レビュー
USB-C経由の電源供給やLANポート搭載など基本性能も高め

デル、Teams認定の液晶ディスプレイは“全”ビデオ会議に便利

まだまだ続きそうな在宅勤務を快適にするアイテムとして、デル・テクノロジーズが今年2月に発表した液晶ディスプレイ「C2422HE」を紹介します。本モデルはマイクロソフトのコラボレーションプラットフォーム「Microsoft Teams」(以下、Teams)の認定を受けた23.8型の液晶ディスプレイ。在宅勤務でTeamsをよく使うという人にピッタリのディスプレイです。

Teamsの認定を受けた23.8型液晶ディスプレイのC2422HE。今回は同社のビジネス用ノートパソコン「Latitude 5320」を使って、このC2422HEを試用しました

Teamsの認定を受けた23.8型液晶ディスプレイのC2422HE。今回は同社のビジネス用ノートパソコン「Latitude 5320」を使って、このC2422HEを試用しました

Teams認定とは?

C2422HE の特徴であるTeams認定とは何かというと、Teamsを便利に使える機能が入っており、マイクロソフトからお墨付きをもらっているという感じです。左下のTeamsボタンをタップすると、Teamsが起動したり、参加予定の会議がはじまるとボタンが点滅し、タップして参加したりできます。

筆者も毎日Teamsを利用していますが、就業中はTeamsを起動しっぱなしという人が多いのではないでしょうか。なので、起動できるありがたみは少ないですが、参加予定の会議がはじまったことを知らせてくれるのは、忙しいビジネスパーソンにはうれしいはず。そのほか、音量の調整とマイクのミュートボタンが備わっています。ミュートボタンは、「聞くだけ」で参加していたつもりが、誤ってマイクが入っていたなんてミスを防げる、あると便利な機能です。

ディスプレイの左下にTeamsボタンを搭載。マウスやキーボードを使わずにTeamsを起動できます。音量調整やマイクのミュートもここから行えます

ディスプレイの左下にTeamsボタンを搭載。マウスやキーボードを使わずにTeamsを起動できます。音量調整やマイクのミュートもここから行えます。電話マークを「Skype」の電話番号入力画面が表示されます

C2422HEを接続した状態でTeamsを立ち上げると、「認定デバイスを試用しているようです」と表示されます

C2422HEを接続した状態でTeamsを立ち上げると、「認定デバイスを試用しているようです」と表示されます

ポップアップする500万画素のWebカメラ

Teamsといえばビデオ会議なので、カメラとマイク・スピーカーが重要です。本モデルは上部にポップアップ式の500万画素カメラとマイクを内蔵しており、少し押し込むと飛び出てきます。カメラを出すとマイクもオンになる仕様。顔を出さず(ビデオをオンにせず)に音声だけで会議に参加する場合でもカメラを出さないといけないのが少々面倒なところ。IRカメラも内蔵しており、Windows Helloの顔認証にも使えます。顔認証を使っている場合は、カメラを出しっぱなしにしておくのもありでしょう。

ポップアップする500万画素のWebカメラ。ここにマイクとWindows Hello用の赤外線も搭載されています。カメラをしまうと狭額縁のスッキリした見た目になります

ポップアップする500万画素のWebカメラ。ここにマイクとWindows Hello用の赤外線も搭載されています。カメラをしまうと狭額縁のスッキリした見た目になります

画質に関しては、ノートパソコンのHD(720p)内蔵カメラと比べてみました。ネット環境に左右されるので一概には言えませんが、500万画素(フルHD)のカメラを内蔵する本モデルのほうがシャープで明るい画像なのがわかります。

C2422HEの500万画素のWebカメラの画質(1080p)。明るくシャープな映像です。スピーカーとマイクもC2422HEのものを利用しています

C2422HEの500万画素のWebカメラの画質(1080p)。明るくシャープな映像です。スピーカーとマイクもC2422HEのものを利用しています

こちらがLatitude 5320の内蔵カメラの画質。こちらは720p。粗さよりも暗さが気になります。上のC2422HEのほうが相手によい印象を与えられそうですが、どうでしょう?

こちらがLatitude 5320の内蔵カメラの画質。こちらは720p。粗さよりも暗さが気になります。上のC2422HEのほうが相手によい印象を与えられそうですが、どうでしょう?

