レビュー
作ったスムージーは専用の真空タンブラーで保存もできる

クビンス「真空ブレンダー」で作るスムージーは、とってもフレッシュ!

たっぷりの野菜や果物の栄養をてっとり早く摂ることができる「スムージー」は、健康法としてすっかり定着しました。しかし、一般的なブレンダーでスムージーを作ると、酸化によって変色や繊維の分離だけでなく、野菜や果物が持つ栄養素が壊れやすいという問題があります。今回ご紹介するクビンス「真空ブレンダー SV-500」(以下、SV-500)は、ボトル内を真空状態にしてかくはんすることで材料への酸素の混入を抑え、スムージーの酸化や分離を抑えてくれるというブレンダー。どれほどの効果があるのか、いろいろ検証してみました。

真空状態でかくはんするから、より新鮮なスムージーが楽しめる

「SV-500」は、-75kPaの圧力でボトル内を真空状態にすることで、野菜や果物の酸化や変色、繊維の分離を防ぎながらかくはんできるブレンダー。約30,000回転/分のパワフルな高速回転とステンレススチール製の6枚刃で、コーヒー豆などの粉砕にも使用可能。ボトル内の材料が最適な状態になると自動的に運転を停止する「オートブレンド」「真空オートブレンド」モードを搭載しているので、スムージー作り初心者でも、簡単においしいスムージーが作れます。また、真空機能、かくはん機能運転に発生する騒音を抑えるカバーを搭載。さらに、作ったスムージーやジュースを新鮮な状態で保存できる真空タンブラーも付属します。

ノイズカバーを付けた状態のサイズは、216(幅)×240(奥行き)×443(高さ)mm。重量は6.2kgとなかなか大きいので、設置・収納スペースは要確認! 運転時の消費電力は1,500Wです

ボトルは軽くて丈夫なトライタン製。片手で軽々持てちゃいます。ブレンド/粉砕時それぞれの最大容量は1,200ml/500mlです

ブレードは、ステンレススチール製の6枚刃。重なった刃によって立体的な対流が生まれ、材料をムラなく混ぜることができるそうです

操作は、電源のオン/オフなどに使用するホイールボタン、パルス運転やマニュアル運転時に左右に回すジョグダイヤルのほか、「真空機能」「真空機能+オートブレンド」「オートブレンド」メニューにそれぞれ割り当てられた3つのボタンで行います

ボトルの中身のかさを抑えたり混ぜたりするダンパーのほか、計量カップ、ヘラが付属

ボトルの中身のかさを抑えたり混ぜたりするダンパーのほか、計量カップ、ヘラが付属

ふたは、真空かくはん機能で調理する際に使用する真空ボトルふた(左)と、中央のキャップを外すことで、ふたをつけたまま中身のかき混ぜなどができるダンパー専用ふた(右)の2種類を使い分けましょう

グリーンスムージーで、かくはんパワーをチェック

まずは、オートブレンド機能で「SV-500」のパワーをチェック。葉物野菜や皮ごとのりんごを使ったグリーンスムージーを作ってみます。材料を投入する場合は、液体→水分の多い材料→やわらかい材料→硬い材料の順。氷(家庭用の製氷器で作ったもの)を入れる場合は1番最後に入れます。

ボトルに、水、みかん、りんご、水菜、氷をセットします。りんごはヘタだけを取り、皮や種ごと投入!

ボトルに、水、みかん、りんご、水菜、氷をセットします。りんごはヘタだけを取り、皮や種ごと投入!

「オートブレンド」ボタンを押してかくはんスタート。ボトル内を真空にしないでかくはんする、つまり普通のかくはんです

氷が入っているので仕方ないかもしれませんが、かくはん時の音はけっこう大音量。そばにいると耳をふさぎたくなります

1分ほどしっかりかくはんしてストップ。オートブレンド機能だけでムラなく混ざったので、ダンパーを使う必要はありませんでした。1分もかくはんを続けるのは長すぎるように感じるかもしれませんが、以前専門家に聞いた話によると、野菜や果物の細胞壁をしっかり粉砕して栄養を取り出すには、1分程度のかくはん時間が必要なのだそう(1Lほどのスムージーを作る場合)

今回は必要ありませんでしたが、かくはんが足りない場合は、ジョグダイヤルを回してパルス運転をすることもできます

できあがったグリーンスムージーは、葉残りがなく、りんごの種や皮もしっかりかくはんされています。繊維質を感じるものの、さらっとごくごく飲めるスムージーです

りんごジュースで、真空状態でのかくはんによる抗酸化効果をチェック

続いて、「真空状態でのかくはんは、スムージーやジュースの酸化を防げる」というのは本当なのか、試してみましょう。使用するのは、空気に触れることで茶色く変色しやすいりんご。「オートブレンド」と「真空オートブレンド」でそれぞれりんごジュースを作って、変色や分離の具合を比較します。

