特別企画

メーカーに聞いた! 使いやすく食品ロスも防げる理想の冷蔵庫収納術

冷蔵庫は私たちの生活に欠かせない存在ですが、その収納方法にまで気を配っているという人は少ないのではないでしょうか。そこで今回は、冷蔵庫の構造を知り尽くしたメーカー担当者に、冷蔵庫内の理想の収納方法を指南してもらうことに。自宅の冷蔵庫を、使いやすくて食品ロスを防げる、理論上完璧な収納状態にすることを目指します!

今回モデルとなる冷蔵庫は、筆者宅にある三菱電機「MR-CX37C」(2018年製)です。三菱電機の冷蔵庫は、大きな冷却機1台でパワフルに冷やすスタイルを採用。ドアごとに部屋が分かれているので、ほかの部屋の開閉による温度影響を受けにくいのが特徴です

<目次>
・「冷蔵室」は収納率5割を目指す!
・ドアポケットに入れるのは、温度変化や衝撃に強いもの
・冷蔵室の棚は、「ゴールデンゾーン」を意識
・納豆は「チルドルーム」に、ヨーグルトや豆腐は「冷蔵室」に
・【三菱独自】「氷点下ストッカー」の魅力
・「野菜室」は見やすい工夫がポイント
・「冷凍室」はパンパンでいいんです!
・【三菱独自】「切れちゃう瞬冷凍」の魅力
・自動製氷機能は、使わないならOFFに
・庫内温度の設定は、1年中「中」のままでOK
・理論上完璧(?)になった冷蔵庫をチェック!
・まとめ

収納率5割を目指す! 「冷蔵室」の収納のコツ

今回お話をうかがうのは、三菱電機 営業部 冷蔵庫営業課の鈴木直美さんです。入社以来、“冷蔵庫畑ひと筋”で、商品企画や開発にも携わっているそう。

価格.comマガジン(以下、価格):鈴木さん、本日はよろしくお願いいたします! さっそくですが、まずは冷蔵室に食品を収納する際の心がまえを教えてください。

三菱電機 鈴木さん(以下、三菱):基本的に、冷蔵室は詰めすぎないようにしましょう。食品を入れる割合は、理想は5割……多くても7割程度に留めておきたいですね。室内に適度な余白を残しておかないと、冷気の通りが悪くなってしまいます。

また、熱いものはそのまま入れずに、冷ましてから入れてください。温かいものを入れて冷蔵室内の温度が上がってしまうと、ほかの食品への影響が心配ですし、冷蔵室内の温度を下げるために、電気代も余分にかかってしまいます。
※製品によっては、温かいまま入れられる機種もあります

わが家の冷蔵室。週1回の買い出し直後ということもあり、5割を超えているように見えますが、少し食品を消費すれば5割に収まりそうな感じ。部屋の広さのわりには大きすぎたか? と思っていた冷蔵庫ですが、意外とちょうどいいサイズだったようです。今、冷蔵室がパンパンという人は、買い替えの際は大きめのものを選んだほうがいいかもしれません

ドアポケットには、温度変化や衝撃の影響を受けにくいものを収納

価格:ここからは、冷蔵室の場所別に、収納のコツなどをお聞きしていきたいと思います。まず、ドアポケットにはどういったものを入れるとよいのでしょうか?

冷蔵室のドアポケットはほかの場所より食品の入れ替えが少ないので、使いやすい配置を確立しておきたい!

冷蔵室のドアポケットはほかの場所より食品の入れ替えが少ないので、使いやすい配置を確立しておきたい!

三菱:ドアポケットは冷気の吹き出し口から遠く、開閉による温度の影響を受けやすいので、ほかの場所と比べると温度が上がりやすい場所です。飲料や調味料など、温度変化の影響を受けにくいものを入れるのに適していますね。

価格:そうなんですね。飲料や調味料は取り出しやすいようにドアポケットに入れるのかと思っていたのですが、理由はそれだけではないと。ドアポケットは開閉時の衝撃が気になるところですが、注意したほうがいい食品はありますか?

