仕事と育児と家事に明け暮れる筆者は、三度の飯より簡単に使える便利な道具が大好き。なかでも、掃除に手間がかかる面倒な部分を簡単にキレイにしてくれる掃除用品はサイコーです! というわけで、目下チェックしているのは高圧洗浄機。CMや雑誌でその機能を見るたびに、ダンナ(財布)の近くで「いいよね〜、スゴイよね〜」とつぶいていました。しかし、音がうるさい、値段が高い、起動が面倒だろうという理由で却下。諦めきれず「どこかに近しい商品はないかな〜」と探していたところ、ありました。手動の水圧で放水できて電源不要、タンク量も5Lまで使えるという、その名も「どこでもポンピングウォッシュ 5L 手動式加圧ポン」。
ショルダーストラップ付きで小回りもよさそう。騒がしい電気音もないし、何より2,000円以下というお手ごろ価格が魅力です! というわけで即ゲットしました。
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大人が背負うとこんな感じ |
タンクのサイズは直径175mm×高さ445mm。身長170cmの大人が持つとこんな感じになります。農薬散布を連想させますね。本体の重さは960gなので5Lの水を入れると約6kg。大人なら持ち運べる重さですね。
では、実際にチャレンジ。
1. まずは使用前にハンドルの下にある減圧バルプを上に引き、タンク内に残っているの空気をすべて抜きます。
2. ハンドル部を左に回し、本体から抜き取ります。
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ハンドル下の減圧バルブを引き上げます |
3. タンクの側面にある5Lのラインまで水を入れ、しっかりハンドルを閉めます。
※ここで水を入れ過ぎると圧力がかからず水の出が悪くなるとのことなので注意。
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5Lのラインまで水を注ぎます |
4. ハンドル部を手で上下にシュポシュポと押しながら、タンクに圧力をくわえます。
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ハンドルを上下に動かします |
圧力をくわえるほど固くなっていく感触は、自転車に空気を入れる作業に近いイメージ。加圧メーターはないので自己判断ですが、加圧し過ぎると水があふれてくるそうです。
5. スプレー部分を持ち、手元のレバーを押すと水が吹き出す仕組みです。また、レバーを押したまま、ノズル側にスライドさせると固定することができます。
スプレーノズル先端のねじを調整することで、ストレート、シャワーと噴射スタイルが無段階で調整できます。ストレートは思ったより力強く、シャワーの水圧はソフト。噴射の様子は動画で確認してみてください。
噴射スタイルはノズル先端で調整します。こちらはストレート
こちらがシャワー
今度は、汚れたマイカーのホイールを、どこまでキレイに掃除できるか挑戦してみました。
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洗う前の汚いホイール |
最初はシャワーで流しましたが、水圧が足りなくてイマイチ。ストレートに変えて汚れた場所をピンポイントで噴射したところ、キレイに汚れを落とすことができました。やはり水量は少ないですが、電源がいらないので場所を選ばず使えるのがいいですね。また、水道につなげたホースだと、何も考えずにジャバジャバ使ってしまいますが、5Lという制限があるので水道代の節約にも! 水圧が弱くなったら、改めてハンドルを上下に動かし、圧力をくわえればOKです。
作業した日はとても暑かったので、最後に息子の洋服の上からシャワーすると「気持ちいい! もっとやって〜」と大騒ぎ。真夏は熱射病対策のミストシャワーにも使えそうです。海水浴や川遊びでは、海水や川の水を洗い流すのに重宝しそう。思いのほかマルチに使えそうな「どこでもポンピングウォッシュ 5L 手動式加圧ポンプ」でした。