選び方・特集

《2022年》人気の電気圧力鍋おすすめ13選! 安全・簡単・時短調理に便利

時短で簡単、安全に煮込み調理などができる電気圧力鍋は、近年注目度が高まっている調理家電。本記事では、電気圧力鍋を選ぶ時のチェックポイントとおすすめの電気圧力鍋13製品を紹介します。

ボタンひとつで簡単時短! しかも安全! 電気圧力鍋の魅力

電気圧力鍋は、火を使わずに圧力調理ができる調理家電です。

圧力鍋は、鍋の中の圧力を上げることで沸点が100℃以上になり、通常より高い温度で食材を加熱できるため、短時間で調理できるというのが利点。ガス火で使用する圧力鍋の場合、基本的に調理中はつきっきりになりますが、電気圧力鍋なら火を使わないので離れていても安全。圧力や火加減(温度)の調整もおまかせで、いわゆる「ほったらかし」調理ができます。

「ほったらかし」調理が可能な調理家電と言えば、ほかにも「スロークッカー」がありますが、沸騰直前の温度で長時間加熱するスロークッカーより、格段に早く調理が完了するのが電気圧力鍋のメリット。そのため、共働き世帯の増加に伴い、「調理にかけられる時間は限られているけれど、栄養バランスが取れたおいしいものが食べたい」という需要が高まる中で、人気を集めているのです。

電気圧力鍋があれば、帰宅後に調理を始めても、その日の夕飯に「長時間煮込んだような、お肉がホロホロの豚の角煮」を食べる、なんてことも十分可能です!

電気圧力鍋の選び方

電気圧力鍋を取り扱うメーカーは増えており、購入する側の選択肢も広がりました。電気圧力鍋を選ぶ際は、何を基準に選べばよいのでしょうか。まずは、購入する際にチェックしたいポイントを見ていきましょう。

調理容器の容量

家族の人数によって最適な鍋やフライパンの大きさが違うように、電気圧力鍋の(調理容器の)サイズは、その使い勝手を左右します。

ガス火で使用する圧力鍋の場合、容量の目安は「人数+1リットル」と言われており、そのまま当てはめると、「4人家族なら5L」になります。しかし、電気圧力鍋の場合、調理容器の容量が4L以下の製品がほとんど。ボリュームゾーンは3L前後の製品なので、3Lを基準とし、1〜2人世帯や、1日で食べきれる量を主に作りたい場合は3L未満の製品、3人以上の世帯や、1度にたっぷり作りたい場合は、3L以上の製品を中心に見ていくのが現実的でしょう。

1度に作りたい量に合わせて選べるよう、複数の容量を用意しているメーカーも。写真はアイリスオーヤマの「KPC-MA3(3L)」(左)と「PC-EMA6(5.8L)」(右)。同社は、4種類の容量(2.2L/3L/4L/5.8L)を展開しています(2022年10月時点)

1度に作りたい量に合わせて選べるよう、複数の容量を用意しているメーカーも。写真はアイリスオーヤマの「KPC-MA3(3L)」(左)と「PC-EMA6(5.8L)」(右)。同社は、4種類の容量(2.2L/3L/4L/5.8L)を展開しています(2022年10月時点)

調理モードの種類

基本の「圧力調理」以外にも、食材に含まれる水分だけで調理する「無水調理」や沸騰する直前の温度で長時間煮込む「スロー調理」といった調理モードを搭載している製品が多く、そのほかにも「低温調理」「発酵調理」「蒸す」「炒め」など幅広い調理に対応する製品も増えています。使いこなせるのであれば、調理モードは多いに越したことはないですが、その分、価格が高くなったり、操作が複雑になったりすることも。自分にとって本当に必要な機能に絞って選ぶことも、購入後の満足度を高めるコツです。

自動メニューの種類

簡単なボタン操作だけで、メニューに最適化された温度や加熱時間で調理する自動調理は、ほとんどの製品に搭載されています。プリセットしている自動メニューの数は製品ごとに異なりますが、本記事で紹介している製品の場合、メニュー数は多いものではなんと250種類。数が多いほうが簡単に作れる料理のバリエーションは増えますが、こちらも調理モードと同様に、宝の持ち腐れにならないよう、内容をよく吟味して判断しましょう。

