新製品レポート
iFi-Audioや新規取り扱いブランドの新製品が多数登場

50万円のレコードカートリッジなど盛りだくさん! トップウイングの発表会で披露された新製品を一挙紹介

2017年3月21日、トップウイングサイバーサウンドグループは東京都内で発表会を開催。同社が取り扱うオーディオメーカー各社の新製品や、新規取り扱いブランドの新製品などを一挙発表した。ここでは、発表会で披露された新製品をまとめてご紹介しよう。

発表会で披露されたレコードカートリッジ「青龍」とTien Audioのアナログターンテーブル「TT3」

発表会で披露されたレコードカートリッジ「青龍」とTien Audioのアナログターンテーブル「TT3」

iFi-Audioからはnanoシリーズ初のBluetooth対応USB DAC「nano iOne」とガルバニック・アイソレーター「iGalvanic 3.0」が登場

会場でまず発表されたのが、英iFi-Audioの新製品「nano iOne」と「iGalvanic 3.0」だ。いずれも、発売時期は4月上旬とアナウンスされている。

nano iOneは、iFi-Audioのnanoシリーズに属するコンパクトなUSB DAC。最大の特徴は、nanoシリーズとして初めてBluetoothをサポートし、Bluetoothを使ってスマートフォンやBluetooth対応DAPの楽曲を入力できること。Bluetoothは、aptXやAACコーデックもサポートするという。なお、今回登場したnano iOneはバッテリー非搭載モデルとなっており、電源はUSBから供給する形となっている。

nano iOne

nano iOne

DACチップは、これまでのiFi-Audio製品同様、TI社のBurr-Brownブランドのチップを採用。PCMは最大192kHzまで、DSDは最大11.2MHz/12.4MHzまで、DXDは最大352/384kHzまで対応する。入出力インターフェイスは、USB入力が1系統、入出力兼用の光/同軸デジタルが1系統、RCA出力が1系統。光/同軸デジタル端子については、異なる2つの金属を接触した際に生じるガルバニック電流によるノイズを抑制するため、ガルバニック絶縁処理を施したという。市場想定価格は27,000円前後(税別)だ。

nano iOneのフロント部。Bluetoothのペアリングボタンや入出力切り替えスイッチ、デジタルフィルター切り替えswitchが並ぶ

入出力インターフェイスは、USB入力が1系統、入出力兼用の光/同軸デジタルが1系統、RCA出力が1系統だ

入出力インターフェイスは、USB入力が1系統、入出力兼用の光/同軸デジタルが1系統、RCA出力が1系統だ

iGalvanic 3.0は、PCとUSB DACの間に接続し、USB伝送される電源と信号データを適切に処理することで、USB接続時のノイズレベルを低減するというUSB DAC専用のガルバニック・アイソレーターだ。USB 3.0に対応しており、USB 3.0の広い帯域を利用した独自規格のUSB 3.0インターフェイスとも接続できるという。また、USBバスパワーもしっかりと絶縁するようになっており、USBバスパワーで駆動する外付けブルーレイドライブも接続できるという。市場想定価格は45,000円前後(税別)となっている。

iGalvanic 3.0

iGalvanic 3.0

USB 3.0に対応するためにゼロから設計したという

USB 3.0に対応するためにゼロから設計したという

新規取り扱いブランドの「Telos Audio Design」。第1弾はアースノイズ低減器とディフューザーを投入

続いて発表されたのは、新規取り扱いブランドの「Telos Audio Design」だ。2006年に台湾で設立された比較的新しいブランドで、発表会では第1弾製品として、「Ground Noise Reducer」と「Quantum Acoustics Diffuser」を日本に投入することが発表された。2製品とも、5月頃の発売を目指しているという。

新規取り扱いのTelos Audio Design。Acoustic Reviveの台湾でのディストリビューターなどを担当しているという

主要各国にはすでに進出が完了しており、満を持して日本市場への参入となる

主要各国にはすでに進出が完了しており、満を持して日本市場への参入となる

Ground Noise Reducerは、CPUで演算処理してアースをアクティブにコントロールするという、これまでにないまったく新しい考え方のアースノイズ低減器。同社によると、マイ電柱のような専用の電源ラインを引いたのと同じ程の効果が期待できるという。なお、アースのある製品との接続はアース線を使用、アースのない製品との接続は専用のケーブルを接続して使用するとのこと。市場想定価格は600,000円(税抜)を予定している。

