新製品レポート
「毎日使える」がテーマのウォーターオーブン

レンジで時短調理も! 野菜がおいしく食べられるシャープ新「ヘルシオ」

シャープから、ウォーターオーブン「ヘルシオ」の新モデルが発表されました。庫内容量30L・2段調タイプの「AX-XW600」と、同26L・1段調理タイプの「AX-AW600」の2ラインアップです。詳細は後述しますが、低温調理やレンジ機能の強化など、オーブンレンジを毎日使いたくなる機能が満載! ともに2019年6月13日に発売予定です。

先日、この新ヘルシオ2機種の発売を記念し、シャープとカゴメとの共同による一般参加型の健康セミナーが開催されました。ここでは、新ヘルシオの使いこなしや簡単に野菜を摂る方法を聞くことができました。セミナーの模様も含めながら、新ヘルシオの特徴をご紹介しましょう!

新ヘルシオは「毎日使える」がテーマ

実はレンジ市場はここ数年、多機能オーブンレンジが縮小し、逆に単機能レンジ市場が拡大する傾向にあります。というのも、最近のスーパーやコンビニには、お惣菜や真空パック、レトルトパックの調理済みおかずが多数ならび、わざわざ自分で作らなくてもレンジで温めるだけで簡単においしい料理を楽しめるようになっていますよね。共働き家庭や単身世帯、シニア世帯が増えたことにより、このような「調理済みおかず市場」が拡大しているんです。だから「温めるだけの単機能レンジでOK」という人が増えているわけですね。

そんな中でシャープが掲げたテーマは、「毎日使えるヘルシオ」。ヘルシオの魅力といえば、過熱水蒸気によるオーブン機能で、ヘルシーな料理が作れることです。また、肉と野菜など異なる食材を一緒に調理しても、自動メニューで全てにちょうどよく火が通るという高機能性もウリ。そして新モデルでは、誰もがオーブンレンジをもっと使いこなせるよう、簡単においしく調理できる機能やレンジメニューが追加されました。

2機種それぞれ、レッド系とホワイト系のカラーを用意。価格はオープンで、実売想定価格はAX-XW600が17万5,000円前後、AX-AW600が13万円前後となります

新モデルは「毎日使えるヘルシオ」がテーマです!

新モデルは「毎日使えるヘルシオ」がテーマです! 3つの新機能に注目

【新機能1】ひとつの食材に対して、複数レシピを提案してくれる

まず、シャープ独自の“AIoT”クラウド連携により、ヘルシオが食材の調理方法を教えてくれる機能が進化しました。以前からヘルシオはWi-Fi接続に対応しており、同社クラウドサービス「COCORO KITCHEN」と連携することで、ヘルシオに話しかけることによる音声操作が行えます。

これまでも、使いたい食材を話しかけると、ヘルシオが旬のレシピを提案してくれる機能がありました。ただ、従来は提案するレシピが1品だったのですが、新製品ではヘルシオの調理方法の中からいくつかのレシピを提案してくれるようになったのです。以下は、実際にほうれん草の茹で方を質問している動画。ヘルシオは、「ほうれん草」に対して3つのレシピを提案してくれています。

【新機能2】80℃前後の低温で野菜を蒸す新コース

新ヘルシオには、調理レシピもいくつか増えています。なかでも注目したいのは、「低温蒸し青野菜」コース。たっぷりの蒸気を使い、80℃前後の低温で包み込むように野菜を蒸すコースです。温度センサーが庫内温度の上昇具合から食材の仕上がりを判断するので、100〜300gまで自動で調理できます。

これまでも100℃の水蒸気を使った「蒸し野菜」コースはありましたが、100℃の場合はしっかり茹でるので食感がやわらかめになります。しかし、「低温蒸し青野菜」コースなら、80℃の低温で蒸すことで適度な食感を残せるのです。

液晶画面をタッチすれば、「低温蒸し青野菜」メニューが選べます。適度に食感を残しながら青菜の蒸し野菜が作れるほか、エビなんかもプリプリに仕上がるそう

【新機能3】レンジを使った時短調理機能が強化

そして3つめは、「レンジで1品」機能による時短調理機能の強化です。以前のヘルシオは、その特徴であるウォーターオーブン機能を中心に自動メニューをそろえていました。しかしユーザーの時短調理に対する高いニーズに対応するため、レンジ機能を使った新しいコースが加わったのです。

新機能「レンジで1品」には、「5分でおかず」「カンタン煮物」「カンタンパスタ」といった、レンジ機能でできるスピード調理メニュー15種類を搭載。メインディッシュはウォーターオーブン機能の「まかせて調理」でほったらかし調理を行い、あと1品欲しいなというときに「レンジで1品」コースで副菜を作るということが手軽にできます。なお、同コースは今後、クラウド対応により順次メニューを増やしてく予定とのこと。