三菱:生卵は、なるべく衝撃を与えないほうがいいと考えています。なので、三菱電機の冷蔵庫も、一部の機種では卵ケースを冷蔵室内の棚に配置しているんです。

「MR-CX37C」はドアポケットに卵ケースがあるタイプなので、棚に移動してみました

「MR-CX37C」はドアポケットに卵ケースがあるタイプなので、棚に移動してみました

空いたスペースには、衝撃や温度変化に影響を受けにくい梅干しや漬け物、ジャムを配置

空いたスペースには、衝撃や温度変化に影響を受けにくい梅干しや漬け物、ジャムを配置

価格:開閉時の衝撃と言えば、ラー油や七味なんかの軽くて小さい調味料は、ドアを開閉すると100%倒れてるんですが(笑)。これはもう、自分で工夫するしかないですかね?

三菱:そうですね(笑)。三菱電機でも、ドアポケットに細かい仕切りを付けた製品を企画していたことがあるのですが、ユーザーにアンケートを採ってみると、「細かい仕切りで自由度がないのは逆に不便」という意見が多かったんです。それで、あえて仕切りは少なめにしています。

ばらばらと管理が大変なチューブものは、100円ショップで購入した便利グッズで固定しました

ばらばらと管理が大変なチューブものは、100円ショップで購入した便利グッズで固定しました

細かい調味料を複数置いている棚は、後ろの空いたスペースをスポンジで埋めることで、だいぶ倒れにくくなりました

《余談》実はフレンチドアタイプのドアポケットは収納力が低くなりがち

三菱:余談ですが、実はフレンチドア(観音開き)タイプの冷蔵庫のドアポケットは、中央から左右に開く構造上、同じ幅なら片開きタイプよりもドアポケットの収納量が少ないんです。

また、幅が同じでも、メーカーによっては、冷蔵室の棚の奥行きを狭めるなどして、ドアポケットの容量を増やしているところもあります。ドアポケットの収納力にもこだわりたいという方は、購入の際にチェックしてみてください。

冷蔵室の棚は、「ゴールデンゾーン」を意識した配置でより使いやすく

価格:冷蔵室の棚の部分ですが、上下、外側/内側、手前/奥などで温度の違いがあったり、置くのに適した食品は違ってきますか?

三菱:冷蔵庫の冷気の吹き出し口は奥にあることがほとんどです。また、冷気は下方向にたまる性質があるので、理論上は「奥、内側、下段」がもっとも温度が低い傾向になりますね。ただ、最近の冷蔵庫は温度管理の精度が高いので、神経質になる必要はありません。

価格:配置はそんなに意識しなくてもいいんですね、それなら気が楽です。「コの字」に食品を配置するとよいという話もありますね。

三菱:「コの字」がよいというのは温度の観点からではなく、中に入っている物が見やすいからだと思います。好みで取り入れるといいのではないでしょうか。ただし、吹き出し口をふさがないように注意です。

価格:「吹き出し口はふさがない!」。覚えました。冷蔵室の棚は高さを調整できるようになっていますが、棚の配置で気をつけることはありますか?

三菱:できる範囲で自由に配置していただいて大丈夫ですよ。ただ、棚全体がすき間なく埋まっていると冷気が通りにくくなってしまいます。物を入れても多少すき間ができるようにしていただきたいですね。

筆者の冷蔵庫の冷蔵室の上2段。2Lのペットボトルと酒類などでわりとぴっちり。しかも吹き出し口をふさぐ配置になっていました

そこで、最上段は棚の高さを広げて空間を作り、2段とも両端に寄せるような配置に。これによって、中央にある吹き出し口の前を開けることができました

三菱:もうひとつポイントとしては、冷蔵室の最下段(チルドの上)の手前側は、背の低い人でも出し入れがしやすい「ゴールデンゾーン」。鍋など大きくて重いものや、ちょっと高さのあるものも置けるように、棚の高さに幅を持たせておくと使いやすいですよ。

ゴールデンゾーンは広め、高めに調節しておくと何かと使いやすい! 筆者は味噌汁を2日分まとめて作るため、前日の味噌汁を入れた鍋の定位置になりそうです

納豆は「チルドルーム」に、ヨーグルトや豆腐は「冷蔵室」に

価格:工夫次第で使いやすくできるんですね。チルドムームについてもいろいろ教えてください!

