電子機器のACアダプターって大きさや形状がマチマチで、それぞれがじゃまをし合って、コンセントにうまく挿せないといったケースが多くあります。差し込み口の口数があっても、その数だけプラグが挿せないというのはムダが多くて残念な限りですね。そのような状況に遭遇するたびに、えみぞうも毎回舌打ちしている次第です。
そこで、そんな問題に太刀打ちしてくれるのが今回ご紹介する「Power Cube (パワーキューブ)」。その名が示すとおり、一辺の長さが6.5cmほどの立方体状のタコ足プラグです。6面あるうちの1面がコンセントプラグになっており、残りの面はすべてプラグの差し込み口。つまり1つでプラグ穴を5つ分拡張できるのです。
通常のタコ足タップと違って優れているのが、プラグの穴が横や縦一列に隣り合っておらず、正面、左右、上下の各方向にプラグを挿せるので、ACアダプター同士がじゃまをすることなく使用できます。
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形状も大きさもマチマチなACプラグを全方位から攻略! お互いがじゃませず挿し込むことが可能です |
本製品は、オランダのallocacoc社によるデザインで、すでにヨーロッパで大ヒットしたそう。プロダクトデザインでは著名な歴史あるドイツのデザイン賞“レッドドット・デザイン賞 2014”を受賞しており、機能性だけでなく、インテリア性の高いユニークなデザインもポイント。
また、本製品にはコンセントに直接挿し込むタイプと、1.5mの延長コードを持つ電源タップタイプのほか、立方体の1面に2.1AのUSBポートを2基備えるタイプのものなどがラインアップしています。コンセントの口1つ分が犠牲になってしまいますが、ブロックのようにつなぎ合わせて使えるのもユニーク。コンセントの口の部分がグリーン、レッド、ブルー、グレーのいずれかの色が配色されたデザインになっているので、色違いを組み合わせてカラバリを楽しんだり同色で揃えたりと、自分好みで組み合わせも楽しめます。
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1面が2基のUSBポートになったタイプ |
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1.5mの延長コード型の電源タップタイプ |
また、延長コードタイプに付属しているドッキングマウントを使えば、両面テープやネジ留めで固定したドックにワンタッチで本体を挿し込むことが可能。テーブル上でしっかり固定したり、壁やデスクの天板の裏側などにも設置したりできるようになり、スペースの有効活用にも役立ちます。ACアダプターの挿し込みに日ごろ苦慮している人は、コンセントを余すことなく使える救世主として、揃えてほしいアイテムですね。
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延長コードに付属のドッキングマウント |
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どの挿し込み口にもドッキングできます |
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マウントをデスクの下に取り付ければ、逆さ吊りの状態でも利用でき、デッドスペースを有効に使えます |
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グリーン、レッド、ブルー、グレーの4色のカラバリ |
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各タップのプラグを挿し込めば積み木のように組み合わせて使うことも可能です |