カツカレー。カレーライスととんかつという、国民的人気のメインディッシュであるこの2つを組み合わせた贅沢感満載のメニューですが、家庭で調理するにはそれぞれを作らなければならず、少々面倒。そこでスパイスメーカーのエスビー食品からこの秋発売されたこちらの商品を利用してみました。
なんとカツカレー専用のソースです。単にレトルトカレーをとんかつにかけるのとどう違うんだろう? という好奇心から目に留まった商品なのですが、食べて納得! カレールーではなくて、あくまでカツカレー用の“ソース”なのです。
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原材料チェック。カレーソースなので、カレーの具材が入っている訳でなく、ソース系の調味料がメインのようです |
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中身はいたって普通のレトルトパウチ。電子レンジか湯煎で温めるだけ |
レトルトパウチを温めた後、とんかつをオンしたライスにさらにオン。レトルトのせいもあるかもしれませんが、カレーのソースというよりも、とんかつソースのようにドロっとしているのが特徴です。
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カツの上にカレーライス風にドドンと。ソース状なのであまり広がりません |
そしてひと口含んでみてさらに納得。カレーではなく、明らかにカレー味のソースです。甘みがあって味噌カツのようなテイストでもあります。
メーカーの解説によると、すりおろしたリンゴやデーツというナツメヤシの果実、炒め玉ねぎやトマトで調味してあるようです。また、前述したドロっとしたとろみはサクサクとしたカツの衣の食感を損なわないためのものこと。味噌のように感じたのは、ローストしたガーリックで苦味と風味をつけ、大人向けの味わいにしているからのようです。
という訳で、こちらの商品はとんかつ×カレーライスにあらず。カレー風味のソースで味わうとんかつでした。カレーライスというよりも、味付けがカレー寄りのハヤシライスに近い感覚と言ってもいいかもしれません。残ったカレーを上からかけるというのとは違う、まさに専門店仕様のカツカレーが家庭で気軽に楽しめるカレーソースでした。