三菱:チルドルームは約0℃(冷蔵室は約3℃)設定の場所です。生肉や魚のほか、ハムやチーズ、ねりものなどの加工品、作り置きのお惣菜を入れておくのに適しています。食品は保存温度が低いほど長持ちしますが、水分は約-1℃になった時点で凍ってしまうので、凍る直前の温度でできるだけ長く保存できるようにと、約0℃の設定になっています。

価格:作り置きのお惣菜の保存にもいいんですね。私だけかもしれませんが、「チルドルームに入れておけば安心」というイメージがあって、何でもとりあえずチルドルームに入れがちです。入れないほうがよいものもあるんでしょうか?

三菱:チルドルームは約0℃設定とはいえ、外気温により、一時的に0℃以下になる可能性もあるので、水分の多いものは凍る可能性があります。たとえば豆腐なんかは、冷蔵室に置いておいたほうが安心ですね。

価格:まさに入れています。すぐ出します(笑)。逆に、これは意外とチルドルームがいいよっていうものは?

三菱:納豆は温度が高いと発酵が進みやすくなると言われているので、チルドルームがおすすめですね。

ただし、同じ発酵食品でも、ヨーグルトは冷蔵室で保管したほうがいいです。以前は、「ヨーグルトはチルドルームに」と言われていたのですが、最近は市販のヨーグルトも種類が多いですよね。ものによってはチルドルームに入れると凍ってしまって、食感が変わってしまうこともあるようです。なので、数年前からは「ヨーグルトは冷蔵室に」と言われるようになりました。

納豆はチルドルームに、ヨーグルトや豆腐は冷蔵室に。豆腐とヨーグルトがなくなったチルドルームには作り置きの惣菜を入れることで、「ゴールデンゾーン」に余白を確保できました

【三菱独自】肉を凍らせずに約1週間保存できる「氷点下ストッカー」の魅力

価格:チルドルームと言えば、「MR-CX37C」には「氷点下ストッカー」があるので、肉や魚を買いだめできて便利すぎます。買い出しが週1回で済むので、もう「氷点下ストッカー」がない生活は考えられません!

三菱:それはなによりです。「氷点下ストッカー」なら魚の切り身などは約3日、丸ごとの魚は約5日、生肉は約7日間凍らせずに保存できますので、「肉や魚を長持ちさせる部屋」と思っていただければいいですね。

肉や魚は冷凍すると解凍がめんどうですし、味が落ちるのが心配ですが、凍らせなければ調理もラクで、風味も損ないません。また、生肉や魚をほかの食品と分けて保管できるので衛生的ですし、スペースにも余裕が生まれます。

「氷点下ストッカー」はチルドルームの下に配置

「氷点下ストッカー」はチルドルームの下に配置

価格:いいことずくめですね! 先ほど、「約-1℃で水分が凍り始める」とのことでしたが、「氷点下ストッカー」は-3℃でも凍らないんですか?

三菱:専用の温度センサーと吹き出し口が搭載されていて、室内の温度は約-3〜0℃に制御されているんです。マイナスの温度帯になっても凍らない「過冷却現象」を応用して、肉や魚を凍らせずにチルドより長く保存できます。

「野菜室」は見やすい収納の工夫がポイント

価格:野菜室はどのような点に気をつけて使用したらよいでしょう?

野菜が雑魚寝状態のわが家の野菜室。開閉の度にキャベツやたまねぎがゴロゴロと転がり、野菜カスが散らかるのを見ているだけでテンションが下がります

三菱:野菜室も冷蔵室と同じく、収納率は5割が理想ですね。上の引き出しには使いかけやサイズの小さな野菜、下のスペースには大物の野菜を収納します。これは冷凍冷蔵庫全体に言えることですが、なるべく扉の開閉は少なく済ませたいので、見やすく整えておくことも大切ですね。

価格:野菜は立てたほうが整理性もよく、ものによっては長持ちするということも聞きますね。

三菱:そうですね。「MR-CX37C」の場合はシンプルな2段構造なので、仕分け用のケースやスタンドなどで工夫してもらうといいと思います。

紙袋や自宅にあったケースを使って区分けをしてみました。紙袋にはレジ袋をかぶせているので、野菜カスが気になったらレジ袋だけ外して捨てられます

三菱:野菜室は特に整頓が難しいですよね。なので、三菱電機の最上位モデル「MX」シリーズでは、上の引き出しの深さを2種類に分けました。深いほうには、半玉キャベツやブロッコリーなど、「浅い引き出しには入らないけど、下のスペースに入れるとごちゃついてしまう」中途半端なサイズの野菜を入れられます。また、下のスペースには立て野菜のケースが付いていたり、2Lペットボトルも立てて入れられます。さらに、野菜室が使いやすい腰の高さにあるので見わたしやすく、出し入れもしやすいんです。野菜室の整理にお悩みの方は、ぜひご検討ください。

