ドリップ式とカプセル式が一体化

コーヒーも紅茶も緑茶も! クイジナートの“マルチ”なドリンクメーカー、どっちを選ぶ?

このエントリーをはてなブックマークに追加

今年も自動販売機に“あったか〜い”の文字が増える季節になりました。やはり冷えたときは温かい飲み物を飲んで、体を芯からほっこりさせるのがいいですよね。そこで惹かれるのが、自宅で簡単に温かい飲み物を作れる「ホットドリンクメーカー」です。

あのポール・ボキューズの厨房で使われていることでも有名な調理家電メーカー“クイジナート(Cuisinart)”から、一般家庭で購入しやすい価格帯のホットドリンクメーカーが登場しました。しかも同時に2つも。この2製品、あったか〜い飲み物を“いろいろ”作れるすぐれモノなんです。それぞれの特徴を比較しつつ、そのマルチな魅力に迫っていきましょう。

コーヒーも紅茶も緑茶もウーロン茶も、何ならカップスープやココアも! この冬、クイジナートから一気に登場したホットドリンクメーカー2製品が、この「SS-6B」(左)と「SS-10J」(右)です

コーヒーも紅茶も緑茶もじっくり淹れられる! マルチなドリップ式

まずは、「SS-6B」「SS-10J」に共通する特徴をチェックしていきましょう。一般にコーヒーメーカーには「ドリップ式」「カフェポッド式」「カプセル式」など、抽出方法にいくつか種類がありますが、この2製品は基本的には「ドリップ式」。本体には抽出用のフィルターカップが付いていて、市販のコーヒー粉を入れて使うオーソドックスなタイプです。そして大きなポイントは、コーヒーだけではなく、同じフィルターカップに紅茶・緑茶・ウーロン茶など市販の茶葉を入れて、いろいろな種類のお茶も淹れられるようになっていることです。

スマートなたたずまいのSS-6B(左)は、想定販売価格19,800円(税別)。見るからにゴージャス感のあるSS-10J(右)は、同29,800円(税別)。2製品とも、まず本体の質感が高くて個人的にはかなり好印象! あと、どちらも思ったよりコンパクトです

それぞれ上部を開けると、抽出用のフィルターカップが入っています。取り出してみましょう

それぞれ上部を開けると、抽出用のフィルターカップが入っています。取り出してみましょう

抽出用の専用フィルターカップは、洗って何度も使用できます。紙製の使い捨てフィルターは使わない構造なので、エコなのもうれしい

SS-6B/SS-10Jのドリップは、ゆっくりじっくりとコーヒー・お茶の旨みを引き出すために、コーヒー粉・茶葉にお湯を注いだ後、自動で10秒間蒸らして抽出する仕組み。自分でお湯を沸かして同じことをやろうとしたら、素人には少し難しいですよね。しかし、SS-6BとSS-10Jなら、人差し指1本でボタンをプッシュするだけでよいのがうれしいところです。

1秒間かけて2mlを抽出する「ゆっくり抽出」と、コーヒー粉・茶葉に約10秒お湯を注いだ後、自動で15秒蒸らしてからカップに週出する「蒸らし機能」で、おいしいコーヒー・お茶を作ります(画像はクイジナートの公式リリースより)

ドリップ式かと思いきや、カプセル式の「K-Cup」も使える!?

さて、先ほど“基本的にはドリップ式”と言ったのには理由があります。実は2製品とも、抽出用カップがもう1種類付いています。これは、キューリグ製コーヒーメーカー向けに市販されているコーヒー&お茶カプセル「K-Cup」を使うためのカップ。つまりSS-6BとSS-10Jは、ドリップ式とカプセル式の性能を両方持っている、そういう部分も“マルチ”なドリンクメーカーなのです。元々コーヒーメーカーを買おうとして「ドリップ式とカプセル式のどちらがよいか?」と悩んでいる方には、検討の余地アリな製品ではないでしょうか。

