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対話から家族の嗜好やを学習する人工知能搭載の加熱水蒸気オーブン!

見てきた! 「何作ろう?」からレシピを“相談”できる新「ヘルシオ」登場

2016年7月6日、シャープはウォーターオーブン「ヘルシオ」シリーズの新モデル「ヘルシオ AX-XW300」を発表した。人工知能(AI)を搭載し、ユーザーと対話ができるのが最大の特徴だ(上位モデル)。

「今晩何作ろう?」
「今日は暑くなるみたい。スタミナの付くスペアリブの黒酢風味焼きはどうですか?」

と、このようにオーブンとの対話形式で献立の相談ができるようになっている。相談するとあらかじめ搭載されている460種のメニューからだけでなく、人工知能(AI)がクラウド上に保存されている約1,000種類(発売時点)のメニューから、日時や時間、天気などの情報と調理履歴を考慮し、おすすめのメニューを提案してくれるというもの。実際に、対話のようすや調理されたメニューをチェックしてきたので、その詳細をお届けしよう。

「AX-XW300」(最上位モデル)は同社独自の新開発クラウドサービスに対応し、献立の“相談”が可能。オーブン温度調節範囲は、発酵(30/35/40/45℃)、オーブン100〜250/300℃。定格消費電力は、オーブンとグリルともに1,410W

総庫内容量30L。加熱室有効寸法は395(幅)×240(高さ)×305(奥行)mm、外形寸法は490(幅)×420(高さ)×430(奥行)mm。重量は約25kg。カラーはレッドとホワイトの2色展開となる

加熱水蒸気オーブンなので、給水は必須。くわしくは後述するが、過熱水蒸気オーブンだからこそできるドライフード作りや同時調理機能がまたユニーク

独自のクラウドサービスと人工知能で“対話”が可能&成長していく!

まずは、“対話・相談”できる仕組みを紹介しよう。AX-XW300は、無線LANと音声認識機能を搭載した過熱水蒸気オーブン。キモは、工知能(AI)の搭載と、同社独自の新開発クラウドサービス「COCORO KITCHEN(ココロキッチン)」に対応する点だ。これらのにより、対話しながらの「献立選び」が可能になっているというわけだ。また、使うほどに対話内容を学習し、よりユーザーの求めるメニューを提供できるようになっていくのだという。

操作パネルの「おはなし」キーをタッチするだけで、献立の相談が可能。クラウドサービス「COCORO KITCHEN」につながるようになっている(常時接続のブロードバンド回線が必要)

人工知能がこれまでの対話から自動学習。「肉料理が続いているから、今日は魚を使った料理はどうですか?」といった提案もしてくれる。それに加え、クラウド上のカレンダーや天気情報を献立提案に生かされるようになっている

まだ実際の生活の中で使ったわけではないので断言はできないが、以下の動画でもわかるようにデモンストレーションではその対話がかなり自然なのがわかるだろう。たとえば先に紹介した「今晩、何作ろう?」や、「冷蔵庫にある鶏肉と卵で何が作れる?」といった話し言葉での問いかけにも難なく正しく反応し、回答できていた。ほかにも、「サッと作れるメニューは?」や「目標カロリーは?」「300kcal以下でお願い」といった対話も成立していた。

また、対話のなかで新たな言葉(食材)を教えてあげることができるそう。

例えば、「かしわを使ったメニューは?」に対し、検知できない食材の場合ヘルシオが「えっと、どんな食材かな? もう1回だけ言ってね」と質問してくるのだという。そこで、「かしわは鶏肉だよ」と教えてあげることで覚えるのだ

ちなみに、クラウドのメニューは今後随時増やしていく予定だという。さらに、それらは専用アプリによりスマートフォンやタブレットで確認できるようになっている。必要な食材や詳細なレシピを帰宅途中の電車の中やスーパーでもチェックできるのは、かなりうれしいところだろう。

帰宅途中に献立を決められれば買い忘れも防げるし、かなり時短! 詳細ページでは材料や味付けのほか、カロリーや塩分量のチェックも可能

加熱水蒸気オーブンならではの進化した「2段同時調理」メニューを食べてきた!

AX-XW300で作れるメニューの豊富さは、100℃以上に加熱した水蒸気で調理する加熱水蒸気オーブンであることから成り立っているといえる。異なる食材でも、分量が変わっても「蒸す」「焼く」「炒める」「揚げる」をちょうどよく調理できてしまうのだ。そして今回、この過熱水蒸気調理の特性を生かした同時調理機能がさらに進化。「赤外線ムーブセンサー」「温度センサー」を組み合わせた同時調理機能「まかせて調理」を搭載し、食材の状態に合わせ過熱水蒸気の量を調整できるようになっている。これにより、例えば上段ではおかずを焼き下段では炊飯、天ぷらを温めつつうどんを茹でるといったことが可能になっている。

異なる状態の異なる食材が入っていても、加熱水蒸気なら、温度が低いほうにより多くの熱を与えるようになっているのでちょうどよく仕上げることがきる

「まかせて調理」で作ったメニューを試食。「チキン南蛮」「ドライフード」「鶏だんごの中華あんかけ」などがふるまわれた

「冷蔵庫にある鶏肉と卵で何が作れる?」(先の動画)から提案された「チキン南蛮」。ソースも同時調理でOK。ジューシーに仕上がっている

「鶏だんごの中華あんかけ」も先の「300kcal以下のメニューを教えて」から提案されたメニュー。カロリーからの逆引き提案はダイエット中の人や持病のある人にはかなり便利だろう

実はドライフード作りは得意の加熱水蒸気オーブン。低温でじっくり加熱して水分を飛ばせるからおいしさが凝縮されるのだそう。おいしいけれど添加物が気になるビーフジャーキーも家で手軽に作ることができる

「まかせて調理」では、このように状態(冷蔵/冷凍/常温)の異なる食材を一緒に並べて調理でき、分量も気にしなくていいのが◎。AX-XW300では、上段でおかずを作りながら、下段で炊飯を同時にできるようになった

なお、ヘルシオの新モデルは、最上位モデル「AX-XW300」(30L)のほか、全5機種を発売。AX-XW300は9月8日より、26Lの「AX-AP300」は7月25日より、30Lの「AX-SP300」は8月25日より、26Lの「AX-MP300」は7月25日より、18Lの「AX-CA300」を7月25日より発売する。

無線LAN機能を搭載し対話が可能なモデルは最上位モデルAX-XW300となる。価格はオープンで、実売想定価格は、AX-XW300は18万円前後、AX-AP300は13万円前後、AX-SP300は14万円前後、AX-MP300は10万円前後、AX-CA300は7万円前後となっている(すべて税別)

高橋美幸(編集部)

高橋美幸(編集部)

家電製品アドバイザー。家電製品を中心にレポート・レビュー記事を担当。趣味は、バイクとカメラと作業中の家電の働き具合を監視すること。特に洗濯機。

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