食卓にあと1品欲しい、という時に5分で作れる自動レンジ調理メニュー

食卓にあと1品欲しい、という時に5分で作れる自動レンジ調理メニュー

レンジで1品メニューには3つのコースがあります。5分おかずには多彩なメニューが

レンジで1品メニューには3つのコースがあります。5分おかずには多彩なメニューが

新ヘルシオで作った料理を実食! 蒸し野菜も時短メニューもおいしい

実際に新ヘルシオで作った料理を試食してみました。メインディッシュは「あぶり豊潤焼き」コースに新たに加わった「網焼きハンバーグ」メニュー(AX-XW600のみ)で作ったハンバーグです。副菜は「レンジで1品−5分おかず」コースで作った豚肉と大根の生姜風味、「低温蒸し青野菜」コースで作ったほうれん草としめじの塩麹和え、「まかせて調理」機能で作った夏野菜の焼きラタトゥイユ。もりだくさんです。

ヘルシオで作ったメニューのほか、シャープの「ホットクック」で作った「彩り野菜と鶏肉のトマト煮」「じゃがいもの冷製スープ」も一緒に味わいました

新機能の「低温蒸し青野菜」コースで作った「ほうれん草としめじの塩麹和え」は、青菜の部分から甘みがあふれてきておいしい! 一緒に調理されたアスパラの茎部分も、ちゃんとシャキシャキした歯ごたえを残しています。また、「5分おかず」コースで作った「豚肉と大根の生姜風味」は、大根に生姜の味がしっかり染み込んでおり、とても5分で作ったものとは思えませんでした。

左が低温調理した「ほうれん草としめじの塩麹和え」。右が「5分おかず」コースで作った「豚肉と大根の生姜風味」です。どちらの新コースもかなり使える!

AX-XW600のみに搭載されている「あぶり豊潤焼き-網焼きハンバーグ」コースは、ハンバーグの表面を高温で焼き上げて焼き目をしっかりつけたあと、温度を下げて中までじっくり火を通します。実際に食べてみると、肉汁がじゅわーっとあふれ出てとても美味!

もちろん従来の高機能調理にも対応。得意の過熱水蒸気調理により、異なる食材を一気に利調理できる自動調理メニューが便利です

シャープとカゴメに「野菜の栄養素を摂る重要性」を教えてもらった

実は上述のメニューは、シャープがカゴメと共同開発したものです。今回は、両社による「ヘルシオ×カゴメ カンタン!おいしい!健康セミナー」が開催され、効率よく野菜を摂取する方法を聞くことができました。せっかくなので、ここからはその内容を簡単にご紹介しましょう。

野菜は炭水化物やタンパク質をエネルギーに変えるサポートを行うとともに、それ自身が持つ栄養素で健康的な体を維持する役目を持っています。カゴメのフードプランナー・山形真紀子さんによると、1日あたりの野菜摂取量の目標値は350g。生野菜で食べようとすると、直径30cmのボウルに山盛りの量になりますが、そのまま食べきるのはほぼ不可能。実際、多くの日本人が目標値より100g前後、小鉢1個分ほど野菜の摂取が足りていないそうです。

カゴメのフードプランナー、山形真紀子さん。カゴメでは現在、「日本人の野菜不足をゼロにする」活動を展開中で、どうすれば簡単にバランスよく野菜を摂取できるかを日々研究しているところ

野菜はタンパク質や炭水化物をエネルギー変える役目があるため、それらを一緒に摂取する必要も。しかしどの年代の男女もみんな野菜不足です(画像はカゴメの発表資料から)

「1日350gの野菜を摂取するには、調理した野菜を組み合わせる方法が効率的です」と山形さんは説明します。理由はもちろん、野菜を炒める、煮る、蒸すなど、調理することでかさが減って食べやすくなるから。

さらに、「ジュースや缶詰、レトルトパックなどの調理品も組み合わせとよいでしょう」とのこと。トマトやニンジンのように、生で食べるより加工することで栄養素が吸収されやすくなる野菜もあるので、生野菜にこだわらず積極的に調理・加工品を利用するのがいいそう。また、漬物や惣菜、カット野菜や、週末にまとめて作った「つくりおき」をアレンジして週中の料理に使うというのもいい方法だそうです。

炒める、煮ることによりかさが減って、野菜の1日の摂取目標350gを摂りやすくなります

炒める、煮ることによりかさが減って、野菜の1日の摂取目標350gを摂りやすくなります

加工品を積極的に使用すると、より野菜を摂取しやすくなります。トマトやニンジンのように加工後のほうが、栄養素が吸収されやすくなる場合も

新しく搭載された「低温蒸し青野菜」コースや「レンジで1品」機能も組み合わせて考えると、新ヘルシオには野菜をたくさん摂れる調理メニューが満載。日本人の野菜不足解消にうってつけのオーブンレンジと言えるでしょう。

筆者もいくぶん、というかだいぶ野菜不足。今回のセミナーで、加工品でも野菜の栄養素が摂れることをあらためて知ることができたので、まずは野菜ジュースやトマトソースを積極的に使ったり、簡単に作れるもう1品を増やしてみようと思います。

近藤克己(プラスワン・クリエイティブ)

近藤克己(プラスワン・クリエイティブ)

1966年生まれ、福島県出身。大学では考古学を専攻。家電製品のフリーペーパーを発行しつつ、ライターとしても活動中。得意分野は家電流通、生活家電。趣味は、ゴルフ、ギター、山登り、アニメ、漫画。

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