レビュー

食器洗い乾燥機があるって便利! 人気のパナソニック「NP-TR8」の実力を調べてきた

衣類の洗濯は洗濯機におまかせしているのに、食器は手洗いのままという人は少なくない。食器洗い乾燥機は手洗いより節水性に優れ、家事にかかる時間も減らしてくれる便利な家電だが、“本当にキレイになるの?”という懸念が残るうえ、“食器洗いぐらい手動でも”という意識から導入に踏み切れていないと考えられる。実は筆者も、その1人。そこで、価格.comの食器洗い機 人気売れ筋ランキングで1位(2015年10月22日時点)にランクインしているパナソニック「NP-TR8」を利用すれば、どれほど生活の快適さが変わるのかを調査してみた。

サイズは抑えてたっぷり容量! 食器と鍋も一度に洗えちゃう

食器洗い乾燥機の購入を考える時、まず最初にチェックしなければならいのが容量。単身者や2人世帯をターゲットにしたコンパクトなものと、ファミリー世帯を意識した大容量なものがラインアップしているが、据え置きタイプの場合、容量にともない外形サイズも大きくなるため設置場所の都合も配慮しなければならない。

今回レビューする「NP-TR8」は、45点の食器(約6人分)を一度に洗うことができる。かごのパーツが一部取り外しできるようになっており、背の高い容器なども収納可能だ。

サイズは550(幅)×564(高さ)×347(奥行)mmとなっているが、上下にドアが開く仕様なので上部に約8.5cmのスペースが必要。本体幅より狭い位置に脚があるため、シンクにせり出した状態で置くこともできる

食器を収納するための2段のかごは、大皿や小皿、茶碗、コップなど、さまざまな形状に対応できるようになっている。茶碗6、汁椀6、大皿6、中鉢6、中皿3、小皿12、コップ6の45点がセット可能(日本電機工業会の基準による)

ツメはスライドできないが、一般的な食器であればすき間が空き過ぎたり、間隔が狭くて入らないということもなさそう

上段、下段のかご全体は取り外しできるようになっているが、パーツの一部を抜き取れるのは上段かごの向かって右側の部分のみ

高さのある水筒は、通常の形状では納まらないが……

高さのある水筒は、通常の形状では納まらないが……

かごのパーツを外せば、ラクラク収納できた。手洗いでは洗いにくい深さのあるものも、食器洗い乾燥機ならしっかり洗浄できるので便利

食器を入れてみると、上段には茶碗、汁椀、湯のみがぞれぞれ6つずつ、下段には大皿3枚、中皿2枚、箸、スプーンといった食器だけでなく、鍋も余裕で入った

さらに、手前側に包丁やまな板もセットできる

さらに、手前側に包丁やまな板もセットできる

手洗いよりも少ない水量でしっかり洗える理由とは?

手洗いから食器洗い乾燥機に替える大きなメリットは、“おまかせ”できることと“節水”だ。たとえば6人分の食器を手洗いした場合約84L必要だった使用水量が、「NP-TR8」では約11Lにまで抑えられる。その理由は、少ない水を効率よく循環させて洗ったりすすいだりできるから。食器洗い乾燥機に利用する洗剤は酵素成分や漂白成分を含んだ高濃度なものなので、少量の水で汚れが落ち、泡立ちが少ないため少ない水できちんとすすげるのだという。

専用洗剤は約5g投入するのみ。手洗いのように、汚れ落ちが悪いからと何度も洗剤を追加する必要はない

専用洗剤は約5g投入するのみ。手洗いのように、汚れ落ちが悪いからと何度も洗剤を追加する必要はない

この洗剤の働きとともにポイントとなるのが、水の温度と水流。動物性の油が溶ける温度帯は約40〜50℃と言われており、約20〜30℃の手洗いではなかなか落としにくい。その点、食器洗い乾燥機は約60〜80℃のお湯で洗うため、油汚れもきちんと落ち、除菌までできる。扇状に広がる水流+洗剤成分+高温洗浄といった3つのチカラが組み合わされることで、隅々までキレイな洗いあがりを実現。

ブーメラン状のノズル3つは、回転しながら上向きに洗剤液や水を噴射。右上背面にあるノズルからは手前に放水される

動画にあるように、4つに区分されたノズルから順に放水。深い容器の奥まで水が届いていることがわかる。もしもケースに収めなかった場合、水流は約2m先まで届くほどの勢いで噴出されているのだそう

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