レビュー
400℃の高火力で焼き上げる円形オーブンは意外と汎用性の高い調理家電

まるでMy ピザ窯! ビタントニオ「グルメオーブン」でサクサクのピザを味わおう

お盆や夏休みなどで親戚や友達が自宅に集まる機会があるなら、ビタントニオ「グルメオーブン VGO-55」(以下、VGO-55)でおもてなししてみてはいかがでしょうか。VGO-55は400℃の高火力で加熱できるオーブンで、カリッとおいしいピザが焼けるのがウリです。もちろん、ピザ以外の調理も可能。どのような料理が、どれほどのおいしさで作れるのかを、みんなで食べたい“おもてなしメニュー”中心で調査してみました。

サイズは351(幅)×208(高さ)×361(奥行)mm。ピザを焼くのに適した円形フォルムとなっています

サイズは351(幅)×208(高さ)×361(奥行)mm。ピザを焼くのに適した円形フォルムとなっています

構造をチェック!

VGO-55の魅力は、なんといっても高火力です。一般的な家庭用オーブンで設定できる温度はせいぜい250℃程度ですが、VGO-55は400℃まで可能。約160〜400℃の温度帯で調理できるので、いろいろなメニューを作ることができます。本体形状は円形でドームのようになっており、底部と天面にヒーターを配置。食材の表と裏を同時に加熱できるほか、内部の温度を均一に保ち、高火力の効率を高める構造なのだそう。

本体底とフタの裏にヒーターを装備

本体底とフタの裏にヒーターを装備

調理の際はプレートを設置します。石材を採用した平らなプレート(ピザプレート)は蓄熱性にすぐれるほか、余分な水分や油分を吸収するのがポイント。つまり、このプレートでピザを焼くと生地が石窯で焼いたようにサクッとした焼き上がりになるというわけです

石材でできたピザプレートは、水洗いは推奨されていません。表面に付着した汚れをヘラなどで取り除き、油汚れは硬く絞った濡れ布巾で拭いてください

深さのあるプレート(ディッシュプレート)も付属しているので、汁っぽい料理や油がたくさんが出るメニューに利用しましょう。ディッシュプレートは洗剤を使って、ザブザブ洗ってOK

温度設定は数値が記されていないのでわかりにくいですが、「1」が約160℃、「2」が約250℃、「3」が約300℃、「4」が約400℃です。15分まで設定できるタイマーも装備

パーティの主役! ピザを焼いてみよう

まずは、みんなで熱々を頬張りたいピザからトライ! 調理は、予熱を行い、その後ピザをセットして焼き上げる手順となります。予熱にかかる時間は約160℃が約4分、約250℃は約8分、約300℃は約11分、約400℃は約15分。ピザは5分前後で焼けるそうですが、予熱に時間がけっこうかかりますね。

約400℃で調理したいので、プレートをセットして約15分予熱します

約400℃で調理したいので、プレートをセットして約15分予熱します

予熱後、プレートにピザを乗せるのですが……プレートが熱くなっているので、注意! やけどしないように気をつけてプレートにセットしましょう。ちなみに、料理好きな筆者は生地から作った“まるごと手作りピザ”を焼きます

付属のレシピによるとピザの焼き上げは約5分ということですが、オート調理ではないため焼き加減を見ながら加熱時間は調整してください。天面の窓から様子をチェックできます

チーズに少々焼き色がつく程度が好きなので、少々長めに加熱。約7分で完成しました。トマトはみずみずしいままで、おいしそう。直径30cmまでのピザに対応します

焼き上がったピザは専用のパドルを使えば、キレイに取り出せます。また、カッターも付属しているのでカットもバッチリ!

外側はカリッとした軽い歯触りで香ばしいが、中はしっかり膨らんでふっくら。専門店にも負けない本格派のピザが味わえました。裏面も焼けており、大満足です

ピザと同じ系統のナンも簡単に作れるので紹介しておきます。おもてなし料理をあれこれ用意する時間がない時はカレーを作り、焼きたてのナンをテーブルに並べたらそれだけで盛り上がること間違いなし!

