ダイナミック型のドライバーを搭載したカナル型イヤホン「T20」。ドライバーには、リング状のボイスコイルをふたつ配置したDualCoilドライバーを採用。ボディはステンレススチールとなっており、メタルインジェクション(金属粉末射出成型)によって成型されている。手で持つとイヤホンとしては重量感があるが、耳に装着するとスッポリとはまりフィット感の高いモデルとなっている。再生周波数は16Hz〜40000Hz。インピーダンス16Ω。感度90dB。発売は2015年夏頃。想定売価は3〜3.5万円。
RHAダイナミック型のドライバーを搭載したT20
工作精度が高いハウジング。耳に装着するとすっぽりとおさまり、肌触りも悪くない
「DHARMA D1000」はオープンエアー型のヘッドホン。高音域には同社のスーパーツイーターで採用された「Self Biased ElectroStatic Loudspeaker」(セルフバイアス式静電スピーカー技術/SBESL)を、低音域には和紙の製造技術を用いた50mmのダイナミックドライバーを使用し、再生周波数は15Hz〜50kHzまでのワイドレンジに対応している。価格は15〜20万円を予定。今夏の発売予定となっている。
ENIGMA ACOUSTICS「DHARMA D1000」
ハウジングは高剛性アルミニウムによる頑丈な仕上がり。ケーブルは着脱式となっている
ENIGMA ACOUSTICSは、真空管ヘッドホンアンプ「Athena A1」も用意していた。入力段真空管として、電源部整流管6CA4のほか、双三極管12AU7/ECC82を配置。出力段にはMOSFETとBJT(バイポーラTr)をA級動作で組み合わせている。入力はRCA(アナログアンバランス)、出力は6.3mmステレオジャック。価格は20〜25万円。発売は夏頃。
ENIGMA ACOUSTICS「Athena A1」
両側面には透明のパネルが使用されており、内部がすけて見える作りとなっている
オラソニックは、バランス型ヘッドホンアダプター「NA-BH1」を展示。駆動力の大きいアンプ側スピーカー出力を利用して、バランス出力対応ヘッドホンを鳴らしきるというモデル。入力は28W+28W(8Ω)。フロントにはヘッドホン用バランス出力としてメジャーな5種類のコネクタを装備。各メーカーのバランスヘッドホンと接続できるのが特徴だ。そのほか、スピーカー用パススルー端子を備えるほか、オン/オフスイッチも搭載し、ヘッドホンとスピーカーを切り替えて活用できる。
フロントに5種類のバランスコネクターを搭載している
背面の様子。スピーカー切り替えスイッチを境に、右側に入力用、左側にスピーカー出力用のコネクタが用意されている
「BlueBuds X2」はスポーツ向けのBluetoothイヤホン。「BlueBuds X」の後継モデルで、フィット感を改善した。イヤーフックの形を細長な形状にし、先端部の厚みを増すことで、耳から外れにくくしている。また、汗が付いても汚れにくいという素材を使用している。イヤーチップは2タイプ(遮音性の高いものと低いもの)3サイズ(S/M/L)。そのほか、音質に関する仕様は従来モデルと同じ。発売は夏頃。価格は未定だが、「BlueBuds X」と近い価格を想定しているという。
豊富なカラーバリエーションをラインアップする
イヤーフック
「CONTINENTAL」は、Philipsの真空管「61112」を2つ備えたデュアルモノ構成のUSB DAC/ヘッドホンアンプ。真空管は交換可能。PCMは最大384kHz/32bit、DSDは2.8MHzに対応。DACはWolfsonのWM8741。なお、本体には、ゴリガラスをはめ込んだ窓が用意されており、内部の真空管が見える作りとなっている。
Philipsの真空管「61112」を2つ備えたCONTINENTAL
ブラックとシルバーの2色展開
Windows/Mac対応のメディアプレーヤーソフト「AudioGate」のiOS版アプリ。iOS8以降(iPhone 4S〜iPhone 6)に対応しており、デスクトップ版とそん色ない再生エンジンを採用することで、モバイル環境でも高音質での再生を実現した。PCMは192kHz、DSDは11.2MHz(DoP)まで再生可能。アップサンプリング機能も搭載する。ユニークなのは、クラウド(AirDrop、iCloud Drive、Dropboxなど)から楽曲をインポートできる。
Apple Watchとの連携も可能な「iAudioGate」。ブースでは実際にその模様が披露された
販売価格は未定
RATOCは、CDリッピング向け5インチドライブケースを参考出展。展示機には大型のフットが使われており、制振性を高めたものになっていた。ドライブは別売で、推奨メーカーはパイオニア。PCとの接続インターフェイスはUSB 3.0/2.0。
専用のフットが用意されている