アイリスオーヤマ「KPC-MA2」の自動メニューの一例。内蔵メニューは全65種!写真はメーカーサイトより

アイリスオーヤマ「KPC-MA2」の自動メニューの一例。内蔵メニューは全65種(写真はメーカーサイトより)

加熱方式はマイコン式かIH式か

電気圧力鍋の大半がマイコン式ですが、IH式を採用している製品も少なからずあります。マイコン式とIH式はそれぞれ以下のような特性があるので、覚えておくと製品選びの際に参考になるでしょう。

マイコン式:調理容器を下からヒーターで加熱する方式。IH式に比べて熱の通りにムラが出やすいですが、消費電力は低めです。

IH式:電磁誘導によって容器を全体から加熱する方式。マイコン式と比較すると消費電力は高めですが、食材をムラなく加熱できるので、仕上がりにこだわるならIH式がおすすめ。

最高圧力と圧力調整機能の有無

圧力値が高いほど沸騰した際の鍋の中の温度が高くなるため、短時間で食材がやわらかく仕上がります。現在流通している製品は最高圧力70kPa程度のものが多いですが、なかには95kPaを実現する製品もあり。また、手動調理時に圧力値を設定できる製品を選べば、火の通りにくいものを調理する際は圧力を高く、煮崩れしやすい食材の場合は圧力を低く、というように調整できます。

予約調理機能の有無

設定した時間に合わせて料理が仕上がる予約調理機能は、帰宅してすぐにできたての料理を食べられるのがメリット。大半の製品に搭載されていますが、非搭載の製品もあるので予約調理したい人はチェックしておきましょう。なお、予約調理できるメニューは限定されるほか、予約できる時間は製品により異なります。また、予約調理中、食材が傷まないように温度制御する機能の有無も選択時の重要なポイントですが、この機能の有無は公表されていないことも。搭載している製品は公式サイトなどに記していることが多いので、情報がない場合は非搭載の可能性が高いでしょう。

写真は、シロカ「おうちシェフPRO SP-2DM251」の加熱プログラム。予約調理時は、細菌が繁殖しやすい60℃以下の温度にならないように温度制御されています

写真は、シロカ「おうちシェフPRO SP-2DM251」の加熱プログラム。予約調理時は、細菌が繁殖しやすい60℃以下の温度にならないように温度制御されています

保温機能・温め直し機能の有無

調理後、自動で保温に切り替わる機能が搭載されていれば、すぐに食べられなくてもあたたかい料理を楽しめます。さらに、温め直し機能も用意されていれば、家族の食事時間がバラバラでも再加熱できて便利。保温機能は大半の製品が搭載していますが、保温時間は製品によって異なります。

ふたはスライド式かプッシュ式か

電気圧力鍋のふたは、左右に回転させて開け閉めするスライド式と、炊飯器のように上方向に開けるプッシュ式の2種類。スライド式はふたを本体から分離して手入れができて便利ですが、外したふたの置き場所が必要。いっぽう、プッシュ式は片手で開けることができ、ふたの置き場所にも困りませんが、取り外しできない製品の場合、ふたを丸洗いできません。

開閉の操作性やふたの置き場所よりも、お手入れ方法の違いがもっとも好みを分けるポイントかも

開閉の操作性やふたの置き場所よりも、お手入れ方法の違いがもっとも好みを分けるポイントかも

手入れするパーツが多すぎないか

電気圧力鍋は通常の鍋よりもパーツが多いため、どうしてもメンテナンスには多少手がかかるもの。どの機種でも基本的に、調理のたびにふた、パッキン、おもりなどを取り外して洗う必要があります。手入れを怠ると故障の原因になりかねないので、この辺りも事前に確認しておきましょう。

