今年、明治の「The Chocolate」という板チョコレートが流行したのを皮切りに、高級な板チョコが注目されていますね。筆者は昔からリッチな板チョコが大好きだったので、ここぞとばかりにおすすめの高級板チョコをご紹介する、というのが今回の企画です。
今回はこちらの、9ブランド11商品をセレクト。甘美な世界を楽しめるチョコたちです
高級板チョコというと、カカオの量が多く、ダークで深い味わいという傾向が強いのですが、そんな中でも味わいや口当たりのいい商品を独断と偏見で選びました。今回はコンビニや大手スーパー、そしてネット通販でも買えるブランドチョコを集めてきましたよ。本音を言えば、子供の頃の夢「板チョコの銀紙をバリバリ破いてそのままパキっと口で割って食べる」をかなえられて幸せです。
軽やかな熟成感「ビビッドミルク」(左)と魅惑のうま味「ジャンドゥーヤ」です
明治「The Chocolate」
ビビッドミルク:容量:50g カカオ54% 1箱あたり301kcal 237円(税別)
ジャンドゥーヤ:容量:50g カカオ51% 1箱あたり308kcal 237円(税別)
最初は2017年のヒット商品にもなった、明治の「The Chocolate」。明治といえば100円で購入できるおなじみの板チョコが有名ですが、高級志向にこだわったこのシリーズは多彩なラインアップとこだわりの製法、そしておいしさで人気になりましたよね。今回は個人的に大好きな2種類をセレクトしました。
1枚に3つの板チョコが個別梱包(こんぽう)で入っています
「ビビッドミルク」などは形状もこだわった形をしています。形状が違うことでそれぞれ口当たりや味わいもまったく異なってきます。名前のとおりミルク感もたっぷりで、ちょい甘めなチョコが食べたいときはおすすめ。
「ジャンドゥーヤ」はシンプルな形状で真ん中にヘーゼルナッツが入っています
「ジャンドゥーヤ」は真ん中にヘーゼルナッツの層が入っており、これがまた味わいを深くしています。おしゃれなパッケージ裏面には味わいのグラフが描かれており、食べたい気分で選ぶときに助かりますよ。高級板チョコの入門編としておすすめです。
200gに1114kcalというボリューム!
MONOPRIX CHOCOLAT NOIR ダークチョコアーモンド
容量:200g カカオ:50% 1箱あたり1114kcal 498円(税別)
最近は大手スーパーでも海外のチョコレートを販売していることが多くなりましたよね。そんな中、イオンが販売を始めたのがフランスの大手スーパー「MONOPRIX」のオリジナルチョコレート。いわゆるプライベートブランド(PB)商品です。
やはり海外製ということで、ボリューム満点のパッケージとお値段なのですが、日本の板チョコにはない味わいを楽しめるのでおすすめです。残念ながら価格.comにはないのですが、イオンのネットスーパーでも購入できますよ。
まーデカい! そして重い! 海外製はこうでなくっちゃ!
とにかく目をひく巨大なパッケージです。日本製の板チョコの4倍、200gという大容量に1箱1114kcalという恐ろしいカロリー! このボリュームには訳がありまして、こちらアーモンド入りの板チョコなんです。それもまた大きなアーモンドがごろごろ入っております。
この大きさ! お皿からはみ出しちゃいました
ガリっという食感がたまらないアーモンドがたっぷり入っています
カカオは50%とちょうどよい感じであまり濃さは感じないのですが、ぎっしり詰まった感とアーモンドの歯ごたえでとにかくおなかいっぱいになるチョコレートですよ。たっぷり食べられるのが板チョコの醍醐味(だいごみ)ですよね。
緑のパッケージが鮮やか。お値段も比較的お手頃です
CASINO Bio 有機ダークチョコ カカオ85%
容量:100g カカオ:85% 1箱あたり600kcal 298円(税別)
こちらもイオンで購入できる、フランスの大手スーパー「CASINO」の有機栽培にこだわったPB商品。しかもカカオ85%と群を抜いてダークチョコの味わいが楽しめる板チョコです。こちらもイオンのネットスーパーで購入できますし、海外食品を扱うスーパーなどでも見かけますよね。
シンプルな板チョコですが、味わいはかなり濃厚
その味わいの特徴はやはり濃厚さ。今まで缶コーヒーを飲んでいたところ、いきなり濃いーエスプレッソを飲まされたかのようなチョコの濃さが魅力です。寝る前に食べたら眠れなくなりそうな濃さですね。筆者は薄めの緑茶と一緒に食べるのが好きです。
今回はエクストラビターなノアーデノアーをチョイスしました
Cote D’or コートドール タブレット・ノアーデノアー
容量:75g×2 カカオ:54% 1箱あたり832kcal 600円(税別)
ベルギー産の人気板チョコといえば「コートドール」。こちらも多彩な種類の板チョコがあり、成城石井とかカルディとかでもよく見かけると思います。個人的にはここ十年来ハマっている板チョコです。なかでもノアーデノアーはカカオポリフェノール2,400mg含有と、コートドールの中でも最大含有なので、健康志向な方にもおすすめできますよ。
1袋に2枚入り! 1枚食べてももう1枚あるってのがうれしいです
厚みもあってなかなかのボリューム感
溝にそって1枚1枚が割れやすく食べやすいです。冷蔵庫でキンキンに冷やして食べるのがマイブーム
味わいはとてもダーク! 濃いです。でも口の中で溶けていくごとにその深みを堪能できるという感じですね。食感も硬く、薄い板チョコがちょっと物足りないという方にもおすすめです。
カルディオリジナルのフェアトレードチョコです。今回はカカオ70%をチョイス
KALDI カルディオリジナル フェアトレードチョコレート ダーク70%
容量:50g カカオ:70% 1箱あたり299kcal 185円(税込)
こちらはカルディオリジナルのチョコレート。ココアバターのみを使用したカカオ70%のダークチョコです。お値段もお手頃で、店頭以外にネットショップでも購入できますよ。パッケージは簡易包装で中に銀紙などないので保存には注意が必要ですね。
一見硬そうですが、口溶けもよく、とても食べやすい板チョコですよ
とてもシンプルな味ながらほどほどに厚みのある板チョコで食感もよく、そして濃くて深い味わいを楽しめます。
おしゃれなパッケージのタブレットです
JEAN-PAUL HÉVINタブレット 81% サシェ
容量:35g カカオ:81% 692円(税込)
JEAN-PAUL HÉVINタブレット アマンド サシェ
容量:35g 692円(税込)
今やチョコレート界のレジェンド、ジャンポールエヴァンの板チョコでございます。社内の差し入れに持って行ったら一目置かれちゃうかもしれません。そんな高級ショップでも割とリーズナブルに購入できるのが板チョコのいいところ。
ビター81%は木のようなスパイスの香りが漂います
アマンドはキャラメルの風味が味わえるミルクチョコレートです。どちらも秀逸!