約400℃で焼くのですが、プレートに乗せた瞬間から生地が膨らみ始めました

約400℃で焼くのですが、プレートに乗せた瞬間から生地が膨らみ始めました

2分で表裏に焦げ目のあるおいしそうなナンができました。中には空洞ができ、ふっくらもちもち。お店で食べるようなレベルです

複数人で集まって食べたいメインディッシュもバッチリ!

続いて、ディッシュプレート(深さのあるプレート)でおもてなし向きの料理をいくつか作ってみました。ディッシュプレートはセラミック塗装が施されれた鋼板なので、焼いたり、炒めたり、蒸し焼きしたり、炊き込んだりと多様な調理に対応します。挑戦したのは、みんなでワイワイと食べたいパエリアとお肉料理2品!

パエリアは先にごはんを炊いてから、具材を乗せて仕上げという流れになります。ディッシュプレートも、ピザの時同様に予熱してから調理スタート。火の通りにくい食材を炒めて取り出したあと、玉ねぎやニンニク、米、出汁を入れます

フタは閉めずに、ホイルをかぶせた状態で約15分炊き込みます。温度設定は、約300℃

フタは閉めずに、ホイルをかぶせた状態で約15分炊き込みます。温度設定は、約300℃

最後に具材を乗せてフタをし、約5分加熱すればパエリアが完成です。ドーム状のフタなので、たくさんの具材を入れても問題なし。米の芯までしっかりと火が通っていながらも、筆者が普段フライパンで作っているパエリアと比べると、表面の水分が飛んでパラっとした仕上がりになりました

金串を付けて焼くのもOK。約400℃の温度で7分焼いたシークカバブは、短時間で焼き上げるおかげか肉汁がたっぷり

スパイスに漬け込んだチキンの手羽元を約250℃で30分じっくり焼いて作ったタンドリーチキン。香ばしさを出すために、最後に約400℃で3分ほど加熱すると焦げ目がついて食欲をそそる出来栄えになりました。お肉はふっくらとしており、旨みもしっかり閉じ込められています

特別な日じゃなくても大活躍

ここまで、人を呼んだ時に使えるようなおもてなし料理を作ってきましたが、そのためだけにVGO-55を購入するというのは非効率。もちろん、普段使いでも活用できます。

表裏が一度に焼けるので、トーストも向いています。石材のプレートに食材の水分が吸収されるためか、表面サックリ&中はふんわりの理想的な焼き上がりとなりました。ただ、予熱に時間がかかるのが少しネック

手作りのフランスパン作りにもチャレンジ。膨張して上にあるヒーターに接触しないように、生地は平らめに成形しました。高温に加え、下火も入るので生地はしっかりと持ち上がり、中には理想に近い気泡ができていますね。カタチは不恰好ですが、味や食感は最高!

ホイルをかぶせて約300℃で5分ほど焼いて、その後焼き色をつけるという方法で調理しましたが、とてもいい具合! パサつきもなく、ふっくらです

まとめ

ピザプレートという名称のプレートが用意されていることからも、明らかにピザを焼くことを前提とした製品ですが、正直、ピザのためだけに購入するのはためらわれますよね。しかし、今回いろいろ調理してみると汎用性の高さを感じることができました。特に、表面を香ばしく仕上げるのは得意な印象。食材の水分がムダに奪われないため、ジューシーさやふっくら具合が保持されるものいいですね。予熱に時間は少々かかりますが、設定温度に達したら焼き上げはスピーディなので、大きなオーブンは置く場所がない人は選択肢に入れてみてもいいかも。これほどの火力は家庭用の電気調理器具ではなかなかないので、VGO-55を巧みに使いこなせばひと味違う仕上がりの料理が楽しめそうです。もちろん、ピザが大好きなんだ! という人は“My ピザ窯”としてゲットするのもあり! 専門店のピザのようなサクサク感は、家族や友達にもよろこばれるはずです。

縦にして収納できるので、それほど場所は取らずに済みます

縦にして収納できるので、それほど場所は取らずに済みます

神野恵美

神野恵美

雑誌記者・編集者などを経て、2004年に渡仏。2006年に帰国後はさまざまな媒体において、家電をはじめ“ライフスタイル”的切り口で多ジャンルの記事を執筆。

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