取り外すパーツの数だけでなく、手間取らずに着脱できる製品のほうがストレスなく使えます

おすすめの電気圧力鍋 人気モデル13製品

ここからは、価格.comで人気の、おすすめ電気圧力鍋をご紹介します。

▼小容量タイプ(3L未満)のおすすめ電気圧力鍋

1.A-Stage「Re・De Pot PCH-20」

細部にもこだわったデザインが目を引くRe・De Potには、5色の本体カラーが用意されています(2022年10月25日時点)。これほどカラーバリエーションがある電気圧力鍋はめずらしいので、インテリア性の高い製品が欲しい人にうってつけ。搭載している調理モードは、圧力調理、スロー調理、温め調理の3種類ですが、無水調理や蒸し調理などにも対応しています。40〜100℃の範囲で温度を設定して一定温度で加熱するスロー調理では、低温調理も可能。

本体サイズ:288(幅)×222(奥行)×244(高さ)mm
重量:2.8kg
消費電力:600W
容量(満水/調理):2L/1.2L(炊飯4合まで)
自動メニュー数:8
加熱方式:マイコン式
最高圧力:83kPa
圧力値設定(手動調理時):−
ふた:スライド式
予約調理機能:○
保温機能:○(最大12時間)
温め直し機能:○

【使ってわかった!ワンポイントコメント】
毎日キッチンで使うのが楽しみになるような洗練されたデザインは、やっぱりステキ。カラーバリエーションが多いだけでなく、上品なカラーで高級感があるのも魅力的です。でも、見た目だけでなく、何でも手軽においしく作れる実力派。特に私が気に入ったのは、たった25分でもちもち食感で炊き上がるごはんと、大きめに切った野菜もホクホクになる無水カレー、そして、付属の「蒸し台」を使って作ったふかし芋です。ふかし芋は、水とさつまいもを入れるだけなのに甘みが引き出され、そのおいしさにハマり過ぎて何度も作っちゃいました。電気圧力鍋を使うのは「Re・De Pot」が初めてでしたが、手軽においしく作れて大満足。ゲームをしているあいだに料理ができあがるラクさも最高です(笑)。
↓↓↓

2.象印 圧力IHなべ「EL-MB30」

最高圧力は1.2気圧(約20kPa)とそれほど高くはありませんが、1.2気圧と1.0気圧を調理途中で切り替える「可変圧力」と、1.0気圧を継続する「一定圧力」の圧力調整機能を搭載しており、煮崩れしにくい圧力で食材の食感を残したまま仕上げます。加圧と減圧を繰り返すことで鍋の中に対流を起こす可変圧力は味の染み込みムラを抑えることができ、やさしく圧力をかける一定圧力は魚介類や野菜など食材の食感を残したまましっかり味を染み込ませます。また、内なべ自体を発熱させるIH式を採用しているので、加熱ムラが少なく、こまかく温度調整できるのもポイント。

本体サイズ:290(幅)×375(奥行)×250(高さ)mm
重量:7kg
消費電力:1,200W
容量(調理):1.5L(炊飯3合まで)
自動メニュー数:65
加熱方式:IH式
最高圧力:20.3kPa
圧力値設定(手動調理時):○
ふた:プッシュ式
予約調理機能:○(予約調理中の温度制御あり)
保温機能:○(最大12時間)
温め直し機能:○

【使ってわかった!ワンポイントコメント】
電気圧力鍋を使ったことがない30代、40代、60代の主婦3人に使い方のレクチャーもせずにレビューしてもらいましたが、全員、戸惑うことなく使いこなし、圧力調理で作った料理のおいしさに感動していました。食材が傷みにくい温度に制御するだけでなく、お肉が硬くなりにくい温度ややわらかい食材の煮崩れを抑える温度などを考慮した予約調理も高評価。炊飯器っぽいフォルムなのでデザインの好みはわかれるかもしれませんが、実力は高いと言えるでしょう。
↓↓↓

3.ショップジャパン「クッキングプロ V2(2.4L)」

搭載されている自動メニューが80種類と豊富なので、電気圧力鍋を使ったことがない人でもいろいろな料理を手軽に楽しめるでしょう。圧力調理、炊飯、無水調理、蒸し調理、スロー調理、発酵調理、温め直し、煮込み、炒めの9通りの調理に対応。食材を炒めたあとに材料を移し替えることなく煮込み工程に入ることができるので、下準備がより簡単にできます。マニュアル調理では、圧力値を「高圧(80kPa)」と「低圧(40kPa)」で選択可能。