水とりんご(皮、種ごと)を入れたボトルを本体にセットします。写真は「真空オートブレンド」で調理した際のものなので、この場合は真空ボトルふたをしています

真空防音カバーをかぶせて準備完了

真空防音カバーをかぶせて準備完了

「真空オートブレンド」ボタンを押してスタート。「ブー」という音と共に15秒ほど(材料の種類や量によって異なる可能性があります)でボトル内を真空にしたあと、かくはんが始まります

調理後の真空ボトルは、ふたの上の弁を外して“ぷしゅっ”と空気を入れてからでないと開きません

調理後の真空ボトルは、ふたの上の弁を外して“ぷしゅっ”と空気を入れてからでないと開きません

できあがったジュースを比較。できたての色にはほとんど差がありませんが、「オートブレンド」で調理したジュースは、すでに分離しています。飲んでみたところ、真空で作ったジュースのほうが、さらさらでのど越しがいい! 全然違います

30分後、再度比べてみると、「真空オートブレンド」で調理したほうはほとんど変色していません。多少ぬるくなった程度で、味わいもほとんど変わりません。「オートブレンド」で作ったジュースはかなり変色と分離が進んでいて、飲む気にもなりませんでした……

真空状態で作ったバナナジュースは超なめらか!

同様に、バナナジュースの仕上がりの差もチェック。真空状態でかくはんすると、余分な空気を含むことなく、なめらかな口当たりになるそうです。先ほどと同様に、「オートブレンド」と「真空オートブレンド」でそれぞれバナナジュースを作って比較します。

材料はバナナ、豆乳、氷

材料はバナナ、豆乳、氷

できあがりを比較。見た目だけでもはっきりと差がわかります。飲んでみると、「オートブレンド」で作ったジュースは、口に含むと一緒に空気が入り、飲んだ後げっぷが出そうになるのに比べ、真空で作ったほうは非常になめらかです

バナナジュースを作る際、真空防音カバーの効果もチェックしてみました。正直なところ、真空防音カバーをつけても「うるさい」という印象が変わるほどではなかったです。

音量測定アプリで簡易的な騒音チェックをしてみたところ、真空防音カバーの有無によって最大で5dB違うかどうか(どちらも80dB後半から90dB前半をウロウロ)。オート機能がついていることですし、運転時はちょっと離れたところにいて音をやり過ごすほうがいいかも

真空タンブラーを使えば、作ったスムージーの鮮度を保ちながら保存できる

最後に、タンブラーの中を真空状態にして、中身の鮮度を落とすことなく保存することができるという真空タンブラーの効果をチェック!

赤いボールのようなものは、タンブラー内を真空にする際に、中身をかき混ぜるかくはんボール。使用時の最大容量は700mlで、ボトルの最大容量の半分強の容量があるので、朝まとめて作ったスムージーを夜も飲む、といった使い方ができますね

ボトルを本体にセットして、真空カバーをかぶせます

ボトルを本体にセットして、真空カバーをかぶせます

真空ボタンを押してスタート

真空ボタンを押してスタート

スムージーが渦を巻きながら、1分ほどで真空化が完了します

スムージーが渦を巻きながら、1分ほどで真空化が完了します

真空タンブラーは、冷蔵庫のドアポケットにぴったり納まるサイズ

真空タンブラーは、冷蔵庫のドアポケットにぴったり納まるサイズ

約24時間経過後、ラップをかけて保存していたスムージーと比べてみます。外から比べてみるとほとんど差がないように見えますが……

それぞれ同形状のグラスにそそぎ直してみると、真空タンブラーで保存していたもののほうが鮮やかな色をキープしているのがわかります。飲んでみたところ、グラスで保存していたほうは野菜や果物の渋みが出てしまっていましたが、真空タンブラーで保存していたほうは、できたてと遜色ないおいしさでした

上から見ると、よりわかりやすいです。真空タンブラーで保存していたものはさらさらとした質感を保てていますが、グラスで保存していたほうは水分が飛んでしまったのか、ドロっとした質感に

まとめ

今回、「真空」と「真空でない」状態で調理・保存したスムージーやジュースを比較しましたが、思った以上にはっきりと違いが現れたことに驚きました。普段、一般的なブレンダーで作ったスムージーをおいしく飲んでいる筆者ですが、こうして飲み比べをしてみると、やはり真空状態で調理したスムージーはフレッシュさが違うと言うか、すごく飲みやすいです。マシンの効果をはっきりと目で見て、舌で味わって実感することができるのはうれしいですね。

気になるお値段ですが、「SV-500」の価格は6万円台というところがほとんどのよう。一般的なミキサーに比べるとかなり高価です。しかし、食生活は毎日の積み重ねだからこそ、「SV-500」のように少しでも栄養素を壊さずにおいしく飲めるマシンを選ぶというのも、健康的な食生活を継続するための投資と考えれば、大いにアリではないでしょうか。

大泉瑠梨(編集部)

大泉瑠梨(編集部)

美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。

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