マヨラーという言葉があるように、世の中にはマヨネーズが大好きな方が大勢います。上級レベルのマヨラーになると、メロンやりんごなどのフルーツにもマヨネーズをかけて食べるそう。お好み焼きやたこ焼き、唐揚げなどにかける程度の一般人な筆者には、フルーツにかけて食べるなんて大それた考えは浮かびませんでした。というか、聞いてもまったく味が想像できません。恐ろしい…。
最近は普通のマヨネーズだけでなく、たくさんの変わったマヨネーズをスーパーで見かけますよね。一般人からしても、どんなマヨネーズがあるのかちょっと気になるのが正直な気持ち。ということで、数あるマヨネーズ商品の中から気になるものを買ってそれぞれ比較してみました。
まずは、緑のパッケージと“わさび屋”の文字が特徴的な「わさび屋がつくったわさびマヨネーズ」。静岡県の伊豆にある山本食品という、わさび屋さんが作っているそう。
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中身もちゃんとわさびの色をしています |
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セロリでわさびマヨネーズを試食 |
わさびの辛味と風味がマヨネーズのマイルドさと混ざり合い、絶妙なバランスになっています。わさび特有の鼻につく感じもなく、クセになる味わいで、手巻き寿司やカルパッチョにも合いそう。メディアに多数紹介されているのにも納得がいきます。
お次はこちらのエスエスケイフーズの「SSK キムマヨ」。もうパッケージからわかるように、キムチ味とマヨネーズの夢のコラボレーション! この組み合わせがおいしくないワケありません。
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キムチの素(ツブツブ)がしっかり入っています |
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セロリと一緒に |
はい。すばらしいです! きちんとキムチの風味がマヨネーズに溶け込んでいて、お互いのじゃまをせずに相乗効果をもたらしています。今回は(セロリしか手に入らず)セロリと一緒にいただきましたが、お好み焼きや唐揚げ、エビマヨに使ってみたい商品。これをひとかけするだけで、まったく別の料理に変身しそうです。
次の商品はオーガニックの食材に定評のある、四万十・自給農の里から販売されている「たったひとつのマヨネーズ」。ネーミングから本気度が伝わってきますね。このマヨネーズの特徴は、最高級卵と称される神果卵を使用し、化学調味料、醸造アルコール、着色料、防腐剤などの化学合成物質をいっさい使用していないこと。オーガニックにこだわる人のためのマヨネーズと言っても過言ではありません。
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とてもクリーミーな食感 |
実にクリーミーな味わいです。酸味が非常に少なく、流通しているマヨネーズの特徴でもある、お酢のツンとした感じはまったくありません。セロリもやさしい味わいに。まさに、クリームのようなマヨネーズ。これは、パスタやピザなんかに合いそうです。
マヨネーズといえばやっぱりキユーピーですよね。最後は、キユーピーの高級マヨネーズとして登場した「卵を味わうマヨネーズ」をご紹介します。特徴は、同社が開発したエグロワイヤルという卵を使用し、熟成期間を設けているというところ。マヨネーズなのに熟成? と思うかもしれませんが、うま味成分に分解されるのを待つことでコクと深みが増すのだそう。
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かなり濃い色をしています |
実に濃厚で、生野菜はもちろん、ゆで卵や蒸かしたじゃがいもに合いそうな印象です。コクがあり、こってりとした卵の味わいがあるので、素朴な素材にピッタリ。瓶のパッケージもかわいく、そのまま食卓に出しても生活感がなくなんだかおしゃれ。値段が少しお高めなのが気になりますが…。
4種類のマヨネーズを食べてみて、こんなにもマヨネーズの味に違いがあるのかと驚きました。この中に気になったマヨネーズがあったらぜひ試してみてください。ついでにいろいろ調べてみると、ほかにもアボカドマヨネーズや梅マヨネーズなんかもあるようなので、まだまだ探求を続けてみたいと思います。