基本的な仕組みは同じで、容量が3.2Lのタイプもラインアップ。3.2Lタイプには100種類の自動メニューが搭載されています

基本的な仕組みは同じで、容量が3.2Lのタイプもラインアップ。3.2Lタイプには100種類の自動メニューが搭載されています

本体サイズ:275(幅)×274(奥行)×280(高さ)mm
重量:3.3kg
消費電力:700W
容量(満水/調理):2.4L/1.6L(炊飯3.5合まで)
自動メニュー数:80
加熱方式:マイコン式
最高圧力:80kPa
圧力値設定(手動調理時):○(80kPa/40kPa)
ふた:スライド式
○(予約調理中の温度制御あり)
保温機能:○(最大3時間)
温め直し機能:○

4.シロカ「おうちシェフPRO SP-2DM251/SP-2DP251」

業界最高クラスの最高圧力95kPaと圧力のかけ方が特徴です。一般的な電気圧力鍋は一定の圧力値に達すると圧力を下げる制御が行われますが、本製品は高圧を一定にかけ続ける「一定圧力制御」を採用。高圧力と圧力を一定に保つことにより、食材をよりやわらかく、しっかり味を染み込ませられるほか、食材の栄養成分が溶け出すのも抑えられるのだそう。また、強制排気のように勢いよく蒸気が噴射することなく、安全に減圧時間を短縮できる「時短」機能も備えています。

本体サイズ:240(幅)×260(奥行)×270(高さ)mm
重量:3.9kg
消費電力:700W
容量(満水/調理):2.4L/1.68L(炊飯3合まで)
自動メニュー数:83
加熱方式:マイコン式
最高圧力:95kPa
圧力値設定(手動調理時):○
ふた:スライド式
予約調理機能:○(予約調理中の温度制御あり)
保温機能:○(最大1時間/炊飯のみ12時間)
温め直し機能:○

【使ってわかった!ワンポイントコメント】
一般的な電気圧力鍋で主流な最高圧力70kPaの従来モデルと、95kPaの「おうちシェフPRO」でそれぞれ角煮を作ってみたところ、やわらかさと味の染み込み具合に圧倒的な差が出ました。「おうちシェフPRO」で作った角煮は、お肉の繊維に垂直に箸を入れても軽く切れちゃう! 電気圧力鍋でこれほどトロトロな角煮が作れたのは初めてだったので、衝撃でした。これは最高圧力が高いというだけでなく、一定圧力制御の効果でもあります。できあがった料理のおいしさだけでなく、安全に減圧時間を短くできる「時短」機能も便利ですし、私が電気圧力鍋を買うなら迷わず本製品を選びます!
↓↓↓

▼中〜大容量タイプ(3L以上)のおすすめ電気圧力鍋

5.パナソニック「SR-MP300」

価格.comの「電気圧力鍋 人気売れ筋ランキング」において、常に上位をキープしている「SR-MP300」は押さえておきたい製品。手動調理時に圧力値を設定はできませんが、その分、操作がシンプルで使いやすいでしょう。圧力調理、無水調理、低温調理などのほか、「煮込み」機能で照りを付けたり、付属の蒸し板をセットして蒸し物を作ったりもできます。

本体サイズ:292(幅)×278(奥行)×270(高さ)mm
重量:3.6kg
消費電力:700W
容量(満水/調理):3L/2L(炊飯5合まで)
自動メニュー数:7
加熱方式:マイコン式
最高圧力:70kPa
圧力値設定(手動調理時):−
ふた:スライド式
予約調理機能:○(予約調理中の温度制御あり)
保温機能:○(最大12時間)
温め直し機能:−

【使ってわかった!ワンポイントコメント】
小型なサイズながら多彩な調理方法に対応しており、圧力調理、無水調理、低温調理を試してみましたが、いずれの実力も操作性も不満なし。手動調理で圧力調理をするときには加熱時間を設定するだけなので、手間には感じませんでした。圧力値の設定はできませんが、その分、操作は簡単。自動メニューだけでなく、手動調理も試してみたいなら本製品はうってつけでしょう。
↓↓↓