Ground Noise Reducer。天面部分は半透明になっており、稼働中は中のLEDが光る仕組みだ

Ground Noise Reducer。天面部分は半透明になっており、稼働中は中のLEDが光る仕組みだ

最大6つの機器を接続可能とのこと

最大6つの機器を接続可能とのこと

アースがない機材と接続する場合は、空いている端子を利用し、専用ケーブルで接続する形となる

アースがない機材と接続する場合は、空いている端子を利用し、専用ケーブルで接続する形となる

Quantum Acoustics Diffuserは、電池やACアダプターから電源を供給してアクティブに動くという珍しいディフューザーだ。自然電磁共振波を疑似的に発生させることで、電気機器の高周波電磁波の影響を抑制するという。市場想定価格は120,000円(税抜)を予定しているという。

Quantum Acoustics Diffuser

Quantum Acoustics Diffuser

ACアダプターのほか、電池駆動にも対応している

ACアダプターのほか、電池駆動にも対応している

独自方式を採用したレコードカートリッジ「青龍」。Tien Audioのアナログターンテーブル「TT3」も

発表会の最後に発表されたのは、同社が初めて自社ブランドで開発・製造を行ったレコードカートリッジ「青龍」だ。

青龍

青龍

青龍は、「コアレス・ストレートフラックス方式」と呼ばれる独自の方式を採用したレコードカートリッジ。スタイラスの振動をコイルに伝える経路に時期損失や時期歪みを発生するコア材を使用することなく、マグネットの直近にコイルを配置したユニークな構造とすることで、ワイドレンジで高解像度なMC型(Moving Coil)カートリッジのようなサウンド特性と、針交換が行えるMM型(Moving Magnet)カートリッジの特徴をあわせ持っている。なお、針交換はユーザー自身では行えず、預かり対応になるという。

コアレス・ストレートフラックス方式と呼ばれる独自の方式を採用

コアレス・ストレートフラックス方式と呼ばれる独自の方式を採用

付属のヘッドシェルは超々ジュラルミン製。針先はラインコンタクト針で、出力電圧は0.2mV(5cm/sec.)、内部インピーダンスは12.3Ω/1kHz、適正針圧は1.75〜2g、ヘッドシェル装着時の重量は30gとなっている。価格は500,000円(税別)で、針交換は50,000円(税別)だ。

青龍の主な仕様

青龍の主な仕様

発表会に登壇した同社代表取締役の佐々木原幸一氏は、「製品名の青龍は、中国の神話に出てくる四神が由来で、すでに第2弾モデルとして、青龍よりも価格を抑えた朱雀の開発を進めている。玄武はさらに価格を抑えたモデルとして展開を検討している。白虎は製品の反響を見ながら検討するが、バランス接続できるカートリッジなども考えている」と今後の製品展開について披露した。

発表会に登壇した佐々木原幸一氏

発表会に登壇した佐々木原幸一氏

第2弾製品として展開が予定されている朱雀の構想図。価格は青龍の半額程度に抑えたいとのこと

第2弾製品として展開が予定されている朱雀の構想図。価格は青龍の半額程度に抑えたいとのこと

また、青龍のデモに使われた「Tien Audio」ブランドのアナログターンテーブル「TT3」についても、同社提携製品として発売されることが発表された。

TT3

TT3

TT3は、プラッターを磁力で浮かせ、ベルトドライブで駆動するというユニークな構造を採用するターンテーブル。世界で見てもかなり稀だという3モーターによるベルトドライブ方式を採用し、支点にかかる力を分散させるとともに、3つのモーターのマッチングをしっかりと行うことで、安定した回転が行えるようになっているという。なお、回転数は33/45/78の3種類に対応する。

また、アームベースは最大3本まで増設可能。カーボン素材を使用した付属のトーンアーム「VIROA」は、アームの着脱が簡単に行えるようになっており、カートリッジごとに複数のアームを用意して使い分けるといったこともできるという。発売は6月を予定しており、価格は550,000円(税別)となる。

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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