レビュー
対応ヘッドホンアンプ「SXFI AMP」とヘッドホン「SXFI AIR C」をテスト

耳の形状にあわせてサラウンドを最適化!クリエイティブの「Super X-Fi」が画期的

Super X-Fi技術は音楽よりも3Dゲームで効果的!?

まずは、スマホと組み合わせて「SXFI AMP」の効果を検証していこう。

通常の音楽リスニングは、「SXFI APP」のアプリに音楽プレーヤーが一体化されているのですぐに再生できる。Super X-Fi をONにして音楽を流してみると、耳の横よりさらに後ろあたりまでの音空間を作り出してくれるイメージ。バーチャルサラウンド効果としては音への没入感を作り出してくれる。ステレオ音源からのアップコンバートは、ちょっとやりすぎな感じがあり、ボタンでSXFI AMP のON/OFFを切り替えてみると、音楽に前後方向の立体化、距離感を生み出すのだが、ボーカル曲では声にエコーがかかったような効果があった。純粋な音楽リスニング用途なら、SXFI AMP はOFFのほうがよさそうだ。

ハイレゾにも対応する音楽プレーヤーを一体化した「SXFI APP」で再生

ハイレゾにも対応する音楽プレーヤーを一体化した「SXFI APP」で再生

スマホのゲームならどうか?と今どきのボイスバリバリのスマホゲー「プリンセスコネクト!Re:Dive (プリコネR)」をプレイしてみると、声優さんのボイスにエコーがかかり音質が落ちるのがわかってしまう。ただ、Super X-Fi をOFFにしてみると、今度は音場が平坦過ぎるし、声と効果音のセパレーションが物足りなくて、”やっぱりSXFIアリのほうがいい!!”と思えてしまう。なかなかクセになる効果だ。

プレイしたスマホゲームのなかで圧倒的に相性がよかったのが、「荒野行動」。ヘリコプターの音の移動感から、銃声の聴こえる方向感まで、Super X-Fi で聴くと臨場感というか、戦場感が出る。ボイスのほぼないゲームなので音質劣化が気になることもナシ。元々3D空間でグルグルと音の回るゲームとの相性はよさそうだ。

スマホのNetFlixアプリで映画『レディ・プレイヤー1』を見てみても、映画らしいサラウンド感はしっかり出せる。ただ、台詞にエコーがかかって聴こえてしまうのは残念なところだ。

スマホゲームの「荒野行動」も相性抜群

スマホゲームの「荒野行動」も相性抜群

なお、スマホでのリスニングはクリエイティブのSuper X-Fi認定ヘッドホンである「AURVANA SE」、そしてプリセットのあったOPPOのヘッドホン「PM-3」、そしてイヤホン代表としてShure「SE535」をUnknown In-Earの設定で利用したが、ヘッドホン・イヤホンの違いがあっても、サラウンド効果としては同程度かなと思えた。そうしたチューニングも含めてSuper X-Fi の成果ということだろう。

余談ではあるがポータブルオーディオ的には「SXFI AMP」はAndroidのスマホとUSB接続できるポタアンだ。Super X-Fi 機能を使わずにShure「SE535」とOPPOの「PM-3」を利用してステレオ音源でSXFI AMPのヘッドホン出力の音質だけを聴き込んでみても、検証に使ったヘッドホン出力の音質がいいGRANBEATからでも若干の音質向上を実感できるほど。特に最大600Ωまでの高インピーダンスに対応する駆動力で、OPPOの「PM-3」で音の鳴りに余裕が生まれた。バスパワー駆動で手軽ということもあり、「SXFI AMP」は3.5mm端子の省略されたAndroidスマホで有線イヤホンを付けるデバイスとしても手頃だろう。

ゲーム機、PCでのゲームプレイには「SXFI AMP」が相性抜群

「SXFI AMP」はコンシューマーゲーム機のPS4とNintendo Switchにも対応している。僕の家にはPS4があるのでUSB Type-Cケーブルを用意して接続してみた。

PS4のホーム画面の状態で「SXFI AMP」を接続すると、自動的にUSBヘッドセットとして認識するのでセットアップ完了。そのままだとPS4の設定でヘッドホン出力の音声がチャット専用になっているのですべての音声に切り替えておく。

PS4とUSB Type-Cケーブルで接続

PS4とUSB Type-Cケーブルで接続

USBヘッドセットとして認識。出力はすべての音声としておく

USBヘッドセットとして認識。出力はすべての音声としておく

最新のPS4のゲームタイトルとしてカプコンの『Devil May Cry 5 Demo』(体験版)をダウンロードしてプレイしてみると「SXFI AMP」の本当の実力がわかった。剣と銃を武器に暴れまわるスタイリッシュアクションの本作の飛び交う効果音、轟音まで、頭の後ろ近くの空間で展開。ドラマパートでカメラに合わせて移動する音の位置も完全にサラウンド音源の世界だ。PS4ゲームをプレイしてみると、ただただSuper X-Fi のサラウンド効果はすごいの一言。試しにSuper X-Fi の効果をOFFすると音が耳元から鳴るようになり、やはり物足りない。サラウンドはもうゲームプレイの体験として別物だ。ゲームはボイスに対してエコーがかかるのもあまり気にならないのもいい。

PS4版の『Devil May Cry 5 Demo』(体験版)のプレイは臨場感も最高

PS4版の『Devil May Cry 5 Demo』(体験版)のプレイは臨場感も最高

また「SXFI AMP」はPCでも利用可能だ。Windows10の環境で検証するとUSBデバイスとしては簡単に接続するのだが、PCからサラウンド対応デバイスとして認識させるためにはコントロールパネルから設定が必要になるが(詳しくはこちら)、手順を踏むことで7.1chデバイスとして利用できる。そして、設定ソフトである「SXFI Control」からヘッドホンを選択して準備完了だ。

PC接続では「SXFI Control」を利用

PC接続では「SXFI Control」を利用

『Shadow of the Tomb Raider』(Steamの体験版)をプレイしてみると、やはりPCゲームのサラウンド効果は別格。南米の遺跡を捜索するうっそうとした雰囲気、風や石の音、石の建造物が崩れる轟音まで、これぞゲームサラウンドの世界と呼べるほどしっかり作り込んでくれる。試しにSuper X-Fi をOFFにしてみると、音は明瞭だが空間が感じられなくなってしまうので、ゲームの世界にまったく没入できないのだ。これで接続しているのがステレオのヘッドホン(イヤホンももちろん検証している)なのだから、驚くほかない。

『Shadow of the Tomb Raider』をプレイ。ゲームのサラウンド体験はかなり相性がいい

『Shadow of the Tomb Raider』をプレイ。ゲームのサラウンド体験はかなり相性がいい

手持ちのヘッドホン・イヤホンをサラウンドに対応してしまう「SXFI AMP」。本領発揮はやはりPS4・PCゲームのプレイだと思うが、マルチに活用する汎用サラウンドデバイスとしても注目だ。

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