毎週発売される新製品の中から注目度の高い製品を、さまざまなカテゴリから横断ピックアップして紹介する連載「今週発売の注目製品ピックアップ」。今週は、ソニーのハイレゾ再生対応のウォークマン「NW-ZX100」「NW-A20」シリーズや、NTTドコモのスマートフォン「arrows Fit F-01H」(富士通製)が登場。
・2015年10月10日(土)発売
「NW-ZX1」の後継機種と位置づけられるモデル。音質面では、独自開発のフルデジタルアンプをハイレゾ音源に最適化した「S-Master HX」を搭載しており、より繊細で力強いサウンドを実現。圧縮音源をハイレゾ相当(最大192kHz/24bit相当まで拡張)にアップスケールする「DSEE HX」も搭載した。Bluetooth経由で、従来技術と比べて最大約3倍の情報量を伝送できる高音質コーデックLDACもサポートする。
本体は幅約54.4mmで、手のひらに自然となじむスリムなフォルムを採用。アルミ素材の削り出しによって、本体をかたどるフレームや基板などを支えるシャーシを一体化した構造を施した。また、背面のシャーシに銅・金メッキを施したステンレス鋼板を重ね合わせることで、シャーシとオーディオ基板との間の接触抵抗を最小化。これにより、クリアで力強い低音域再生を、ノイズを少なく安定して表現する。
また、ハイレゾ対応デジタルノイズキャンセリング機能を本体に搭載。別売りのノイズキャンセリング機能搭載ヘッドホン「MDR-NW750N」と組み合わせれば、ハイレゾ再生とノイズキャンセリング機能の両方を利用して、楽曲を楽しめる。さらに、バッテリー性能を向上させた点も特徴。従来機種「NW-ZX1」と比較して、「NW-ZX100」は、従来比2.8倍となる約45時間(ハイレゾ音源再生時)/約70時間(MP3音源再生時)の長時間再生が可能だ。
このほか、内蔵メモリーは128GBで、microSDXCメモリーカードをサポート。ディスプレイは、3型WQVGA液晶(400×240ドット)を搭載。再生可能なフォーマットは、MP3、WMA、ATRAC、ATRAC Advanced Lossless、リニアPCM(WAV)、AAC、HE-AAC、FLAC、Apple Lossless、AIFF、DSD。Bluetoothのバージョンは3.0、対応プロファイルはA2DP、AVRCP、OPP、対応コーデックはSBC、LDAC、apt-Xをサポートする。
本体サイズは53.8(幅)×119.5(高さ)×14.8(奥行)mm、重量は約145g(バッテリー含む)。ボディカラーはシルバーの1色のみ。
・2015年10月10日(土)発売
小型・軽量のハイレゾウォークマン「A」シリーズの新モデル。ハイレゾ対応デジタルノイズキャンセリング機能を搭載しており、「NW-A27HN」「NW-A26HN」「NW-A25HN」の3機種には、ハイレゾ対応デジタルノイズキャンセリングイヤホンが同梱されている。
音質面では、ハイレゾ音源に最適化した独自開発のフルデジタルアンプ「S-Master HX」を搭載し、繊細で力強いサウンドを実現。また、圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケールする「DSEE HX」を備えるほか、Bluetooth経由でも従来の最大約3倍の情報量を伝送可能な高音質コーデックLDACに対応する。
再生可能なフォーマットは、MP3、WMA、ATRAC、ATRAC Advanced Lossless、リニアPCM(WAV)、AAC、HE-AAC、FLAC、Apple Lossless、AIFF。Bluetoothのバージョンは3.0で、対応プロファイルがA2DP、AVRCP、OPP、対応コーデックがSBC、LDAC、aptX。
バッテリー駆動時間は、MP3 128kbps再生時のNC(ノイズキャンセリング)機能オンで43時間、MP3 128kbps再生時のNCオフで50時間、FLAC 192kHz/24bit再生時のNCオンで27時間、FLAC 192kHz/24bit再生時のNCオフで30時間。Bluetooth利用時のバッテリー駆動時間は、SBC(接続優先)のMP3 128kbps再生時で23時間、LDAC(標準)のFLAC 96kHz/24bi再生時で16時間。
このほか、2.2型カラー液晶(320×240ドット)を搭載。FMラジオを内蔵する。microSDカードスロットを備えており、microSDXCメモリーカードに対応。本体サイズは43.6(幅)×109(高さ)×8.7(奥行)mm。重量は約66g(本体のみ)。
ボディカラーは、64GBモデル「NW-A27HN」がチャコールブラックとシルバーの2色、32GBモデル「NW-A26HN」がビリジアンブルー、チャコールブラック、ボルドーピンク、シルバーの4色、16GBモデル「NW-A25HN」「NW-A25」がビリジアンブルー、シナバーレッド、チャコールブラック、ライムイエロー、ボルドーピンク、シルバーの6色。
・2015年10月7日(水)発売
NTTドコモの2015-2016冬春モデルのスマートフォンとして、「arrows Fit F-01H」(富士通製)が登場する。1280×720ドット表示の5.0型有機ELディスプレイを搭載したモデル。OSは「Android 5.1」をプリインストール。本体の幅が69mmとスリムで、手にフィットして持ちやすく、片手でも使いやすいのが特徴だ。
バッテリー容量は2330mAhを採用し、ヒューマンセントリックテクノロジーによる独自の省電力技術で、3日持ち(実使用時間約77.7時間)を実現。また、急速充電に対応するほか、簡単に充電できる専用卓上ホルダーが同梱される。
ボディは、防水・防塵に対応するほか、落下によって画面が直接地面に当たりにくくする画面保護フレームや、傷に強いフロントガラス「Corning Gorilla Glass 3」を搭載。本体裏面は、傷に強いウルトラタフガードに対応する。さらに、米国国防総省の軍用基準「MIL-STD-810G」の14項目に準拠。耐衝撃、太陽光照射、塩水噴霧、高温、防塵などの試験をクリアし、落下による衝撃や、ビーチの高温環境などにも耐えられる。
機能面では、画面ONと認証が一度にできるスマート指紋センサー搭載。指紋認証とパスワードマネージャーとの連携で、WEBサイトログイン時のID/パスワードを自動する入力ことが可能だ。パスワード入力の代わりに、センサーを指でなぞるだけで、docomo IDのログインやドコモ ケータイ払いが行える。
このほか、ジャストシステムの高度な日本語変換システム「Super ATOK ULTIAS」を搭載。雑踏の中でも相手の声が聞きやすい「スーパーはっきりボイス4」、クリアで聞きやすい高音質レシーバー、手袋でも操作できる「手袋タッチ」などを備える。
性能面では、プロセッサーにクアッドコアの「MSM8916」(1.2GHz)を搭載。メモリー(RAM)は2GBを内蔵。ストレージは16GBで、microSDXCカード(最大128GB)にも対応する。カメラ画素数は、背面が810万画素、前面が240万画素。LTEの最大通信速度は、受信が150Mbps、送信が50Mbps。
本体サイズは69(幅)×141(高さ)×8.9(奥行)mm。重量は約149g。ボディカラーは、aka、kuro、shiro、midoriの4色を用意する。