6.東芝「RCP-30R」

10種類の自動メニューと、圧力調理、煮込み、無水調理、炒める、70℃調理に対応した手動調理を搭載。手動調理で行う圧力調理では圧力値を「1.8気圧(約80kPa)」と「1.4気圧(約40kPa)」の2段階で選択できるので、短時間でやわらかく仕上げたいときや骨までやわらかくしたい魚料理などは1.8気圧、煮崩れを抑え、食感を残したいときは1.4気圧というように使い分けるといいでしょう。

本体サイズ:282(幅)×266(奥行)×275(高さ)mm
重量:4kg
消費電力:700W
容量(満水/調理):3L/2L(炊飯5合まで)
自動メニュー数:10
加熱方式:マイコン式
最高圧力:80kPa
圧力値設定(手動調理時):○(80kPa/40kPa)
ふた:スライド式
予約調理機能:○(予約調理中の温度制御あり)
保温機能:○(最大12時間)
温め直し機能:−

7.アイリスオーヤマ「KPC-MA4」

高さを抑えた設計でグリル鍋としても使用できる電気圧力鍋として2019年に発売し、大ヒットした「KPC-MA2」とデザインや使い勝手、豊富な調理モードはそのままに、容量をほぼ倍にしたモデル。圧力調理、温度調理、低温調理、発酵、無水調理、蒸し調理といった調理に対応するほか、卓上でお鍋ができる「なべ」モードを備えているのも特徴です。

本体サイズ:320(幅)×334(奥行)×232(高さ)mm
重量:4.5kg
消費電力:1,000W
容量(満水/調理):4L/2.6L(炊飯6合まで)
自動メニュー数:80
加熱方式:マイコン式
最高圧力:70kPa
圧力値設定(手動調理時):−
ふた:スライド式
予約調理機能:○(予約調理中の温度制御あり)
保温機能:○(最大12時間)
温め直し機能:−

【使ってわかった!ワンポイントコメント】
小容量モデル(KPC-MA2)も使ったことがありますが、本体サイズが小さく、使い勝手もほぼ問題なくて好印象でした。その基本的な機能を備えたまま大容量になった「KPC-MA4」は、当たり前ですが、「KPC-MA2」と比べると存在感はあります。でも、3〜4人分の料理を作るなら間違いなく大容量モデルがいいですし、作り置き料理を多めに作れるのも魅力。それでいて、なべ料理をした際の鍋の中の食材の取り出しやすさには影響なし。鍋はある程度大きいほうがやりやすいと思うので、2人世帯でも、鍋を中心に使うなら「KPC-MA4」を選んでもいいのでは!?
↓↓↓

8.YAMAZEN「YPCC-M400」

マイコン式ながら1,200Wとハイパワー。アイリスオーヤマ「KPC-MA4」と同じく、グリル鍋のように使える調理モードを搭載しているほか、圧力調理、炊飯、無水調理、スロー調理、発酵、低温調理、炒め調理に対応しています。手動調理では、圧力の高さを7段階可能。予約調理で設定できる時間は最大24時間と長いですが、予約調理中に食材が傷みにくい温度で制御する機能は搭載されていないので、使用する場所の外気温や調理する食材に注意が必要かも。

本体サイズ:322(幅)×337(奥行)×228(高さ)mm
重量:5.6kg
消費電力:1,200W
容量(満水/調理):4L/2.6L(炊飯8合まで)
自動メニュー数:8
加熱方式:マイコン式
最高圧力:70kPa
圧力値設定(手動調理時):○
ふた:スライド式
予約調理機能:○
保温機能:○(最大24時間)
温め直し機能:−

9.コイズミ「KSC-4502」

最高圧力は70kPaと平均的なスペックですが、手動調理の圧力調理では圧力の高さを5段階で選択可能。圧力値を変えられない製品も多いので、この点は選択時の大きなアドバンテージになりそう。ダイヤル式なので、選択も素早く行えます。圧力調理のほか、85〜95℃で加熱する煮込み調理と75〜85℃で加熱するスロー調理に対応していますが、この調理では加熱温度は細かく設定できず、「弱/中/強」の3段階で選択する仕様。