市販の「K-Cup」はフレーバーの種類が豊富! キューリグのコーヒーメーカー用に販売されているものですが、SS-6BとSS-10Jも公式に対応しているのはうれしいポイント。いろいろなフレーバーを手軽に楽しめます

これが、デフォルトで同梱されるK-Cup専用の抽出カップ。上述したドリップ用のフィルターカップと差し替えてセットできるようになっています

ひとり暮らしにもぴったり! 機能も見た目もシンプル&スマートな「SS-6B」

さて、2製品を順番に使ってみましょう。まずはSS-6Bから。キッチンやテーブルの上にも置きやすいスマートな見た目とサイズは、ひとり暮らしの部屋にもマッチしそうです。操作も、抽出量を3種類から選んで該当するボタンを押すだけというシンプルなものなので、使い方に迷うことはありません。しかも、30分間使わないでいると、自動で電源がOFFになるのもうれしい機能。忙しい朝に、電源を切り忘れて出かけてしまっても安心です。ちなみに、個人的にはコーヒーよりも紅茶・緑茶のほうが、一層おいしさがわかりやすかったです。

本体サイズは、約185(幅)×310(高さ)×300(奥行)mmで、非常にコンパクト! 筆者はひとり暮らしのワンルーム住まいですが、これなら自宅にも手軽に置けるなと思いました

給水タンクは、本体の後ろ側に付いているタイプ。最大水量は1,500mlで、1人用のカップだと大体8〜9杯分くらいにもなります

給水タンクに水を注ぎ、専用フィルターカップに市販のコーヒー粉を入れて、本体にセット。あとは飲みたい分量を3サイズ(120/150/180ml)から選び、該当するボタンを押せばOKです。取り扱い説明書を読まなくても操作方法がわかるシンプルさです

フィルターカップの下部分が注ぎ口から飛び出して、コーヒーが注がれているのが見えます。着脱式のフィルターカップをきちんと洗うようにすれば、種類の違う飲み物を作っても味が混ざってしまうようなことはありません

通常のカップ1杯分180mlのコーヒーを淹れるのにかかった時間は、1分20〜30秒ほどでした

通常のカップ1杯分180mlのコーヒーを淹れるのにかかった時間は、1分20〜30秒ほどでした

ふだん自宅で淹れているインスタントコーヒーと飲み比べてみました。左がSS-6Bで淹れたコーヒー、右がインスタントコーヒーに適当にお湯を注いだものです。写真だと少々わかりにくいかもしれませんが、SS-6Bで淹れたコーヒーのほうがほんのり赤みがかった黒色をしていて、何となく見た目にも豊かな雰囲気が。しかも、筆者はバリスタでもなんでもない一般人ですが、飲み比べてみるとこんな素人の舌でもSS-6Bで淹れたコーヒーのほうがコクもあって香りが豊かであることが感じられました。少しだけ違いのわかる女になった気がします

ホットドリンクメーカーだからと冬場だけに稼動するのはもったいない味だと思います。夏になってもこの味を楽しみたい! 濃い目に淹れてアイスコーヒーにしてもかなり○でした

もちろんコーヒーだけでなく紅茶や緑茶も試してみましたが、こちらもコーヒーに負けじとおいしいことにびっくり。むしろ、個人的にはお茶のほうがおいしさを感じやすかったかもしれません。「じっくり抽出」と「蒸らし機能」のおかげなのでしょうが、茶葉の渋みや豊かな風味が鼻に抜けていくのが感じられました

なお、コーヒーを1回淹れたあとのフィルターカップはこういう状態。これを洗って、立て続けに紅茶を淹れてみたのですが、コーヒーっぽさが残るということはなく、香りの高い紅茶をおいしく飲めました。ただ、こういった別の飲み物への匂い移りに関しては、長く使っているとどうなるか気になるところではあります

もちろんカプセルのK-Cupも使ってみました! カプセル式は、抽出用カップもほとんど汚れなくて、さらに手軽でいいですね。コーヒーはカプセル、紅茶はドリップなど、使い分けをするのもアリかもしれません

