「価格.comプロダクトアワード」で金賞に輝いたオーブントースター

バルミューダにも負けてない! “0.2秒発熱トースター”で焼いたパンがウマ過ぎた

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パンがおいしく焼けるという、しごくシンプルな理由から大ヒットしたバルミューダ「BALMUDA The Toaster」に憧れるも、トースターなのに20,000円強という価格に躊躇していた筆者。同レベルの仕上がりが望める、もう少し値ごろ感のあるトースターはないものかと探していたところ、「価格.comプロダクトアワード2016」の調理家電部門内のトースターカテゴリーにおいて金賞を受賞した、そんな「Aladdin(アラジン) AET-GS13NW」(日本エー・アイ・シー)が目にとまりました。価格は「BALMUDA The Toaster」の約半額! これで味がよければ文句はありません。AET-GS13NWの実力を調査してみましょう。

0.2秒で発熱するとトーストの味はどう変わる?

AET-GS13NWの基本的な構造は一般的なオーブントースターと同じで、天面と底面に装備されたヒーターでパンを焼き上げます。ただ、少し違うのは、上部にグラファイトヒーターを搭載していること。グラファイトヒーターは同社製ファンヒーターにも採用されているもので、カーボンヒーターよりも立ち上がりが早く、遠赤外線放射量が多いのが特徴です。その特性を生かし、AET-GS13NW はわずか0.2秒で発熱。高温で素早く焼き上げることができるため、パンの水分蒸発を最小限に抑え、中はもちもち、表面はサクサクな仕上がりになるそう。さっそく、食パンの焼き上がり具合がどれほど変わるのかを筆者所有のオーブントースターと比べてみました。

サイズは35(幅)×23.5(高さ)×29.5(奥行)cmで、一度に食パン2枚までセットできます。温度は20℃刻みで100〜280℃まで設定でき、最長加熱時間は15分

上部には同社カーボンヒーターよりも遠赤外線量が1.2倍多く、発熱や設定温度までの到達が早い「グラファイトヒーター」を搭載。下部の「石英管ヒーター」は温度の上がり方は比較的遅いものの、十分な量の遠赤外線を放出するとのこと。異なるヒーターの特性を組み合わせ、パンを最適に焼き上げます

AET-GS13NWと焼き上がりを比べるのは、筆者が普段使っているオーブントースター(右)。温度設定は250℃までとなっており、AET-GS13NWより30℃低い温度で焼くこととなります

まずは、筆者が普段使っているオーブントースターの加熱具合を下の動画でご覧ください。250℃に設定し運転を始めたところ、15秒ほどでヒーターが赤くなってきたものの、MAXの状態になったのは1分近く経過後。2分を過ぎたあたりでパンがきつね色に色づき、2分30秒で焼き上がりました。

若干の焼きムラはあるものの、サクサク触感で何の不満もない焼き上がりです

若干の焼きムラはあるものの、サクサク触感で何の不満もない焼き上がりです

所有のオーブントースターでも上手に焼けてしまったので、AET-GS13NWで焼いても出来栄えは変わらないかも……という不安を抱きつつ、AET-GS13NWの最高設定温度である280℃でパンを焼いてみました。下の動画のように運転スタートとほぼ同時にグラファイトヒーターが発熱し、庫内に蒸気が発生! その蒸気が消えて少し経ち、加熱開始から2分弱で焦げ色がつき始めました。結果としては、筆者が普段使っているオーブントースターより30秒ほど短い、2分で完成。

網目のある部分は焦げていないものの、食欲をそそる焼き色です。しかし、見た目的には先に試した筆者所有のオーブントースターで焼いた食パンより劇的においしそう! というほどではありません

やはり大した違いはないか……とひと口食べて、びっくり! サクサク感がまったく別物です。それでいて、ふんわり。表面が薄くカリッと焼けている状態なので、クラスト(耳の部分)は硬くなっていません。さらに、小麦やバターといったパンの香りも強く感じました

チーズトーストも冷凍パンも即発熱だとウマイ!