野菜を4つの区画に分けて収納できる「MX」シリーズの野菜室

野菜を4つの区画に分けて収納できる「MX」シリーズの野菜室

「冷凍室」はパンパンでいいんです!

価格:自宅の冷凍室は、わりとつねにパンパンなのですが、冷凍室も収納率5割を目指したほうがいいのでしょうか?

三菱:冷凍室は冷蔵室や野菜室と違い、なるべくすき間がないほうがいいです。たっぷり詰めておくことで温度が上がりにくくなり、省エネ性も高く、食品の劣化が防げるためです。

価格:あ、よかった(笑)。ちなみに、上の引き出しは開閉による温度変化が下のスペースに比べて大きいのでしょうか?

三菱:基本的には差はないと思っていただいて大丈夫です。立てて入れられないものや、細々としたものを入れるのに活用してください。

わが家の冷凍庫は、ふるさと納税の返礼品などで年間を通してパンパン。食品にとっては悪い環境ではないようでひと安心です

上の引き出しには、味噌など使用頻度の高いものや、細々としたあまりもの。そして作ったまま放置している氷

上の引き出しには、味噌など使用頻度の高いものや、細々としたあまりもの。そして作ったまま放置している氷

【三菱独自】凍っているのにサクッと切れる!「切れちゃう瞬冷凍」の魅力

価格:(「MR-CX37C」には残念ながら搭載されていませんが、)三菱の冷凍庫といえば「切れちゃう瞬冷凍」ですね。

三菱:はい。「切れちゃう瞬冷凍」は1999年に誕生しました。きっかけは、ある女性設計士のひと言で、彼女の「冷凍すると解凍がめんどう。冷凍なのに切れたら楽だよね」という言葉から開発が始まりました。

開発にあたり、「冷凍は約-18℃」という常識を覆し、-18℃から1℃ずつ温度を上げていって、-7℃で冷凍した食品なら、包丁が入ることがわかったんです。もちろん、-7℃以上でも切れるのですが、「保存期間ができるだけ長くて切りやすい」というちょうどいい温度が、-7℃なんですね。この絶妙な温度管理は、各部屋が独立した三菱電機の冷蔵庫だからこそ実現できています。

「切れちゃう瞬冷凍」なら、冷凍したひき肉がそのままサクッと切れたり、ホワイトソースを使う分だけすくえる! 小分けせずに冷凍できるので時短になります

価格:「冷凍した肉の使いにくさ」を知っているからこそ生まれる発想! 大発明ですね。

三菱:それが今の時代にもはまっているんですよね。ちなみに、「切れちゃう瞬冷凍」は単独でも非常に便利なんですが、冷凍室で長期間保存する場合も、先に「切れちゃう瞬冷凍」で凍らせてから冷凍庫に移すことを推奨しています。そうすることで、食品の細胞破壊を抑えておいしく冷凍ができます。

「切れちゃう瞬冷凍」では、一般的な冷凍より細かく均一な氷結晶を作ることで細胞破壊を抑え、うまみや成分をキープ

逆に解凍する場合は、使う前日に冷凍庫から「切れちゃう瞬冷凍」に移しておけば凍ったままでも使いやすくなり、「氷点下ストッカー」に移せば、おいしく解凍できるんです。食品に各部屋を行き来させることで、より「時短でおいしく」がかなうので、搭載機種をお使いの方、購入を検討されている方は、ぜひこの方法を活用してみてください。

価格:知らなかった! すごくいいですね。今度冷凍肉を使う時は、「氷点下ストッカー」でおいしく解凍してみます。

三菱電機は、保存期間に合わせた保存方法を推奨。1週間以内に使う場合は「氷点下ストッカー」、約2〜3週間以内に使う場合は「切れちゃう瞬冷凍」、それ以上になる場合は「しっかり冷凍室(一般的な冷凍室)」で保存。冷凍・解凍時にそれぞれの部屋を行き来させることで、品質を損ないにくく、調理がしやすくなります

自動製氷機能は、使わないならOFFに

価格:冷凍庫つながりですが、家庭用冷凍庫で作った氷に消費期限はあるんでしょうか?

