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会議録、演奏生録、語学学習にも

人気「ICレコーダー」の選び方! 会議やラジオなど、3つのシーン別に最適モデルを探そう

ビジネスに便利なアイテム「ICレコーダー(ボイスレコーダー)」。会議や講演で人の話し声を集音し、デジタル音声ファイルとして保存することができます。そのほかにも、楽器演奏の録音や語学学習など、使用シーンはさまざま。しかし、利用方法によって最適なICレコーダーは違うんです。ここでは、大きく3つのシーン別にICレコーダーを選ぶポイントをご紹介しましょう!

【1】会議・会話で人の話の「記録」に使う

ICレコーダーの使い方としてまずあがるのは、人の話し声の「記録」。特にビジネス用途で、会議や講演などの議事録として使うニーズは昔から高いですね。また、訴訟や重要な話し合いなどのシーンで、「音声証拠を残すため」の使い方も近年話題になることが多いです。

こういった「音声記録」に使う場合は、会議中に机の上にさりげなく置いたり、胸ポケットに入れられるようなコンパクトなモデルを選ぶとよいでしょう。細身のスティック型やペン型デザインの製品もあります。

また、マイクの角度を調整できるモデルだと、大勢の座談会から1対1のピンポイント録音までシーンに合わせて対応可能。あとで「テープ起こし」をするときは、再生速度を調整できる「ピッチコントロール」機能が付いているものが便利です。

マイクの角度を可変できるモデルも

マイクの角度を可変できるモデルも

なお、録音品質にこだわるという使い方でもないので、録音フォーマットは必要最低限でMP3に対応していればよいでしょう。価格帯で言うと3,000〜10,000円が目安の、スタンダードなモデルを選べば大丈夫なはず。

オリンパス「ボイストレック VN-541PC」

オリンパス「ボイストレック VN-541PC」

パナソニック「RR-XP009」

パナソニック「RR-XP009」

【2】楽器演奏や自然音を生録する「高音質録音」に使う

続いてご紹介したいのが、環境音を高音質に録音する、いわゆる「生録」での用途です。楽器演奏を録音したり、山の自然音や電車の走行音を集音して、その音質クオリティを楽しむ「生録マニア層」のこだわりには深いものがありますね。

録音品質にこだわるなら、やはり高音質モデルを選ぶべき。非圧縮音声のリニアPCM方式(WAVなど)、ひいてはハイレゾ品質で録音できるものを選ぶと満足度アップにつながるでしょう。近年、96kHz/24bit以上のハイレゾスペックで録音できる製品も増えています。ちなみに、リニアPCM方式での録音に対応する高音質ICレコーダーを「リニアPCMレコーダー」と呼称することもあります。

また、マイク角度の切り替え仕様も大事です。左右のマイクが外側を向いた「A-B方式」で広がりのあるサウンド、反対に左右マイクが内側を向いた「X-Y方式」でねらったポイントのサウンドといった具合に、利用シーンに合わせて集音スタイルを使い分けられる製品を選ぶとよりよいでしょう。

ソニー「PCM-A10」

ソニー「PCM-A10」

TASCAM「DR-05 VER3」

TASCAM「DR-05 VER3」

ZOOM「Handy Recorder H1n」

ZOOM「Handy Recorder H1n」

【3】ラジオ&録音再生機能で勉強する「語学学習」に使う

3つめは「語学学習」での利用です。この場合は、ラジオ受信とその録音・再生に対応するICレコーダーを選びましょう。ICレコーダー本体で受信したラジオの語学学習チャンネルをそのまま録音し、それを何度でも再生して学習できます。

なかには“ラジオ学習用”とうたわれている製品もあり、再生速度を調整できる「ピッチコントロール」機能や、指定した個所を繰り返し再生できる「リピート再生」機能などに対応するモデルも多いです。発音練習・学習をしっかりサポートしてくれる機能性をチェックして、製品を選びましょう。

パナソニック「RR-XS470」

パナソニック「RR-XS470」

ソニー「ICZ-R110」

ソニー「ICZ-R110」

ICレコーダーのスペックチェックポイント

ここまでは、「音声記録」「高音質録音」「語学学習」という3つのシーンに合わせたICレコーダーの選び方をご紹介してきました。ここからは、どんなICレコーダーにも共通するスペックのチェック点を解説します。製品選びの際には、以下のポイントを押さえておくとよりよいです。

▼記録メディア

収録音声をデジタルファイル化してアーカイブできるICレコーダーは、そのほとんどが本体に「内蔵メモリー」を搭載しています。下は2GBから上は16GB以上の大容量モデルまであります。

さらに、外部から出し入れ可能な「SDメモリーカード」への記録に対応する製品も。長時間録音する場合や、高音質録音を行うニーズがある場合は、内蔵メモリーの容量を踏まえたうえで、SDメモリーカード記録にも対応している製品を選ぶと安心。

▼駆動方式

続いてチェックするのは「駆動方式」。昔ながらのスタンダードな電池駆動のほか、近年はバッテリー内蔵でUSB充電に対応するICレコーダーも増えてきています。電池とUSB充電の併用に対応するモデルもあるので、自分のスタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。

▼録音形式

上述の通り、演奏や自然音の高音質録音を行う場合は、「録音形式」の確認が必須です。非圧縮のリニアPCM形式(WAVなど)、ひいてはハイレゾ形式で録音できるモデルを選ぶと満足度アップにつながります。反対に、会議の議事録や語学学習で使うのがメインの場合は、録音形式は気にせずに選んでOK。なお最近は、ビジネス用途がメインのモデルながら、リニアPCM録音に対応しているような製品もあります。

さらに、記録メディア・駆動方式・録音形式との関連で、「録音可能時間」がどれくらいなのか目安を確認しておくといいですよ。

▼パソコン接続方式

ICレコーダーで録音した音声をパソコンに取り込んで保存しておきたいというニーズも多いと思います。そこで、「パソコンとの接続方法」もチェックしましょう。付属のUSBケーブルを使ってスマホのように接続する製品もあれば、ICレコーダー自体にUSBポートが付いていてパソコンと直接接続できるものもあります。

収録音声をパソコンに取り込むことが多いなら、USBポートに直接接続できるタイプが使いやすい

収録音声をパソコンに取り込むことが多いなら、USBポートに直接接続できるタイプが使いやすい

いかがだったでしょうか? ひと口にICレコーダーと言っても、利用シーンによって適した製品はさまざま。ぜひ自分にとって最適なICレコーダーを選びましょう!

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価格.comマガジン編集部

価格.comマガジン編集部

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