「話のネタになる最新ITニュースまとめ」は、主に海外のIT業界やインターネットで先週話題になったニュースを紹介する連載です。知っておいて損はない最新情報から、話のネタになりそうな事柄まで、さまざまなニュースをお届けしていきます。
ビデオ会議ツールの「Zoom」は、これまで有料アカウントのみに提供されていた字幕の自動生成機能(クローズドキャプション)を、2021年秋より無料アカウントにも提供すると発表しました。
字幕の自動生成機能が無料アカウントでも使えるように
字幕の自動生成機能は、話し相手の音声をキャプションとして画面下部に表示できる機能。会議の議事録作成に活用できるほか、聴覚障害のユーザーへのサポートとしても期待されます。自動で生成された字幕を手入力する、もしくは、他社製ソフトウェアと連携することで議事録作成での文字起こしも楽に行えます。
「Zoom」はテレワークの導入が進まれる2020年に利用が拡大し、今ではWeb会議だけではなく、オンライン飲み会などで活用されるなどコミュニケーションツールのひとつして欠かせないものになりました。
同社によれば、今回の自動生成機能の提供は、ユーザー補助機能を強化する施策の一環とのこと。マイクロソフトの「Teams」やGoogleの「Google Meet」など多数のビデオ会議ツールが利用されていますが、こういった機能が無料化されることは「Zoom」のさらなる利用者拡大に貢献しそうです。
ソース:Zoom
Twitterは、2020年2月25日に開催された投資家向けのイベントで、クリエイターが収益を得られる課金システム「SUPER FOLLOW」を導入すると明かしました。
フォロワーがクリエイターを支援できる「SUPER FOLLOW」
この機能は、フォロワーが月額4.99ドルを課金することで、クリエイターからボーナスツイート、限定コミュニティへの参加、ニュースレターなどの限定コンテンツを受け取れるという機能です。「SUPER FOLLOW」の収益のどれくらいがクリエイターに還元するのかは明らかにされていませんが、Twitterの新たな収益化モデルとして期待されます。
このほかにも、不適切なツイートなどを自動でブロックしてくれる機能「SMARTER SAFETY」も今後新機能として実装予定とのこと。また、ベータ版として公開されている音声ベースのコミュニケーション機能「SPACE」も強化するとのこと。音声SNSとして爆発的な成長を続ける「Clubhouse」と似ているサービスなだけに、こちらにも注目が集まります。
なお、発表された新機能の実装時期については未定となっています。
ソース:Twitter
NetflixがSF映画「ターミネーター」のアニメシリーズを準備中であることが明らかになりました。制作は、Netflixでもこれまで「攻殻機動隊 SAC_2045」「B:The Beginning」を手がけたProduction I.Gが担当します。
Netflixのアニメ担当副社長であるジョン・ダーデリアン氏は、「ターミネーターは、これまでに作られたSFストーリーの中で最も象徴的な作品のひとつであり、時を経るごとに私たちの世界との関連性を高めてきました。新しいアニメシリーズは、これまでにない方法でこの世界を探求していきます」とコメントました。
「ターミネーター」は映画6作品のほか、テレビドラマ化などもされている作品ですが、アニメ化はシリーズ初のことになります。詳細なストーリーや時代設定などは明らかにされていません。今後の発表を楽しみに待ちましょう。
ソース:Variety