容量は35gと少なめですが、やはり味は本物。この価格でジャンポールエヴァンのチョコを楽しめるお買い得品です。81%サシェ、はスパイスの香りがほのかに香ってビターな味の奥深さを演出してくれますよ。アマンドは一転してローストアーモンドとキャラメルのほのかな甘みが加わったミルクチョコレート。ちょっと甘い物食べたいわーってなときにバッチリの味です。現在価格.comでは品切れですが、復活し次第リンクを貼りますね。
100g量り売りのレダラッハ。今回は96gになりました
Läderach レダラッハ フレッシュチョコレート オレンジアーモンド
容量:100g 100gあたり本体価格 1,800円(税込 1,944円)
さてお値段も跳ね上がってまいりました。それでも食べてみたいスイスチョコの名店、「レダラッハ」の板チョコです。とはいっても都内で買える直営店は100g単位の量り売りとなっており、数枚のブロックで購入するような感じになります。10種類あるチョコはどれもアーモンドやフルーツの入ったチョコです。このナッツやフルーツの味もまたたまらないんですよね。ビターチョコに飽きたらおすすめ。
このように約25gのブロックが数枚パッケージされています
アーモンドは細かめですが、食感はサクサク。オレンジ風味が後味爽やかです
今回購入したのはオレンジの風味がきいたダークチョコ。ダークチョコの深い濃い味わいをオレンジがさっぱりとしてくれます。細かく刻まれたアーモンドのサクサク感も歯ごたえがよく、デザートに食べたいチョコレートですよ。ただこちらのブランドはまだネット通販をしていないようです。
かわいいパッケージの板チョコです
Chocolate Naïve シュガークリスタル ダークチョコレート
容量:55g カカオ:70% 1,080円(税込)
産地としてはちょっと珍しいリトアニア産のチョコレートです。明治の「The Chocolate」のパッケージにもあった「Bean to Bar」という、1つの工房でショコラティエが、カカオの買い付けからチョコの製造まで行う手間暇がかかったチョコレートです。
薄い板チョコですが、砂糖のシャリっとした食感が楽しめる不思議なビターチョコです
パッケージも見た目もかわいいですが、味はなかなかの本格派ビターチョコ。しかもナッツ類が入っていないのに、サクサクとした不思議な食感がするんですよ。正体は、精製されていない砂糖のシャリっとした食感なんだそうです。板チョコとしては不思議な食感ですし、お値段もお手頃なのでぜひ試してもらいたいです。ここもネット通販をしていません…すみません。
おしゃれなパッケージが目印です
CACAO SAMPAKA ロサス イ フレサス
容量:50g 1,512円(税込)
最後はスペイン王朝御用達のCACAO SAMPAKAから、バラの香りといちごのホワイトチョコレートを。ちょっとダークチョコに飽きてきましたよね。なのでそんなときはホワイトチョコですよ。見た目も華やかそしてバラの香りがほのかに香って、まさにスイーツなチョコレートです。
この鮮やかな色合いとバラの香りがすばらしいです。女子受け抜群ですよ
カカオバター30%のホワイトチョコの中に粒状のドライストロベリーがふんだんに入っていて、口溶けもよく後味も爽やかです。ホワイトチョコ独特の濃厚さが、バラの香りで抑えられていて食べやすいですよ。これ気をつけないと1枚ペロっと食べてしまうくらいの軽さです。パッケージもおしゃれなので、贈り物にもおすすめです。ただこちらも現在価格.comで品切れ中でした。復活したら貼りますね。
いかがでしょうか? 正直筆者も最初は「板チョコに千円も出せないよ!」と思っていた派だったのですが、食べてみると、その味の深みと口触り、そしてカカオの香りに完全に虜(とりこ)になってしまいました。板チョコはシンプルがゆえにチョコの香りや味をストレートに感じることができ、チョコって香りを楽しむものなんだなーと実感しましたよ。
なぜ高いのかについては、もちろんカカオの含有量が多いことで値段が上がるというのもあるのですが、調べてみると、その製法に手間暇をかけて作られているとのこと。これが高級板チョコのうまさの一番の理由ではないかと思います。手軽にできるプチ贅沢(ぜいたく)なので、香りと口溶けを楽しみながら疲れを癒やすのはどうでしょうか?
個人的にはコートドールが好きなのですが、今回の調査でCACAO SAMPAKAがかなり気に入ってしまいました。ネット通販はもちろん、高級スーパーにもあるので、見つけた際はぜひお試しください!
趣味も仕事もゲーム漬けだった人生から脱却を図り模索中。ホビーや生活雑貨記事などを書かせていただきます。