みなさんは日ごろ、缶詰って食しますか? ツナ缶とかさば缶とか、いろいろ種類がたくさんありますよね。最近は「缶詰バー」なんていうのも登場していて、缶詰の魅力が見直されている気がします。筆者はよく、つまみ系の缶詰と一緒に晩酌をしています。今ハマっているのが、コンビーフの缶詰。なかでも、筆者の定番はノザキのコンビーフです。昔ながらのレトロなパッケージが特徴で、付属のピンでクルクル回しながら開封するのもなんだか古くさくて好き。そのコンビーフにマヨネーズとコショウを振りかけて食べるのが、筆者の一番好きな食べ方です。
で、このコンビーフについてなんとなく調べてみたら、なんと山形牛を使った高級バージョンがあることが判明。これは食べてみるしかないと(缶詰のくせに1000円!? と思いましたが…)今回購入してみました。
高級感がある黄金のパッケージ。それに、「山形県産牛」の緑帯がまたいい感じに入っています。開封方法は通常版と同じで、付属のピン(巻き取り鍵というそうです)を開封口に巻き付けてクルクル回しながら開封します。
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こんな感じで巻き付け、後はクルクル回すだけ(通常版も山形版も同じ開封方法) |
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きれいな形で取り出せました! |
ちなみに、どうしてコンビーフの缶詰が台形なのか知っていますか? これは枕缶と呼ばれる形なのですが、面積が大きい側から肉を詰めることにより缶の中の空気を抜いて肉の酸化を防ぎ、保存性を高める効果があるためだそうです。丸型の缶を採用したコンビーフも販売されたことがありましたが、やはり枕缶の人気が圧倒的に高く、今に受け継がれているそうな。
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手前が山形県産牛コンビーフ、奥が通常版のコンビーフ |
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半分に切って、中身を比較。若干、山形牛(右)のほうがお肉の粒が大きいように思います |
いざ、開封して中身を比較してみると、気持ち山形牛のほうがお肉の粒が大きいのが分かります。肉をほぐしてみてもご覧のとおり。
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ほぐした状態で比較すると、ご覧のとおり |
実際に食べてみると…。通常版のコンビーフのほうが、ゼラチン質が多く味も濃いめでした。山形県産牛のほうは控えめな味わいで、かめばかむほど味が出てきます。うん、確かに高級感が違う! しかも、この山形県産牛コンビーフは、すべてが手作業で作られているそう。手詰めでほぐし肉を詰めているのにも素材への配慮が感じられます。
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原材料にも山形県産牛の文字がしっかり記載 |
筆者はこのままでも十分においしく感じましたが、アレンジ次第では何ランクもアップしそうに思いました。パテや、ピザ、トーストにも合いそう。通常版のコンビーフよりも若干お高めですが、お肉の味わいをもっと感じたいのであれば試してみて損はないかと思います。
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でも、やっぱりこの食べ方が一番好きです |