2月に入りましたね。バレンタインはもうすぐそこ。女性の皆さま、準備はお済みですか? 私事で恐縮ですが、私は今の同居人と連れ添ってから、今年で5度目のバレンタインデーを迎えます。5度目ともなると、そろそろ頭をもたげてくるのがそう、「マンネリ」「ネタ切れ」ですね。有名定番ブランドのチョコレートはほぼほぼ贈り尽くしてしまいましたし、不器用すぎて手作りなんてもってのほか。
というわけで、私はいつでも「本格的で」「かつユニークな」チョコを買うべく探し歩いております。そんな私が今年贈ることに決めたのは、こんなチョコレートでした。
広島県にお店を構える「Patisserie & Chocolaterie MATILDA(マチルダ)」が贈るギフトチョコレートです。お取り寄せ可能だったのでさっそくポチリ。同居人にプレゼントする分と、私が自分で楽しむ分の2つ注文しました。届いたのは手のひらに収まるサイズの、かわいらしい立方体の小箱です。
さっそく開けてみますと…
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あら、ごきげんよう |
なんともやさしげなアルカイックスマイルを湛えた、お美しい大仏様と目が合いました。まばゆい黄金の大仏様が「金のジャポネ」、渋いシルバーの大仏様が「銀のジャポネ」という商品名でございます。バレンタインの包装箱を開けたら大仏。文字に起こしてみると、とてもシュールです。でもいざ目の前にしてみると、そこはかとなく漂う神々しさに、そんなことはどうでもよくなってしまうのがまた不思議。「“仏”なのに“神”々しいのか?」とか気づいてしまったあなた、そのツッコミはそっと胸に納めてください。
せっかくなので味のレビューもいたしましょう。ワタクシ今ダイエット中なのですが、仕方ないですね。記事を書くためですからね。あー太っちゃうなー、本当は食べたくないなー、さーどっちを食べようかなー(ウキウキ)
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大仏様のご尊顔をかじるという背徳感 |
ワタクシ恥ずかしながら顎関節症でして、固いモノを噛むと左アゴの付け根がビキっときてしまうんですが、このチョコレートを前にそんな心配は杞憂でした。薄ーいミルクチョコレートの下にはやわらかなプラリネがたっぷり。銅像のような見た目(大仏なだけに)とは裏腹に、とってもソフトな食感でございます。
そして、口の中に広がるチョコレートの風味…
!!!
皆さまなんということでしょう。梅酒です! 「金のジャポネ」からは、香り高い梅酒の風味がいたします! チョコレートと梅酒という組み合わせ、不肖調査隊員K、生まれて初めて味わいました。とってもとってもおいしいです。梅酒の酸味とチョコレートの苦みが、両方の持つ甘みに引き合わせられて見事に融合しています。あれ? 私もしかして今すごくいいこと言いました? なんだかグルメライターっぽくないですか? とにかくすごくおいしいです。
これはもしやと思い、「銀のジャポネ」の方もムシャリ。(この時点で同居人のことはキレイさっぱり忘れています)
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おいしーい! |
なんと「銀のジャポネ」の方は抹茶でございます! お抹茶とチョコレートといえば、すでに万人に認められたベストカップル。チョコレートの甘みを抹茶の苦みがスッと引き締めて、落ち着いた味わいに昇華しています。ニュアンスの話にはなりますが、梅酒を使った「金のジャポネ」が「“オトナ”のチョコレート」なら、こちらの抹茶を使った「銀のジャポネ」は「“大人”のチョコレート」と言ったところでございましょうか。両方ともあっぱれです。
ちなみに大仏様をやさしく受け止めているのはフランス産の粒チョコレート。こちらもとってもおいしくて、もうちょっと、もうちょっとと次々つまんでしまいます。
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キャビアを思わせるつややかなチョコの中には、サクサクのパフがイン |
というわけで、うっかり両方とも食べてしまったので新たにチョコレートを用意しなくてはならなくなった私ですが、この「金のジャポネ」「銀のジャポネ」は両方とも自信を持ってオススメさせていただきます。見て楽しい、食べておいしい大仏様のチョコレート、あなたの大切な方へ贈るバレンタインギフトにいかがでしょうか〜? 目上の方へ贈る義理チョコなんかにもすてきかと思います!
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