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コーヒーのプロに聞く! 本当においしいアイスコーヒーを家で淹れるコツ

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夏日が続く日本列島。こんな時季はアイスコーヒーがひときわおいしく感じられます。本記事のテーマは、そんなアイスコーヒーを“本当においしく作るコツ”。温かい湯気がのぼるホットコーヒーに比べて香りを感じにくいアイスコーヒーですが、ポイントを押さえれば、冷たくても豊かな風味を引き出せるのです。というわけで、全力でアイスコーヒーのおいしさを追求してみました。

今年の夏はアイスコーヒーならではのおいしさを極めたい! デロンギ・ジャパンのショールームで満喫してきました

アイスコーヒーは、冷やすプロセスで風味やコクが逃げる

コーヒーの醍醐味といえば、やはりその豊かな香りとコク。しかしアイスコーヒーだと、いまいち実感しづらいですよね。冷たいアイスコーヒーは香りを感じにくいうえ、飲んでいるうちに氷で薄まってしまったりもするし、ホットコーヒーに比べて風味は劣る印象です。

「確かに、香りはコーヒーのおいしさに直結する重要な要素です。アイスコーヒーの場合、コーヒーを抽出してから冷やすまでのプロセスで、すでに香りとコクが逃げてしまっている場合がほとんどなんですよ」。そう語るのは、高性能なコーヒーメーカー開発で定評のあるキッチン家電メーカー、Delonghi(デロンギ)の古家健さんです。

デロンギ・ジャパン株式会社 マーケティング部 PMグループ 古家健さん。バリスタの資格も有する、いわば“コーヒーのプロ”です

コーヒー豆は、挽いた瞬間から劣化が始まるもの。さらにアイスコーヒーの場合は、抽出したコーヒーをジャグに受け、それをグラスに注いで氷を入れて冷やして……と、飲むまでの課程でどんどん風味やコクが逃げてしまうんです。では、どうしたらおいしさを失わずにアイスコーヒーを作れるのか? バリスタでもある古家さんみずからアイスコーヒーを淹れつつ、そのポイントを教えてくださいました。

【ポイント1】苦みがある深煎りの豆を選ぼう

コーヒー豆には本当にいろいろな種類があります。好みの豆を探すのも、コーヒー党の楽しみのひとつですよね。今回、古家さんは「深煎りの豆」をチョイス。「コーヒー豆は、浅煎りだと酸味が強く、深煎りだと苦みが多くなります。アイスコーヒーにするなら、“苦み”を深く感じられる深煎りのほうがよいでしょう」(古家さん)。

そう、コーヒーならではのコクに直結するのが、この“苦み”という要素。一般的に、浅煎りの豆は酸味があり苦みが少なくまろやかと言われますが、アイスコーヒーの場合は氷で冷たくなったり薄まったりした状態でもコクを感じやすいよう、“苦み”が主役の深煎りを選ぶのがポイントというわけです。

今回使用したコーヒー豆は、イタリアの「Musetti(ムセッティ)ロッサ」。アイスコーヒー向けに、深煎りでビターな味がする豆をチョイスしました

【ポイント2】やっぱりミル付き! 全自動コーヒーメーカーを選ぼう

次に大事なのは、コーヒーを抽出する“コーヒーメーカー”の選び方です。古家さんいわく、「コーヒーは豆ごと買ってきて、飲むときに自宅で挽くのが1番。なので、ミル付きの全自動コーヒーメーカーが最適です」とのこと。少しでも香りやコクを残したいアイスコーヒーでは、挽きたての豆を使うことがより大事な要素になります。

もちろん、市販のコーヒー粉で簡単・手軽に淹れるのもアリです。……が、今回のテーマは“本当においしく作るコツ”。アイスコーヒーの味を全力で追求するなら、やはりミル付きが最有力候補というわけです。

最近は、無印良品から登場した「豆から挽けるコーヒーメーカー」も大ヒットしていて、全自動コーヒーメーカーがにわかに盛り上がっていますよね。私たちのようなコーヒー好きにはうれしい限り。今回の取材では、価格.com「コーヒーメーカー」カテゴリーの売れ筋ランキング上位にランクインし続けるデロンギの全自動モデル「マグニフィカ ESAM03110S」で、アイスコーヒーを作ってもらっています。詳細は写真をご覧ください。

価格.comでも売れているデロンギの全自動コーヒーメーカー「マグニフィカ ESAM03110S」でコーヒーを淹れてもらいました。全自動コーヒーメーカーの開発歴10年以上というデロンギの経験を投入した、全自動モデルのエントリー機です