こだわり派にイイ! 液晶画面やリンス機能の付いた高性能な「SS-10J」

続いてSS-10Jを使ってみましょう。先ほどのSS-6B より価格が1万円ほど高い上位モデルです。コーヒー・紅茶をおいしく淹れるための基本技術はSS-6Bと一緒ですが、こちらは液晶画面が付いているゴージャスな仕様で、画面を見ながら水量の設定などができます。SS-6Bより細かい5サイズから水量を設定できるようになっていて、こだわり派の方にもぴったりでしょう。

また、熱いお湯をそのままカップに注げる「ホットウォーター」機能も付いています。つまりSS-10Jはポットのようにも使えて、スープやココア、お味噌汁など、インスタントの飲み物も作れるというわけ。マルチな対応力がさらにグンと上がっていますよね。これに加えて、90mlのお湯を流して、中に付いた飲み物の風味を洗い流せる「リンス」機能が付いていることもポイントです。

本体サイズは240(幅)×310(高さ)×280(奥行)mmで、SS-6Bと比べると横幅が多少大きいですが、それでも高さはSS-6B と同じ30cmしかないので、設置しやすいほうだと思います

給水タンクは本体側面にあります。最大水量は2,200mlで、1人用のカップだと大体12杯分くらいのコーヒーが淹れられます

液晶画面からは、電源自動ON/OFFタイマーなどを設定することができます。もちろん、SS-6Bと同じく、30分使用しないでいると、電源が自動でOFFになる機能も搭載。ただし液晶画面の表示は英語なので、人によっては操作に慣れるまで少しコツが必要かも

液晶画面で、5サイズ(90/120/150/180/210ml)の抽出量から好みの分量を選び、「BREW」ボタンを押せば抽出されます。ちなみにSS-6BとSS-10Jのドリップの技術は同じものが搭載されています。実際に2製品で作ったコーヒーや紅茶の味を飲み比べてもそこまで違いは感じませんでした

使わないほうの抽出用カップは本体の脇にしまっておけます。これも上位モデルだけの便利仕様

使わないほうの抽出用カップは本体の脇にしまっておけます。これも上位モデルだけの便利仕様

ホットウォーター機能を使う場合、180mlのお湯を注ぐのにかかる時間は1分20秒程度で、少し長めに感じるかもしれません。普段からよくカップスープやココアなどを飲む方だったら、サブのポットくらいの感じで使うとよいかも

ホットウォーター機能を使うときは、まずリンス機能でコーヒー・紅茶の風味を洗い流してから使えば匂いなどが気になりづらくなるかも。リンス機能をこまめに使うことで、内部のちょっとしたお手入れの効果もありそう

まとめ

さて、クイジナートのホットドリンクメーカー2モデル、いかがだったでしょうか? コーヒーや各種お茶、さらにK-Cupまで使えるというドリップ式とカプセル式の機能を備えたマルチな対応力を実感できました。コーヒー・お茶をじっくりゆっくり淹れる性能については2製品とも同じ技術が搭載されているので、どちらを選んでもおいしいコーヒー・お茶が飲めます。あとは、機能や設置性で選べばよいと思います。

コーヒーやお茶を簡単においしく淹れられればよい、設置場所をあまり取りたくないという方には、見た目も機能もシンプル&スマートなSS-6Bがよいですね。いっぽう、電源ON/OFFの時間設定機能やホットウォーター機能など、ライフスタイルに合わせていろいろな性能を使いこなしたい方には、SS-10Jが楽しいのでは。筆者個人は、ひとり暮らしの部屋で手軽に朝・晩に温かい飲み物を作りたいタイプなので、SS-6Bのシンプルでスマートな点がより魅力的に映りました。みなさんも、この冬はクイジナートの“マルチ”なホットドリンクメーカーで温まってみませんか。

杉浦 みな子(編集部)

杉浦 みな子(編集部)

オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。あ、90年代アニメも好き。

紹介した製品の最新価格・クチコミをチェックする
このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
レビュー最新記事
レビュー記事一覧
2017.5.23 更新
ページトップへ戻る