レビュー
ネットワークスピーカーの大本命!?

高音質+拡張性がすばらしい「Sonos One」「Sonos One SL」「Sonos Amp」で定額音楽配信サービスを楽しむ

米国の音楽リスニング用スピーカーSonos(ソノス)について、みなさんご存じだろうか。デジタルガジェットや海外の音楽カルチャーに精通している人なら“Sonosの名前は知っている”かもしれないが、“所有して家で愛用している”という日本人は少数だろう。僕も海外取材をしてくうえで“海外でSonosが流行っている”と頻繁に耳にしてきたが、日本で発売していないので技適の都合上使えないし、本格的に触れる機会もなかった。

そんなSonosが日本上陸を果たしたのは昨年2018年秋。最初はアパレル業界のBEAMSとコラボして販売をスタートし、2019年の現在はオンラインを中心に販売チャンネルを拡大。海外では2005年から存在するシリーズなので、随分遅れて日本での展開が始まった。

では、Sonosはどんな製品というと、定額音楽配信サービスのリスニング向けに世界中で大ヒットしているWi-Fi接続対応のスピーカーだ。現在日本で発売中の主力モデル「Sonos One」はワンボディで、2ウェイスピーカーを内蔵した一体型スピーカー。

定額音楽配信サービスと相性抜群なSonosスピーカー

定額音楽配信サービスと相性抜群なSonosスピーカー

「Sonos One」の外見はBluetoothスピーカーにも似ているが、Sonos製品はすべてBluetooth接続には対応しないし、バッテリーも内蔵しない。つまり、“スマホでお手軽に音楽を聴こう”的なコンセプトではない。Sonosの立ち位置は家庭内で高音質にBGMとして流す、ルームオーディオだ。日本でも数年前からホームオーディオやコンポがWi-Fiを搭載して定額音楽配信サービスの対応を始めているが、その世界的な先駆けがSonosとも言えるだろう。

Sonosの製品ラインアップにはスタンダードにあたる「Sonos One」(公式サイトの税別価格で23,800円)、10月14日に発売した「Sonos One SL」(21,800円)、大型モデルの「Play:5」(58,800円)、そしてオーディオアンプと一体化した「Sonos Amp」(70,800円)、サウンドバーの形をした「Beam」(46,800円)などがある。

今回はこのうち「Sonos One」「Sonos One SL」「Sonos Amp」を用意して、音楽リスニング目的でのSonosの世界をレビューしていこう。

1台で使っても高音質! Sonosのスタンダード「Sonos One」

まずは「Sonos One」の単体からレビューしてこう。「Sonos One」の本体は161.45(幅)×119.7(高さ)×119.7(奥行)mmと、カジュアルな音楽リスニングとしては少し大きめサイズのボディ。音楽再生のソースはWi-Fi(IEEE802.11b/g)と有線LANのみというネットワーク特化モデルだ。

ワンボディのスピーカーとしてはやや大柄の「Sonos One」

ワンボディのスピーカーとしてはやや大柄の「Sonos One」

2.4GHzのWi-Fi内蔵のほかに有線LAN端子を搭載

2.4GHzのWi-Fi内蔵のほかに有線LAN端子を搭載

製品のセットアップはスマホの専用アプリを操作。Wi-Fiアクセスポイントを登録し、音楽を聴く部屋を登録(今回は“ダイニングルーム”にセット)。そしてスマホのマイクを利用して部屋の音響特性を計測・サウンドチューニングを行う「Trueplay」を実行するまでがセットアップの最初の流れだ。

スマホアプリからセットアップ

スマホアプリからセットアップ

部屋の音響特性を計測して音質チューニングを行う「Trueplay」は他のオーディオ機器にはない機能だ

部屋の音響特性を計測して音質チューニングを行う「Trueplay」は他のオーディオ機器にはない機能だ

続いて聴きたい音楽配信サービスを登録。日本でメジャーな選択肢はSpotify、Amazon Music、Apple Music、YouTube Musicなど。日本語対応サービスを含む50種類以上のサービスに対応している。AppleデバイスでもないのにApple Musicが対応サービスに含まれているあたり、海外ではメジャーなSonosの影響力の大きさが現れている。

利用する音楽を設定。今回はAmazon Musicを利用

利用する音楽を設定。今回はAmazon Musicを利用

これでセットアップ完了。アプリからの音楽操作は、アーティストやアルバム、プレイリスト再生と一般的な音楽プレーヤーアプリに近い。ただ海外で特に評価されているポイントは複数の定額音楽配信サービスを登録しておけば横断検索ができることで、楽曲ラインアップに応じてアカウントを使い分けする必要がないというメリットがある。本体からは一時停止や音量などの操作も可能だ。

なお、Amazon Alexaによる音声操作で音楽を聴くことももちろん可能。ただし、Amazon Musicでは別のデバイス扱いになり再生できないこともあったので、使い分けをしっかり決めておきたい。

音楽アプリの操作性は完成度高し。音楽配信サービスの横断検索対応が特徴

音楽アプリの操作性は完成度高し。音楽配信サービスの横断検索対応が特徴

本体上部のボタンは再生/停止は曲送り、音量操作に対応

本体上部のボタンは再生/停止は曲送り、音量操作に対応

「Sonos One」の音楽を聴き始めると予想外に音がよいのだが、先に断っておきたい注意点がある。「Sonos One」では設置の際に「Trueplay」で部屋の音響特性を測定するが、その効果は設置後に音楽を流しているうちに最適化されていく。実際、「Sonos One」を本当の設置した直後は音の帯域バランスが今ひとつだったが、何時間も経過した後にはずいぶんよくなった。レビューは、設置後しばらくした後のサウンドだ。

「Sonos One」のサウンドをチェック

「Sonos One」のサウンドをチェック

あいみょんの『空の青さを知る人よ』を聴いてみたが、ボーカル帯域にあたる中域に音の厚みと解像感をもたせたサウンドで、若干音に硬さのあるタイプ。歌声の表現は深みをもって再現されるし、アコースティックギターの音色のセパレーションも良好。スピーカー構成はモノラル再生だが、一定の音の広がりをバランスよく鳴らす。低音も最適化が進んだ後は硬質なタイプで、少し強めの鳴り。King gnuの『白日』を聴いても、小さめの音量のボーカルも丁寧な質感を維持し続けるし、楽器の音のクリアネスも確保されている。米国のスピーカーなのでBoseのような重低音志向を想像しがちだが、真逆で「Sonos One」はモニター系に近いストレートなサウンドだ。

公式サイトの23,800円(税別)という価格を考えると、価格以上に高音質というのはセールスポイントとなりそうだ。

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