デロンギ製全自動コーヒーメーカーは、豆を挽くグラインダーもすごい。溝にカッターを備えるコニカル式を採用しています。1つひとつの豆が溝に入ったところにカッターがあてられ、豆を均一に挽くことができるので、味にバラツキがなくまとまりが出ます。さらに、回転速度がゆっくりなので、カッターの回転で発生する摩擦熱による酸化を抑えることが可能。コーヒーのおいしさを残せる挽き方なのです

【ポイント3】エスプレッソ抽出が理想! 短時間でダイレクトに注ごう

次のポイントは、“抽出方式”です。ひと口にコーヒーメーカーといっても、その抽出方法はさまざま。一般的なのは、挽いたコーヒー粉にゆっくりお湯を注いでうま味を引き出すドリップ式ですが、時間をかけることはコーヒーの酸化にもつながります。

そこで「せっかくアイスコーヒーのおいしさを全力で極めるなら」と古家さんが提案するのは、“エスプレッソ抽出”タイプ。いわゆる“エスプレッソマシン”などとも呼ばれるコーヒーメーカーです。エスプレッソ抽出は、挽いたコーヒーにお湯の圧力をかけて短時間で一気に抽出する方法。コーヒーは高温で抽出すると苦みが増し、低温で抽出すると酸味が増すのですが、エスプレッソはボイラーとセンサーで温度管理を徹底し、90℃の高温で抽出するのが基本です。

「高温のお湯の圧力によって短時間で一気に抽出するエスプレッソ式は、ドリップ式と比べてコーヒーならではの苦みとコクがぎゅっと濃縮されます。しかも、抽出したコーヒーをグラスにダイレクトで注げるコーヒーメーカーを使えば、容器を移し替える手間もないので、コクを逃がさずアイスコーヒーを作れますよ」(古家さん)。一般的に、エスプレッソには深煎りの豆を使用することにも注目。つまり、1番目にご紹介した「苦みがある深煎り豆を選ぶ」というポイントを、よりよく生かせる抽出方法でもあるのです。

もちろん、今回使用したESAM03110Sもエスプレッソ抽出タイプ。写真は内蔵されているエスプレッソのタンピングを行うパーツです。タンピングとは、挽いたコーヒー粉をぎゅっと押し固めることで、ここに圧力のかかったお湯を注ぎ、短時間で一気に抽出します

ESAM03110Sの場合、ミルで豆を挽き始めてからコーヒーをグラス1杯分抽出するまで、かかった時間はわずか1分半でした。コーヒーのうま味を失わないすばやさです。しかも、ボタンをワンプッシュするだけの操作で、誰でも簡単に使いこなせるのがうれしい。

グラスに氷を入れてセットし、そこに直接コーヒーを注ぎます。ESAM03110S で2杯分のエスプレッソを同時抽出=ちょうどグラス1杯分のアイスコーヒーを作ることができます

抽出したコーヒーをジャグに溜めるタイプのコーヒーメーカーでは、それをグラスに移し替えたりしている間に中身がどんどん酸化してしまいます。しかし、挽きたての豆を短時間でエスプレッソ抽出し、ダイレクトに氷の入ったグラスに注げば、香りやコクを逃しません!

できあがったアイスコーヒーを実際に味わってみます。ゴクンと飲みきった後も、舌にほのかな苦みが残るおいしいアイスコーヒーでした。後味までウマい……!

【ポイント4】カフェラテやアフォガードも! スタバ気分で味付けよう

続いて、「ただコーヒーを淹れて終わりでなく、いろいろな“味付け”を工夫すればアイスコーヒーの世界はより楽しくなります」と教えてくれた古家さん。確かに、ただおいしかっただけで終わってはもったいない味です。せっかくなら、自宅でできるアイスコーヒーのバリエーションを楽しんじゃいましょう!

まずは、アイスカフェラテを作ってみます。一般に、通常のドリップコーヒーとミルクを混ぜたものをカフェオレと呼び、エスプレッソとミルクを混ぜたものをカフェラテと呼びます。カフェオレよりもコクを感じやすいカフェラテは、エスプレッソ抽出だからこそできる味。作るときは、氷とミルクを入れたグラスをマシンにセットし、そこにコーヒーを注げばOK。しかも、できあがったアイスカフェラテに市販のシロップやフレーバーを入れれば、楽しみ方は無限大に広がります。まさに、“自宅でスタバ”気分!

