「デロンギ」というと、日本ではオイルヒーターも人気ですが、実はデロンギは、エスプレッソマシンを始めとするコーヒーマシンにおいて世界的トップシェアを誇る家電メーカーなのです。そのデロンギが、10月1日の“コーヒーの日”にデロンギ・ジャパン初の直営店となるエクスペリエンス ストアを表参道(東京)にオープン。ひと足早く開催された記者向けお披露目会に行ってきたので、そのようすをレポートします。
10月1日オープンの「デロンギ 表参道」。素敵な佇まい。“エクスペリエンス ストア”ということで、もちろん、全自動エスプレッソマシンの体験と試飲ができます。無料です!
「デロンギ 表参道」
住所:東京都渋谷区神宮前5-1-9
営業日:不定休
営業時間:11:00〜20:00
電話番号:03-4582-2281
「デロンギ 表参道」に入るとまず迎えてくれるのが、カウンターに並んだ全自動エスプレッソマシン。デロンギの現行モデルが一気にチェックできるようになっています。ちなみに、「デロンギ 表参道」のイメージはイタリアのバールだそう。ブランドカラーを配したシンプルな空間と大理石の床、長いカウンターテーブル。建材もイタリアで親しまれているものを使用しているとか。“イタリアニティ”をコンセプトにしたこだわりを感じます。
デロンギの最新技術を結集したフラッグシップモデル「デロンギ マグニフィカS カプチーノ コンパクト全自動エスプレッソマシン ECAM23460S」。豆挽きから抽出、フォームドミルク作りからカプチーノやカフェラテまでボタン1つで楽しむことができます。価格は162,000円(税込)
きめ細かな泡のフォームドミルク。このフワッフワ感。同社の特許技術によるものだそう。このミルク、ものすごく甘い(秘密は後述)!
この日、内覧会のプレゼンを行ったのは、デロンギ・ジャパン代表取締役社長の杉本敦男氏。同氏曰く、デロンギ製品購入者の70%が試飲をせずに購入しており、さらにその内40%は、試飲はもとより製品を触ることもなく購入しているのだそう。「ありがたいことに購入者の満足度は92%。がっかりさせていないのは幸いですが、こういった状況(試飲ができない)であることは改善しなければいけない大きな課題だと思っていました」と、オープンの経緯を語りました。そこで登場したのが“エクスペリエンス ストア”の「デロンギ 表参道」というわけですね。その名のとおり、コーヒーの試飲はもちろんエスプレッソマシンを使ってみることもできます。無料です!
「ここではデロンギのエスプレッソマシンで抽出したエスプレッソの試飲だけでなく、実際に使って淹れていただくこともできるので、ぜひ、気軽に、イタリアのバルのようにフラッと立ち寄ってみて欲しいですね」と杉本氏
また、同氏は「エスプレッソメーカーは扱いが難しそう、手入れが面倒そうと思っている方もいるでしょう。そうではないことも知っていただければと思います。温度、時間、抽出と、本来ならコツがいる作業は、この機械の中に腕のいいバリスタがいて、ボタン1つで全部やってくれる。そんな感じだと思ってくだされば(笑)」と、デロンギの技術力の高さを誇らしげに語っていました。手入れの手軽さにつては、自ら実演してアピール。また、「本体の価格に躊躇する方もいるかもしれませんが、本格的なコーヒーが1杯あたり約15円。毎朝コンビニでコーヒーを買うと100円程度。1日1杯飲むとして、1年で10万円以上の差がつきます。長い目で見ればとてもオトクなんですよ。しかもバリスタが淹れた味を楽しめるんですから」と笑ってみせた。
「デロンギの全自動エスプレッソマシンは、計量から豆挽き、タンピング、抽出、洗浄まですべて全自動で行うので、日々のお手入れはトレイやカス受けを洗うだけ。定期的なメンテナンスとして、抽出ユニットは月に1度水洗いしてくださいね」と杉本氏。抽出ユニットは、豆を最適な圧でタンピングして抽出まで、本場エスプレッソの味を再現するのに大切な部分
これがおいしいエスプレッソを淹れるための条件。デロンギの全自動エスプレッソマシンなら、ボタン1つでこの条件を満たすようすべてコントロールしてくれるというわけです。ミルに低速回転で熱が発生しにくいというメリットがある「コーン式」を採用している点は、さすがデロンギ!
なお、「デロンギ 表参道」のような独立した路面スペースとは異なりますが、こういったエクスぺリエンス式のスペースを全国の量販店内などに年内に26か所設ける予定だそう。
最後に、フラッグシップモデル「デロンギ マグニフィカS カプチーノ コンパクト全自動エスプレッソマシン ECAM23460S」で淹れた「カプチーノ」と「カフェ・ジャポーネ」が記者たちにふるまわれました。ちなみにカフェ・ジャポーネは、ドリップ式コーヒーの味に慣れている日本のユーザーにあわせて開発されたマイルドな味わいが特徴の日本限定のメニューです。
カプチーノ。ミルクがもっとも甘くなる60〜65℃で抽出されているから、ミルク部分自体がおいしい! きめ細かい泡の舌触りの滑らかさもたまりません
カフェ・ジャポネ。美しいクレマと芳醇な香り! そして、旨みはあるのにスッキリとした味わい。普段かでも、らエスプレッソをよく飲む筆者にはちょっとすっきりしすぎかな?
ちなみに、デロンギのエスプレッソメーカーは全モデルで2人分の同時抽出ができるようになっています。これ、いいですよね〜。コーヒーって誰かと一緒に飲むことも多いですから。
「デロンギ 表参道」では、数種類のコーヒー豆を用意し、試飲に訪れた人が豆から選んで試飲できるところまで体験できるようになっています。試飲できるコーヒーは、カプチーノや「カフェ・ジャポーネ」のほか、エスプレッソをベースにしたマキアートやカフェラテ、レギュラーコーヒーなど、「デロンギ マグニフィカS カプチーノ コンパクト全自動エスプレッソマシン ECAM23460S」で淹れることができるすべてのメニューから選ぶことができます。
オープン記念としてデロンギでは、10月1日〜31日の期間中、試飲してくれた方がFacebookやInstagramなどのSNSにそのようすを画像とともに投稿すると、毎日先着10名にコーヒー豆(「ムセッティ」250g)をプレゼントするキャンペーンを実施するそうです(条件などの詳細は「デロンギ 表参道」でご確認ください)。
さらに、10月1日〜12月31日までの期間中に製品を購入され満足いただけなかった方を対象に、「全自動エスプレッソマシン 全額返金キャンペーン」も開催。購入日の翌日から数えて14日以内に指定場所に製品を返送すれば、購入金額を全額返金するというもの。さすがデロンギ。自信があるからできるキャンペーンといえますね(こちらも、対象製品など詳細は「デロンギ 表参道」もしくは同社ホームページでご確認ください)。
店内には、エスプレッソマシンのほか、おなじみのオイルヒーターやキッチン家電などのデロンギ製品も展示されていました。イタリアの家電ってデザインが素敵!
こちらは「デロンギ デディカ エスプレッソ・カプチーノメーカー EC680」。幅15cmとコンパクトながら業務用マシンと同じポンプ式を採用。粉を自分でタンピングするタイプ