三菱:消費期限は基本的にないですが、できるだけ早めに使ってください。氷は使わないでいると昇華してどんどん小さくなります。また、開閉を繰り返しているとホコリが入ったりして、衛生上もあまりよくありません。

3か月ほど前に作った、使わないのに捨てることもしなかった氷。昇華現象によって元の半分以下のサイズに

3か月ほど前に作った、使わないのに捨てることもしなかった氷。昇華現象によって元の半分以下のサイズに

価格:すぐ捨てます。しばらく氷を作る必要がない場合も、自動製氷機は動かし続けていたほうがよいのでしょうか?

三菱:使わない場合は、製氷停止に切替えておいてください。再度製氷する場合は、1回目の氷は捨てて、2回目に製氷したものから使うことをおすすめします。

給水タンクに水が入っていなければ製氷はされませんが、水を送り出すポンプや氷の量を量る装置が稼働し続けるそう(製氷停止に切替えると、ランプが点灯します)

製氷中止にする際は、給水タンクをよく洗って、しっかり乾かしてからセットし直します

製氷中止にする際は、給水タンクをよく洗って、しっかり乾かしてからセットし直します

庫内温度の設定は、基本的には1年中「中」のままでOK

価格:最後に、各部屋の温度設定について教えてください。普段は「中」に設定しておくとして、どういった場合に調整が必要なのでしょうか。季節ごとに設定を変える必要はありますか?

三菱:基本的には「中」のままで大丈夫です。調整するのは、冬の寒い時期に中の食品が少ないなら「弱」、暑い夏に冷蔵室がパンパンの場合に「強」に、といった具合です。ただ、この設定はうっかりそのままにしてしまうことが多いと思うので、状況に適さない設定になってしまうくらいなら、「中」のまま使い続けたほうがいいですね。

価格:確かに、最初は張り切って色々いじってしまいますが、うっかり忘れる可能性は非常に高いと思います。よほどのことがない限り、「中」のまま使いたいと思います。

「弱」「強」に設定した場合は、状況が変わったら「中」に戻すのを忘れずに

「弱」「強」に設定した場合は、状況が変わったら「中」に戻すのを忘れずに

理論上完璧(?)になった冷蔵庫をチェック!

鈴木さんのアドバイスを参考に、自宅の冷蔵庫を改革してみました。冷蔵室は収納量5割を目指しつつ、適度に余白を意識。野菜室は清潔さをキープできるように区分けをしました。冷凍室はほぼそのままですが、放置していた氷を捨ててすっきり。

冷蔵庫

卵ポケットを棚に移動。冷蔵室とチルドルームにそれぞれ適した食品を入れ替えました。また、「ゴールデンゾーン」はなるべく空けておけるよう意識!

野菜室

取り急ぎ、紙袋や手持ちのボックスでスペースを区切ってみるだけでも、かなり管理しやすくなりました。紙袋だと頼りないので、ぴったりのボックスを探し中です※たまねぎに適した保存場所については諸説ありますが、わが家はほかに置くところがないため、冷蔵庫に入れています

冷凍室

貯氷コーナーの氷を捨ててすっきり!

貯氷コーナーの氷を捨ててすっきり!

冷凍室の下のスペースには、新たにブックスタンドを採用。これなら内容量が少なくなっても食品が倒れる心配がなく、出し入れもスムーズ

まとめ

このように改革した冷蔵庫の使い勝手は、なかなかいい感じ。冷蔵室は余白を意識することで見やすくなり、ムダ買いも食品ロスも減らせそうです。野菜室も、大まかに区分けしただけで、見やすさと入れやすさが段違い。暖かくなるこれからの時期は、特に食品の傷みが心配になる季節です。見やすく・入れやすく・取り出しやすい冷蔵庫の収納を目指すべく、ご自宅の冷蔵庫内の見直しをしてみてはいかがでしょうか。

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大泉瑠梨(編集部)

大泉瑠梨(編集部)

美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。

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