氷とミルクをグラスに入れて、その上にコーヒーの抽出をスタート。女性人気の高いカフェラテが作れるのはエスプレッソ抽出だからこその魅力です。しかもワンプッシュで、簡単に短時間で作れる!

こちらもグラスにダイレクトに注ぐことで、できあがったカフェラテはコクがしっかり。同時に、ミルクと混ざることでまろやかさも出ます。シロップやフレーバーを入れてもイケるので、アレンジしがいがあります

さらに、飲みものだけでは終わりません。ESAM03110Sで淹れたコーヒーを使って、デザートだって作れちゃいます。濃いめの設定で1杯分エスプレッソ抽出したコーヒーを、市販のバニラアイスクリームにかければ、お手軽ながらおいしいアフォガードの完成! こちらもエスプレッソ抽出ならではのメニューですよね。

ESAM03110Sは抽出量や濃さを調節できるのもポイント。濃いめに淹れた1杯分のエスプレッソをアイスにかければ……

アフォガードが完成! 市販のバニラアイスを買ってくれば自宅でできちゃいます。ただコーヒーを飲むだけではなく、デザートにも応用して楽しめるのがイイ。これもおいしかった……!

ホットコーヒーと同じように、アイスコーヒーもおいしい淹れ方・飲み方にこだわってみましょう

ホットコーヒーと同じように、アイスコーヒーもおいしい淹れ方・飲み方にこだわってみましょう

【ポイント5】最高のアイスコーヒー=自分の好きな味を追求しよう

最後に、これがもっとも大きいポイントかもしれません。古家さんは「“おいしい”の種類は人それぞれ。だからアイスコーヒーも、自分の好きなおいしさをどんどん工夫するとイイと思います」とアドバイスしてくださいました。

豆選びやコーヒーメーカー選びなど、アイスコーヒーをおいしく作る“理論上のコツ”はこれまで述べてきた通り。豆の挽き方や温度管理など、エスプレッソ抽出の基本となる設定もあります。……が、それにとらわれすぎず、最終的な「本当においしいアイスコーヒー」の仕上げは、自分で好みを追求すべしというわけですね。

ちなみにデロンギの全自動コーヒーメーカーは、その思想に添い、豆の挽き具合からお湯の温度・抽出量までユーザーが好みで調節できるようになっています。「デロンギが提唱する最高のおいしさではなく、ユーザーさんそれぞれにとってのおいしさを追求できるようにしています」と、古家さんは力強く語ってくださいました。

ESAM03110Sのミル部分。豆を挽くときの粗さを調整できるノブが搭載されています

ESAM03110Sのミル部分。豆を挽くときの粗さを調整できるノブが搭載されています

ミルを使わず、市販のコーヒー粉をセットして抽出することも可能。用途にあわせて使い分けられます

ミルを使わず、市販のコーヒー粉をセットして抽出することも可能。用途にあわせて使い分けられます

お湯の温度や抽出量まで、ユーザーそれぞれの好みを追求できるようになっています

お湯の温度や抽出量まで、ユーザーそれぞれの好みを追求できるようになっています

今回はグラスにミルクを直接入れてカフェラテを作りましたが、ミルクフロッサーも付いているので、きめ細かくなめらかなフォームミルクを作ることもできますよ

本製品は、1.8L分の水を入れておけることもポイント。緑マルで囲った部分が給水タンクです。コーヒーを淹れ終わったら自動洗浄できる機能も付いています。ただ豆を挽くだけの全自動ではなく、こうした使用後の対応まで含めた“本当の全自動”を実現しているのは、さすがデロンギです

まとめ

……というわけで、アイスコーヒーを“本当においしく作る”コツ、いかがだったでしょうか? 今回は、プロが語る理想の淹れ方をご紹介しましたが、もちろん一気に全てのポイントを実践せずとも、「まずは深煎りの豆の中から、好みのものを探してみよう」とか「グラスにダイレクトに注ぐスタイルを実践しよう」といったように、おいしく作る要素を少しずつ取り入れて、自宅で工夫してみるとイイかもしれません。

なお筆者個人的には、コーヒーメーカーというと“ホットコーヒーを作って冬に暖まれる家電”というイメージがあったのですが、こうやってアイスコーヒーの楽しみ方を知ることで、夏に涼しくなれるマシンでもあることを発見できたのが収穫でした。ぜひ今年の夏は、自宅でアイスコーヒーならではのおいしさを追求してみませんか?

杉浦 みな子(編集部)

杉浦 みな子(編集部)

オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。あ、90年代アニメも好き。

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2017.10.20 更新
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