本体サイズ:275(幅)×310(奥行)×275(高さ)mm
重量:4kg
消費電力:700W
容量(満水/調理):3L/2L(炊飯5合まで)
自動メニュー数:6
加熱方式:マイコン式
最高圧力:70kPa
圧力値設定(手動調理時):○(5段階)
ふた:スライド式
予約調理機能:○
保温機能:○(最大19時間30分)
温め直し機能:−

10.ティファール「ラクラ・クッカー プラス コンパクト CY353AJP」

自動メニューにそれほど頼らずに圧力調理などを楽しみたいなら、「ラクラ・クッカー プラス コンパクト」がうってつけ。レシピが用意された「レシピ」モード(自動メニュー)も搭載されていますが、そのメニュー数は4種類のみ。一般的な電気圧力鍋でいうところの手動調理で調理するコンセプトです。「圧力」「無水」「蒸す」「煮る」「炒め」「低温」「発酵」「ベイク」の調理モードが搭載されており、調理モードを選択した後、必要に応じて調理時間や温度を設定するのが基本的な使い方(圧力調理で、圧力値を変えることはできません)。一般的な手動調理も同じような使い方ですが、本製品にはパンやケーキが焼ける「ベイク」モードや、4つの炊飯モード(白米、玄米、餅米、お粥)など、電気圧力鍋としてはめずらしい機能が搭載されています。

本体サイズ:260(幅)×285(奥行)×283(高さ)mm
重量:4.2kg
消費電力:700W
容量(満水/調理):3L/2L(炊飯4合まで)
自動メニュー数:4
加熱方式:マイコン式
最高圧力:70kPa
圧力値設定(手動調理時):−
ふた:スライド式
予約調理機能:○
保温機能:○(最大12時間)
温め直し機能:○

11.クイジナート「CPC-400KJ」

ティファール「ラクラ・クッカー プラス コンパクト」よりも手動調理に振り切ったのが、本製品。自動メニューは搭載していません。圧力調理のほか、「強火/弱火」モードで食材に焼き色を付けたり、炒め調理したり、「煮込み」モードで調理後に仕上げるなどの調理に対応。圧力調理では、圧力を「高圧」と「低圧」の2段階で選択できます。

本体サイズ:330(幅)×280(奥行)×305(高さ)mm
重量:4.07kg
消費電力:800W
容量(満水/調理):4L/2.6L(炊飯5合まで)
自動メニュー数:−
加熱方式:マイコン式
最高圧力:89kPa
圧力値設定(手動調理時):○(高圧/低圧)
ふた:スライド式
予約調理機能:−
保温機能:○(最大24時間)
温め直し機能:−

12.ティファール「クックフォーミー 6L CY8711JP」

250種類という圧倒的な数の自動メニューを内蔵しており、作りたいレシピと人数に合わせて必要な材料や分量、手順を画面に表示し、ナビゲートする機能も搭載しています。さらに、専用アプリ(無料)をダウンロードしたスマートフォンとWi-Fi接続すると、アプリ上で本体に内蔵されたレシピを検索したり、複数の食材を選択し、その食材を使ったレシピを検索することも可能。もちろん、手動調理にも対応しており、圧力調理や蒸し、煮込み、炒めなどが行えます。

消費電力は900Wと異なる点はありますが、内蔵されているレシピの数や最高圧力値など、基本的な部分は6Lタイプ「CY8711JP」と同じ、3Lタイプ「CY8741JP」と「CY8748JP」もラインアップされています

消費電力は900Wと異なる点はありますが、内蔵されているレシピの数や最高圧力値など、基本的な部分は6Lタイプ「CY8711JP」と同じ、3Lタイプ「CY8741JP」と「CY8748JP」もラインアップされています