マイク・スピーカーに関しては、デュアル5Wスピーカーを本体下部に搭載。エコーキャンセルスピーカーで、人の声が聞きやすいのがポイントです。マイクはノイズキャンセリング機能付きです。試しにビデオ会議をした相手に聞いたところ、声が大きくなって聞き取りやすかったとのこと。

デュアル5Wのスピーカー。ステレオかは明言されていないが、左右の音の分離は感じられました

デュアル5Wのスピーカー。ステレオかは明言されていないが、左右の音の分離は感じられました

LANポートやUSB-C経由の電源供給をサポート

そのほかの機能をチェックしていきましょう。画面サイズは23.8型で、解像度は1920×1080のフルHD。IPSパネルで横178°/縦178°視野角が広く、非光沢なので映り込みも少なく、長時間の利用にも適しています。輝度は最大250カンデラと必要十分な明るさで、自宅で利用する場合は最大輝度にすることは少ないでしょう。

応答速度は8ms(GtoG、標準)/5ms(GtoG、高速)。リフレッシュレートは60Hz。仕事用のディスプレイとしては標準的なスペックです。

フルHD の23.8型。視野角が広く縦に回転させても見やすさは変わりません。輝度は250カンデラと仕事用としては必要十分な明るさ

フルHD の23.8型。視野角が広く縦に回転させても見やすさは変わりません。輝度は250カンデラと仕事用としては必要十分な明るさ

便利なUSB-C経由の最大90Wの電源供給もサポートしています。対応のノートパソコンを持っていれば、ケーブル1本接続するだけで、ノートパソコンを充電しながら映像出力ができます。ディスプレイにはUSB 3.2(アップストリーム、タイプB)、USB-C 3.2(ダウンストリーム、最大出力15W)、USB 3.2、USB 3.2(ダウンストリーム)、ヘッドホン出力などのインターフェイスが備わっており、ディスプレイ側にキーボードやマウスのレシーバー、プリンターなどをつなげておけば、ディスプレイを置いた場所がワークスペースに変身します。

家のWi-Fiが不安定という人には、RJ45端子(LANポート)が便利です。最近のノートパソコンはLANポートを備えないものが多く、有線で接続しにくいのが課題です。「C2422HE」なら、ディスプレイ側にLANケーブルを接続することで、安定したネットワークでビデオ会議などができます。

USB-Cケーブル1本でノートパソコンと接続して、デスクトップパソコンのように使えます。写真ではキーボードとマウス(レシーバー)はディスプレイ側に接続しています

USB-Cケーブル1本でノートパソコンと接続して、デスクトップパソコンのように使えます。写真ではキーボードとマウスのレシーバーをディスプレイ側に接続しています

映像入力はHDMI 1.4、DisplayPort、USB-Cの3系統。LANポートも備えます

映像入力はHDMI、DisplayPort、USB-Cの3系統。LANポートも備えます

Teamsボタン類の下にUSB 3.2(Gen1)、ヘッドホン出力、USB-Cポートを備えます。ここに抜き差しの頻度の高い機器を接続しておけます

Teamsボタン類の下にUSB 3.2(Gen1)、ヘッドホン出力、USB-Cポートを備えます。ここに抜き差しの頻度の高い機器を接続しておくといいでしょう

裏面に電源ボタンとOSDメニュー用のボタン(というか十字方向に動かせるレバー)が備わっています

裏面に電源ボタンとOSDメニュー用のボタン(というか十字方向に動かせるレバー)が備わっています

地味に便利なスタンドの穴。ここにケーブル類を通すことで、ケーブル周りをスッキリさせることができます

地味に便利なスタンドの穴。ここにケーブル類を通すことで、ケーブル周りをスッキリさせることができます

本体サイズは53.864(幅)×18.5(奥行)×40.408(高さ)cm(スタンドを含む)

本体サイズは53.864(幅)×18.5(奥行)×40.408(高さ)cm(スタンドを含む)

まとめ

Teams認定の液晶ディスプレイであるC2422HEは、Teamsを含むビデオ会議に便利な液晶ディスプレイです。Teamsの起動やアラートなどTeamsならではの便利な機能はありますが、高画質なカメラとエコーキャンセルのスピーカー、ノイズキャンセリングのマイクは、「Zoom」や「Webex」などほかのビデオ会議アプリでも重宝します。つまり、C2422HEはすべてのビデオ会議をより快適にしてくれるディスプレイと言えるのです。オールインワンなのも魅力。マイクやスピーカーを接続するために、机の上や机の裏がケーブルだらけになることもありません。価格.com最安価格は36,446円(2021年3月10日時点)と、24型クラスの液晶ディスプレイとしては高めですが、ビデオ会議で相手の声が聞こえにくい、自分の声が相手によく聞こえているか心配な人は、C2422HEを検討してみてはいかがでしょうか。

なお、Teams認定液晶ディスプレイとしては、27型の「C2722DE」と曲面タイプで34型の「C3422WE」がラインアップされています。より大きな画面を求める人はこちらをチェックしてみてください。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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