家庭で焼肉をするときの定番、ホットプレート
火を使わず手軽なのはいいんですが、煙や油ハネ、ニオイが気になりますよね。焼肉をした日から数日たっても、部屋中においしそうなニオイが漂っているなんてことも……。
どのくらい油ハネしているのか調べるため、周りに半紙を敷いてみたところ……
まあまあ飛んでますね
そりゃあテーブルや床もヌルヌルになるし、ニオイも残るわけです。
ところが、そんな気になる調理中の油ハネを約85%、煙も約70%減らしてくれるというホットプレートがありました!
山善の「減煙焼き肉グリル XGRILL」です
焼肉屋でよく見かけるガスロースターっぽい見た目ですが、電熱式のホットプレートです
おそらくここがヒーターなんだと思いますけど……これだけで網全体を熱くできるんですかね?
網の裏がこのようにピラミッド型の“X字”状に加工されているため、余分な脂が滴となって落ちやすくなり、煙やニオイを防いでくれる仕組みのようです
それでは実際に使ってみましょう。
落ちた脂を受けるトレイに水を入れておいて
あとは電源を入れるだけ!
肉を乗せてみると……
あれ、結構煙が出る!?
普通のホットプレートより抑えめではありますが、そこそこ煙が出てますよ!? これじゃあ、安心して焼肉ができない!
しかし……
ヒーターの上ではなく、網の穴部分の上に肉を置いたら、かなり煙が少なくなりました!
「XGRILL」は、特殊な網の形で肉の脂を下のトレイに落とし、煙や油ハネを防ぐ仕組みなので、脂が落ちやすい場所に肉を置いたほうが減煙効果が高そうです。
おかげで、窓を開けて換気扇を回せば、ほぼ気にならない程度に煙が減りました!
普通のホットプレートと比較してみると……
「XGRILL」のほうが明らかに煙が少ない! 普通のホットプレートだと脂の逃げ場がないので、ちょっと心配になるくらい煙が出ています。
油ハネはどうかな?
うーん、まあ、多少はハネてますが……
油ハネも比較
こちらも「XGRILL」のほうが少なめです。
自宅で煙や油ハネを気にせずに焼肉を楽しむなら、「XGRILL」がよさそうです。
ただ、こうやって野菜も一緒にガーッと焼いたり、締めに焼きそばを作ったり……という使い方は、普通のホットプレートじゃないと難しそうですね
「XGRILL」でも野菜は焼けますが、ある程度の大きさのものじゃないと網の下に落ちちゃいます
ボーッとしていると肉も落ちちゃって、悲しい気持ちに……
ただ実は、ボクが持っているのは一番小さいサイズ。ワイドサイズで、野菜などが焼きやすいスペース付きの「XGRILL +PLUS」もあるようです。ちなみに、さらに大きいサイズで、なんと“吸煙ファン”が付いた「XGRILL PREMIUM」も最近発売されたそう。そちらはお値段もプレミアムですが……。
さて、自宅焼肉において大事なのは、焼いている最中だけではありません。焼き終わったあとのお手入れの手軽さも重要!
筆者の持っている普通のホットプレートは丸洗い不可なので、ぬらした布巾やキッチンペーパーで拭き取る必要があります
まあ、プレート部分はフッ素加工で汚れがこびりつきにくくなっているため、そこまで面倒ではありませんが。
いっぽう「XGRILL」は、電源端子部分がぬれないようにすれば水洗いオッケー!
脂が落ちてギットギトに汚れるトレイ部分も
丸洗いできるので安心!
パーツが分かれているため面倒くさそうに見えますが、水洗い&丸洗いできる部分が多いため、お手入れもしやすいです。
「XGRILL」を使ってみると、確かに油ハネも煙も少なかったです! ただ万能ではないので、焼肉など脂多めの食材を焼くなら「XGRILL」、野菜や麺類など細かい食材を焼くなら普通のホットプレートと、用途に応じて使い分けるのがいいでしょう!
藤子・F・不二雄先生に憧れすぎているライター&イラストレーター。「デイリーポータルZ」「サイゾー」「エキサイトレビュー」他で連載中。