食パンを普通にトーストしただけでも味わいの違いに感動しましたが、チーズトーストや冷凍した食パン、バターロールを焼いた際にも大きな差が出ました。下の動画は、スライスチーズを乗せた食パンを筆者所有のオーブントースターで焼いた状況です。運転スタートから2分30秒後に食パンに焦げ色がつき、その後、チーズが煮え始めました。

上の動画で設定した3分タイマーではチーズにいい焦げ色がつかなかったので、30秒ほど延長してみました。少し、奥のほうのパンが焦げてしまいましたが、おいしそうです。味わいも、不満はありません

続いて、AET-GS13NWでチーズトーストを焼いてみたところ、運転開始1分30秒過ぎに、チーズがグツグツと煮えたぎるように動き始めました。チーズのふくらみ具合は先に行ったチーズトーストの比ではありません! 焼け方は、まずチーズが熱され、その後パンに焼き色がつくという印象です。

チーズトーストの焼き上がり時間もAET-GS13NWのほうが1分ほど短いものの、焼き色は遜色なし。しかし、見た目ではさほどの違いは感じません

試食してみたところ、何も乗せずにトーストした時よりも大きな感動がありました。というのも、パンがふわっとしているだけでなく、チーズもトロトロでふわふわ! 筆者所有のオーブントースターで焼いたチーズパンは1枚食べきると少しあごが疲れましたが、AET-GS13NWのほうはそんな負担を感じないほど軽い

包丁でカットした断面を見てみると、AET-GS13NWで焼いたチーズトーストのほうが厚みがあります。パンのふんわり感とチーズのトロトロさが交わって絶妙な食感と味となるのかもしれません

常温の食パンは劇的においしく焼けたので、冷凍した食パンでも効果は発揮されるのかを確かめてみました。

加熱時間は冷凍した食パンもAET-GS13NWが1分ほど短いにもかかわらず、筆者所有のオーブントースターで焼いたものはクラストが一部炭化してしまいました

これまでの検証と同様に、AET-GS13NWで焼いた冷凍食パンはふわふわに! 手で裂いた2枚の食パンの断面を比較してみると、クラム(白い部分)の厚みがまったく違いました。AET-GS13NWで焼いたほうがふんわりしていると感じるのはもっともですね

高温で焼き上げるトーストはAET-GS13NWの圧勝でしたが、バターロールやクロワッサンは低温で焼きます。そのような場合でも、味に差は出るのでしょうか。

どちらも100℃でトーストしたため、焦げもなく、見た目に違いはありません。しかし、やはり食べてみるとAET-GS13NWのほうがふんわり感としっとりさを感じました

衝撃は餅を焼いた時にやってきた!

トースターで焼く食材は、パンだけではありません。今回は“焼き”の実力を調査しているので、餅を焼いてみることにしました。パンでなくても、味は変わるのかも気になります。

AET-GS13NWで餅を焼く際には、アルミホイルを敷いたトレイ(付属)に乗せます

AET-GS13NWで餅を焼く際には、アルミホイルを敷いたトレイ(付属)に乗せます

取扱説明書にあるとおりにAET-GS13NWは200℃、筆者所有のオーブントースターは230℃で4分30秒焼いてみました。設定温度はAET-GS13NWのほうが低いにもかかわらず、餅のふくらみ方は倍以上!

筆者が普段使っているオーブントースターのほうが設定温度は30℃高かったのですが、ほとんど焼き色がついていません!

食べ比べてみると、表面のこんがりが香ばしさの違いにつながっただけでなく、餅の伸び率にも明確な差が! 筆者所有のオーブントースターで焼いた餅はほとんど伸びませんでしたが、AET-GS13NWのほうは約25cmも伸びました。さらに、食パンの時同様、餅の味も濃い!

まとめ

近年、高級トースターが注目を集めていますが、バルミューダ「BALMUDA The Toaster」シャープ「ヘルシオ グリエ」は運転前に本体に水をセットし、スチームや過熱水蒸気を利用して加熱します。このように加熱方法自体が違わなければ仕上がりにも劇的な差は出ないと思っていたのですが、AET-GS13NWを使ってみて、ヒーターによる加熱でも加熱スピードが味を大きく変化させるということがわかりました。しかも、高温で素早く焼ければいいだけでなく、設定温度にいかに早く到達するかが重要だと餅を焼いた時に実感。到達までに時間がかかればかかるほど、食材の水分は奪われ、味や食感が損なわれてしまうようです。わずか数十秒や1分程度の差ですが、おいしさの差は歴然! 焼き餅の試食では、「違う餅を焼いたの?」と言われるほどAET-GS13NWで焼いた餅は素材の風味や味が濃く残っていました。焼いたあとの食材に含まれる水分量を計測したわけではないので数値的なことはわかりませんが、価格.comマガジン編集部員7人に試食してもらい、全員が同じ意見となったことからも今回行った検証の結果は間違いないはずです。水を入れるなどの手間もなく、このおいしさが実現でき、価格は今話題のBALMUDA The Toasterの約半額! 手堅く選びたい人にとっても、間違いない製品と言えるでしょう。

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌の白物家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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2017.5.30 更新
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