低価格イヤホン“良品”コレクション
低価格イヤホン“良品コレクション”

リケーブルもできるイヤモニ風の低価格イヤホン「Auglamour R8」を聴いてみた!

最近では、5,000円以下で買える低価格なイヤホンでも、音のクオリティに高いモデルが増えてきた。ただ、外見の美しさや高級感も兼ね備えたモデルというと、選択肢は少ない。低価格イヤホン“良品コレクション”第8回は、音質だけでなく見た目の美しさも評判になっている低価格イヤホン「Auglamour R8」をレビューしよう。特にメタル合金ならではの丈夫で振動に強いハウジングは、価格以上のクオリティを感じさせる作りとなっている。

Auglamour R8

Auglamour R8

ワイドレンジ再生をリーズナブルな価格で実現

Auglamour R8は、中国の深センに本拠を置くAuglamour(オーグラマー)ブランドの最新モデルで、ダイナミックドライバーを搭載したカナル型イヤホンだ。1万本以上の販売数を記録した同ブランド初のイヤホン「R1」の経験を踏まえ、ワイドレンジ再生と広い空間表現を、リーズナブルな価格で実現したという。

これまでAuglamour R8は国内では販売されておらず、独自輸入した製品が一部出回る状態だったが、今回、イヤホン専門店「e☆イヤホン」が独占販売をスタートした。価格は4,500円(税込)。

メタル合金ボディで振動を抑制し、耐久性を向上

まず、シェルの作りから見ていきたい。シェル素材はメタル合金でできており、外観には樹脂素材がいっさい使われていないフルメタル仕様となっている。表面は細部にわたってキレイに仕上げられており、工作精度も高い。金属ならではのズシリと感じる重みがあり、低価格イヤホンの中では重めだ。重量を計測したところ、ケーブルなしの状態で15gほどあった。堅牢かつ振動にも強い作りと言えそうだ。

また、カスタムインイヤーモニターやユニバーサルタイプのインイヤーモニターの形とよく似ているのも注目だ。シェルのサイズこそ小さいが、フェイスプレートのような外側、丸みをもつ内側のフォルムなど、それらしいデザインがなされている。実際装着してみるとフィット感もよく遮音性も高い。

なお、カラーバリエーションとして、シルバーとブラック2色のシェルを用意。シルバーがヘアライン、ブラックが鏡面と、それぞれ表面処理を変えて仕上げている。

このほかの主な仕様は、再生周波数が10Hz〜25kHz、感度が108dB/mW、ドライバーが10mm高精細ネオジウムドライバー。

ブラックモデル。外側・内側のシェル。外側はフェイスプレートのようなデザインになっている

ブラックモデル。外側・内側のシェル。外側はフェイスプレートのようなデザインになっている

横から見たシェルは、丸みを帯びたフォルムになっている

横から見たシェルは、丸みを帯びたフォルムになっている

ノズル部。金属のメッシュが確認できる

ノズル部。金属のメッシュが確認できる

ケーブルなしの状態で重量は15gほどあった

ケーブルなしの状態で重量は15gほどあった

装着例。カスタムインイヤーモニターやユニバーサルタイプのインイヤーモニターとよく似ている

装着例。カスタムインイヤーモニターやユニバーサルタイプのインイヤーモニターとよく似ている

リケーブルに対応するのもポイント。付属アクセサリーも充実

このクラスの低価格イヤホンとしてはケーブルもしっかり作り込まれている。ツインツイストと呼ばれるタイプで、分岐前では四つ編み、途中からは左右ユニットに2本ずつ、ツイストされたもの。タッチノイズは少ない。コネクターは直付けではなくリケーブル可能な2ピンタイプ。ケーブルを変えて楽しむこともできるのはうれしいところだ。

そのほか、付属のアクセサリーも充実しており、イヤーチップは2種5サイズ。イヤーフック、ケーブルクリップのほか、樹脂ハードケースも付いている。なお、イヤーチップのフォームタイプとハードケースはカラーが複数あるとのこと。これはパッケージを開けてみないと何が入っているかわからないという。ちなみに、筆者の元に届いたサンプル品は、ブラックのハードケースとイエローのイヤーチップだった。ブルーのハードケースとイヤーチップの場合もあるという。

ケーブル周りの作りもしっかりしている

ケーブル周りの作りもしっかりしている

イヤーチップは5種類が付属。4種類はラバータイプ。1種類はフォーム素材

イヤーチップは5種類が付属。4種類はラバータイプ。1種類はフォーム素材

ペリカン風ケース、イヤーフック、ケーブルクリップ

ペリカン風ケース、イヤーフック、ケーブルクリップ

音質インプレッション

Astell&Kernのハイレゾポータブルプレーヤーである「AK Jr.」を使用して試聴を行った。

低価格イヤホンながらこもりのないクリアなサウンドで、音の傾向としてはミッドレンジが際立ったややかまぼこ型。マイクとの距離感が少しばかり感じられるが、自然なトーンで聴こえてくる落ち着いたボーカルが印象的だ。音の広がりも感じられるため独特なライブ感がある。

低域は量感多めに出ており、線が細くなりすぎていないのもいい。高域の表現がほかの帯域に比べて弱いところもあるが、この価格帯の中では及第点だろう。粗めで歪みも少なくはないが、雰囲気よく楽しめるサウンドになっている。

まとめ

低価格イヤホンは価格が抑えられている半面、思い切った仕様を採用する製品が多い。音質は重視するものの、デザインや装着感がもうひとつというものも少なくない。割り切ったところが低価格イヤホンの面白いところではあるが、今回紹介したAuglamour R8は、低価格イヤホンの中では比較的隙がない製品だ。音質、デザイン、装着感のどれを取っても、競合価格帯の中では平均を上回るクオリティを実現していると思う。さらに、MMCXコネクターではないにしろリケーブルに対応するなど、ケーブルを変えて楽しめるのも特徴。低価格イヤホンではレアな存在だ。

音に関しては価格なりの面はもちろんあるものの、総合的な完成度にすぐれており、同価格帯ではトップクラスのクオリティと言っていいだろう。スマートフォンやプレーヤーに付属するイヤホンから初めて買い替えるのであれば、満足感の高い1台になるのではないだろうか。

銭袋秀明(編集部)

銭袋秀明(編集部)

編集部の平均体重を底上げしている下っ端部員。アキバをフィールドワークにする30代。2015年4月、某編集部から異動して価格.comマガジン編集部へ。今年こそ、結果にコミット!

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