話のネタになる最新ITニュースまとめ
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アマゾン「Echo」が会話を勝手に録音して他人に送ってしまう

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「話のネタになる最新ITニュースまとめ」は、主に海外のIT業界で先週話題になったニュースを紹介する連載です。知っておいて損はない最新情報から、話のネタになりそうな事柄まで、さまざまなニュースをお届けしていきます。

アマゾンのスマートスピーカー「Echo」が会話を録音して他人に送りつける

アマゾンのスマートスピーカー「Echo」が、ユーザーの会話を録音し、アカウントに登録されていた連絡リストの1人に会話内容を送ったことが報じられ、アメリカで問題になっています。アマゾンによれば、偶然が重なって起こってしまった事態とのことです。

録音した会話を他人に送りつける事態が発生したアマゾンの「Echo」

録音した会話を他人に送りつける事態が発生したアマゾンの「Echo」

この問題を最初に報じたのは、アメリカのCBS系列のテレビ局、KIRO-TV。同テレビ局によれば、オレゴン州ポートランド在住の夫婦が、ある日夫の上司から「今すぐEchoの電源を抜いて。ハッキングされていますよ」という連絡を受けたとのこと。連絡した上司は「会話の録音データがボイスメッセージとして送られてきた」と2人に説明しました。この上司は、ポートランドから約280kmは鳴れたシアトルに住んでおり、2人の会話を聞くことは盗聴でもしない限りできないはずです。

不安に思った2人はすぐに「Echo」のコンセントを抜き、アマゾンに事情を説明。アマゾンは「Echo」のログを調査し、2人の会話が上司に送信されていたことを認め、謝罪したとのことです。ただし、なぜ録音データが他人に送られたのかは説明されませんでした。

KIRO-TVの報道を受け、アメリカの各メディアがこの問題について報じ、大きな問題へと発展。アマゾンは各メディアに対して、事の経緯を「非常にまれなケース」と説明しました。

アマゾンによれば、夫婦が会話をしている最中、Echoに搭載されている音声アシスタントのAlexa(アレクサ)が、会話中の単語を“Alexa”と聞き間違え、会話を聞き取るスタンバイモードに切り替わったとのこと。続けて、2人が交わす会話を“メッセージを送る”というリクエストに聞き間違え、さらに、会話中の言葉を“連絡リストに登録されている上司の名前”と聞き間違え、録音した会話を上司に送信してしまいました。聞き間違えに聞き間違えが重なり、ユーザーの意図していない動作が行われてしまったというわけです。

夫婦の女性は「完全なるプライバシーの侵害。二度と使わないでしょう。信用できません」と話しています。

「Echo」は、「ヘイ、アレクサ」という言葉で起動し、その後にユーザーから発される言葉を録音します。これはGoogleの「Google Home」も同じです。録音は、ユーザーのリクエストをクラウドサーバーに送信し、サーバー側で解析してユーザーの要求を実行するために行われます。こういった会話ログはクラウドサーバーに保存されますが、ユーザーがマニュアルで消去できるようになっています。つまり、ユーザー側である程度コントロールできるわけです(録音機能自体をオフにすることはできません)。

しかし、今回のようにユーザーの意図に反して会話が録音され、しかも他人に送信されるのは偶然が重なったとは言え、ユーザーの想定を大きく超えています。アマゾンは、2018年3月にも「Echo」が突然夜中に笑い出すという問題に対して修正を行ったばかりです。便利な半面、思わぬリスクがあるスマートスピーカー。このようなことがあると、大事な話をするときは万が一の事態を考えてスマートスピーカーの電源を切ったほうがいいかもしれないと考えさせられます。

ソース:KIRO-TVThe Verge

アップルがスマホでPCゲームをプレイできるアプリ「Steam Link」をブロック

PCゲームの配信プラットフォーム「Steam」を運営するValveは、PCでプレイしているゲームの映像をスマートフォンやタブレットにストリーミング配信するアプリ「Steam Link」(ベータ版)をリリースしました。しかし、Google Playでは配信されたものの、App Storeでは配信がブロックされたことが明らかになりました。

Google Playでは高評価を得ている「Steam Link」ですが、App Storeでは配信が急遽ブロックされました

Google Playでは高評価を得ている「Steam Link」ですが、App Storeでは配信が急遽ブロックされました

Steamは、PCゲームをダウンロード購入する場合にまっさきに名前があがるほど世界中で利用されているゲーム配信プラットフォームです。そのSteamで購入したゲームを、母艦のPCからスマートフォンやタブレットにストリーミング配信するのが「Steam Link」というアプリです。

SteamクライアントがインストールされたPCと同一ネットワークに接続するという条件がありますが、スマートフォンでもPCゲームを遊べるということで、「Steam Link」はリリース前から大きな注目を集めていました。

しかし、いざリリース日になってもiOSには配信されず。App Storeでは現在も「Steam Link」のアプリはリリースされていません。

事前の発表ではiOSへの配信がアナウンスされていたため、さまざまな憶測が飛び交う中、Steamの公式Twitterが、アップルから急遽アプリの配信が却下されたと発表。アップルの説明によれば、配信前アプリのレビュー時に見落としていた、App Storeのガイドラインに反する事項が見つかったため、配信を取りやめることになったとのこと。このガイドラインに反する事項は、“ビジネスに関する問題”とだけ説明されており、詳細はSteamの開発元であるValveにも明かされていないようです。

「Steam Link」は、アプリ内からSteamにアクセスすることが可能で、そこからPCゲームを購入でき、これをアップルが良しとしなかったのではと見られています。アマゾンのアプリ「Kindle」においても、Android版はアプリ内から「Kindleストア」にアクセスして電子書籍の購入ができるものの、iOS版は「Kindleストア」にアクセスすることができないようになっています。

Steamは「アップルが考え直してくれることを祈る」とコメント。せっかく話題になったアプリなので、何とか配信していただきたいものです。

ソース:Steam公式ツイッター

あのオバマ前大統領がエンタメ界へ。Netflixと複数年契約を結ぶ

Netflixは、バラク・オバマ夫妻と複数年の契約を結んだと発表しました。製作される作品は1本にとどまらず、台本あり、なしのシリーズ作品、ドキュメンタリー、特集番組など複数のコンテンツを配信予定とのことです。

Netflixはオバマ前大統領とパートナーシップ締結を発表

Netflixはオバマ前大統領とパートナーシップ締結を発表

第44代アメリカ合衆国大統領のオバマ氏、およびミシェル夫人は、「Higher Ground Productions」という企業を設立しており、そこでNetflix向けのコンテンツ制作を手がけるとのこと。政治色の強いコンテンツになるのかどうか、そもそも両氏が出演するのかどうか、その内容は明らかになっていませんが、前大統領がエンターテインメント業界に進出するということで、アメリカで大きな話題になっています。

オバマ氏は契約に関して「大統領時代の喜びのひとつは、多くの人たちと出会い、その体験をもっと多くの人たちと共有できたことだ。だからこそ、私とミシェルはNetflixとの契約を非常にうれしいと思う」とコメント。

Netflixは、約8000億円もの予算を投じて2018年に約700本のオリジナルコンテンツを配信する目標を明らかにしていました。2018年5月だけでも、映画「シェイプ・オブ・ウォーター」でアカデミー作品賞、アカデミー監督賞を受賞したギレルモ・デル・トロ監督によるシリーズ作品や、マイケル・ベイ監督の新作を発表しており、オリジナルコンテンツの拡充に注力しています。

なお、オバマ夫妻がプロデュースするコンテンツは190か国以上に配信予定です。

ソース:Netflix

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

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