%と、比較的高い支持を得ており、ユーザーのハイエンド志向が見て取れます。

Q4.導入したいストレージは?−「256GB SSD+2TB HDD」が最多

理想のデスクトップパソコンについて、どんなストレージを搭載したいかうかがいました。
デスクトップパソコンでは、システムドライブをSSDに、データ保存をHDDにというデュアルドライブ構成が常識となりつつあることから、全ての選択肢をデュアルドライブとし、SSDとHDDの容量で3つの選択肢を用意しました。結果としては、「256GB SSD+2TB HDD」という、用意した選択肢の中ではもっともミニマムな構成の人気が、43.8%ともっとも高く、意外にストレージに関しては、そこまで大容量を望んでいるわけではないということがわかりました。ただ、そのいっぽうで、もっともハイエンド構成の「512GB SSD+4TB HDD」という項目も36.4%の支持を得ており、やや意見の分かれるところとなっています。

Q5.導入したいメモリー容量は?−大容量「16GB」が圧倒的多数

理想のデスクトップパソコンについて、搭載したいメモリー容量をうかがいました。
こちらは非常にわかりやすい結果となっており、大容量の16GBが73.2%と圧倒的な支持を得ています。やはり、デスクトップパソコンを購入するのであれば、処理速度に大きく影響するメモリーについては一切の妥協を許さないという、ユーザーの強いこだわりが感じられます。

Q6.導入したい光学ドライブは?−「ブルーレイ」が圧倒的人気

理想のデスクトップパソコンについて、搭載したい光学ドライブの種類をうかがいました。
こちらは、ブルーレイ(BD)とDVDドライブの2択でしたが、やはりブルーレイのほうが74.0%と圧倒的に人気。どうせ搭載するのならブルーレイというのは、デスクトップパソコンの場合、常識と言えそうです。

Q7.導入したいグラフィックは?−ハイエンドの「GeForce GTX1080 Ti」が約半数

理想のデスクトップパソコンについて、搭載したいグラフィック性能(ビデオチップ)の種類をうかがいました。選択肢としては、NVIDIA系で2種類(GeForce GTX1080 Ti、GeForce GTX1050 Ti)、Radeon系で1種類(Radeon RX 480)の3種類を用意しました。結果としては、もっともハイエンドの「GeForce GTX1080 Ti」クラスが47.9%で一番人気。グラフィックに関しても、性能には妥協したくないという、ユーザーのハイエンド志向は、ここでも見て取れます。

Q8.予算の上限は?−「15万円」がひとつの目安。20万円までは許容範囲か

理想のデスクトップパソコンについて、かけてもいい予算の上限についてうかがいました。
ノートパソコンの場合は、比較的バランスを重視した予算志向でしたが、デスクトップパソコンの場合、ここまで見てきたように、かなりハイエンド志向であることもあって、予算もかなり高めの傾向となっています。一番多かったのは「125,001〜150,000円」(22.9%)というレンジですが、その上の「150,001円以上」というレンジも21.9%と多く、ある程度お金をかけても、それなりのスペックをそろえたいという、ユーザーのハイエンド志向が見て取れます。

Q9.その他の要望は?−「水冷システム」が意外な人気。「カッコいいケース」を求める声も

最後に、フリーアンサーで、理想のデスクトップパソコンに対する要望をうかがいました。
なかでも比較的多かった意見を下記に列挙します。

・水冷システムを搭載したい(静音性重視)
・カッコいいシンプルケース希望(リビングに置けるような)
・コンパクト&拡張しやすいケース希望
・安定した電源ユニットの採用
・4Kディスプレイとの組み合わせ
・無線LAN対応
・テレビチューナー搭載

いずれも、昨今のトレンドに沿った要望かと思いますが、意外に多かった回答として「水冷システムの搭載」がありました。水冷システムは、ファンによる空冷システムに比べて静音化しやすいため、一部で強い人気がありますが、今回のアンケートでも、水冷システムは多くのユーザーから求められていることがわかりました。確かに、水冷システムを搭載した静音パソコンというのは、現状の既製品モデルでもあまり見かけないので、ひとつの理想形なのかもしれません。

そのほか、ケースに対する要望も多く上がっていました。やはり、あまり無骨なケースよりも、見た目がカッコいいケースのほうが愛着もわきますし、リビングルームなどにもさりげなく置いておけたらカッコいいですしね。コンパクト化は、拡張性や性能面とのバランスですが、上記で見たようなハイスペックを搭載しつつ、可能な限りコンパクトで、見た目もカッコいいケースが求められていることは事実のようです。

アンケート結果を踏まえて、理想のパソコン製造へ交渉開始!

以上、ノートパソコンとデスクトップパソコンに分けて、価格.comユーザーが考える理想のパソコン像を明らかにしてきました。ノートパソコンは、ある程度モバイル用途でも使える13.3型液晶搭載クラスで、そこそこハイスペックなモデル、デスクトップパソコンは、とにかくスペック重視で、ある程度高くても長く使えるしっかりしたモデル、というのが、多くの価格.comユーザーが理想とするパソコン像であると、おおまかに言えると思いました。

このアンケート結果を踏まえ、現在、価格.comでは、パソコンメーカーと、この理想のパソコンの製品化ができるかどうかを交渉しています。製品化に当たっては、さまざまな制約なども出てくることと思いますが、なるべく皆さんの理想に近い形での製品化を目指していきますので、ぜひご期待ください!!

価格.comマガジン編集部
Writer
価格.comマガジン編集部
パソコン・家電からカップ麺に至るまで、何でも自分で試してみないと気が済まないオタク(こだわり)集団。常にユーザー目線で製品を厳しくチェックします!
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鎌田 剛(編集部)
Editor
鎌田 剛(編集部)
1996年にソフトバンクにて複数のパソコン情報誌の編集・立ち上げに携わった後、2002年にカカクコム入社。2006年「価格.comマガジン」を創刊。以降、編集長としてメディア運営に携わる。日経MJにてコラム連載、ラジオ出演なども幅広く行う。家電製品アドバイザー資格保持者。
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