本体サイズ:380(幅)×350(奥行)×325(高さ)mm
重量:6.5kg
消費電力:1,200W
容量(満水/調理):6L/4L(炊飯10合まで)
自動メニュー数:250
加熱方式:マイコン式
最高圧力:70kPa
圧力値設定(手動調理時):−
ふた:プッシュ式
予約調理機能:○
保温機能:○(最大5時間)
温め直し機能:○

13.シロカ「おうちシェフPRO L SP-5D152」

小容量タイプで紹介した、シロカ「おうちシェフPRO SP-2DM251」のデザインや特徴的な機能を継承した大容量モデルが登場。最高圧力も100kPaにアップし(2.4Lタイプは95kPa)、「高圧力×一定圧力制御」で加熱する圧力調理では、より味が染み込んだ、やわらかな仕上がりが望めそう。さらに、本製品には低温調理後に自動で圧力調理に切り替わる「低温&圧力調理」が追加されました。加熱することで縮んで硬くなりやすい貝などの食材を使うときに最適です。

写真左が「おうちシェフPRO L SP-5D152」。最高圧力値や圧力のかけ方、容量など基本機能は「SP-5D152」と同じで、デザインと操作性が異なる「SP-5D151」もラインアップされています(写真右)。フルドット液晶が装備され、メニュー名や材料、操作ガイドなどを確認可能。素早くメニュー選択できるように、ダイヤル式の操作を採用したのも特徴です

写真左が「おうちシェフPRO L SP-5D152」。最高圧力値や圧力のかけ方、容量など基本機能は「SP-5D152」と同じで、デザインと操作性が異なる「SP-5D151」もラインアップされています(写真右)。フルドット液晶が装備され、メニュー名や材料、操作ガイドなどを確認可能。素早くメニュー選択できるように、ダイヤル式の操作を採用したのも特徴です

本体サイズ:275(幅)×344(奥行)×287(高さ)mm
重量:5.8kg
消費電力:1,200W
容量(満水/調理):5L/3.5L(炊飯5合まで)
自動メニュー数:100
加熱方式:マイコン式
最高圧力:100kPa
圧力値設定(手動調理時):○
ふた:スライド式
予約調理機能:○(予約調理中の温度制御あり)
保温機能:○(最大12時間)
温め直し機能:○

【番外】シャープ「ヘルシオ ホットクック KN-HW24G」

圧力調理機能は搭載していませんが、メニューに合わせて自動で具材をかき混ぜる「まぜ技ユニット」をフタの内側に備えた、人気の水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」は、電気圧力鍋を選ぶ際にどちらを選ぶかで迷うアイテムなので紹介しておきましょう。

2.4Lタイプの「KN-HW24G」(上段左)と1.6Lタイプの「N-HW16G」(上段右)、そして1Lタイプの「KN-HW10G」(下段)がラインアップされています

2.4Lタイプの「KN-HW24G」(上段左)と1.6Lタイプの「N-HW16G」(上段右)、そして1Lタイプの「KN-HW10G」(下段)がラインアップされています

最新モデルの2.4Lタイプ「KN-HW24G」と1.6Lタイプ「KN-HW16G」はボディデザインを一新し、容量はそのままに本体幅のスリム化を実現。前モデルと比べ、2.4Lタイプは約5cm、1.6Lタイプは約3.4cm小さくなりました。また、まぜ技ユニットの最大回転数が約2倍にアップしたことで、生クリームの泡立てや卵のかき混ぜ、イモ類をマッシュ状にするといった調理も可能に。従来モデルにも搭載されている機能ですが、Wi-Fiを介して本体と接続したスマートフォンを使えば、プリインストールされていないメニューをクラウドサービス「COCORO KITCHEN」から本体に送信できます。

>>価格.comユーザーのおすすめは? 電気圧力鍋人気売れ筋ランキング
>>価格.comでそのほかの圧力鍋をチェックする

価格.comマガジン編集部

価格.comマガジン編集部

パソコン・家電からカップ麺に至るまで、何でも自分で試してみないと気が済まないオタク(こだわり)集団。常にユーザー目線で製品を厳しくチェックします!

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
プレゼント
価格.comマガジン プレゼントマンデー
SPECIAL
ページトップへ戻る